特別収容プロトコル:
SCPA- JP-01421は、12m x 12m x 12mの正確な寸法を持つ立方体の収容セルに安全に保管されます。セル内には人形を収容するための特製のケースが設置され、人形は常にその中に保管されなければなりません。収容セルは常に監視カメラによって監視され、人形が外部に出ることがないよう厳重に管理されます。SCPA-JP-01421のテストや取り扱いは、最低でも二名のレベル4以上の職員の許可が必要とされます。

説明:
SCPA-JP-01421は、見た目は普通の人形ですが、その異常性は外見以上に深刻であることが確認されています。この人形は常に微笑んでおり、どんな状況下でもその笑みを崩すことはありません。その微笑みには人間を引きつけるような力があり、長時間見つめていると不安や恐怖を感じさせられます。SCPA-JP-01421が触れられると、被験者は異常な興奮状態になり、常識を失い暴力的な行動を取ることがあります。この異常な興奮状態は、SCPA-JP-01421から遠ざけることで収まることが確認されています。SCPA-JP-01421の影響を受けた被験者は、しばしば人形に対して異常な執着心を示し、人形から離れることを拒否する傾向があります。SCPA-JP-01421の正体やその微笑みの源についての研究は今も続けられており、人形が持つ異常性についてより深く理解するための努力が続けられています。

追加情報:
SCPA-JP-01421は、発見された際にはひとつの古びた屋敷の中で、他の多くの古い人形の中に埋もれている状態で発見されました。人形自体は傷ついておらず、非常に良好な状態で保存されていたことが特筆されます。現在の所有者である財団によると、この人形は特定の出来事や歴史的な背景と結びついている可能性が示唆されていますが、その情報は未だ解明されていません。さらに、SCPA-JP-01421が放置された際に周囲に引き起こす影響や、人形が所有者を変える際の変化などに関する研究も進行中です。人形自体が持つ異常性だけでなく、周囲や関係者に起こす影響など、SCPA-JP-01421に関する謎は今後の研究で解明されることが期待されています。追加情報:
SCPA-JP-01421の研究チームは、近年になって人形を解剖することを試みましたが、その際に予期せぬ現象が起こったことが報告されています。人形は切開された瞬間に突然動き出し、手術室内で恐るべき混乱が生じました。幸いなことに、速やかに対応がなされ、人形は再び収容セルに封印されましたが、この出来事は研究チームに大きな衝撃を与えました。また、SCPA-JP-01421の解剖によって発見された内部構造は、一般的な人形とはまったく異なるものであり、未知のメカニズムや存在が示唆されています。この事実は人形が持つ異常性の一端を示唆しており、人形自体が生きているかのような特異性を持つことがうかがわれます。今後の研究では、SCPA-JP-01421の内部構造が持つ意味やその異常性の根源についてさらなる解明が求められています。

補遺:
SCPA-JP-01421に関する最近の観察から、人形が発する微笑みが近接者に与える影響がさらに深刻であることが判明しましました。被験者たちが人形を直視する時間が長くなるほど、彼らの精神状態に異変が生じ、短期的な幻覚や幻聴を経験するケースが増加しています。また、SCPA-JP-01421の周囲では、不可解な現象や電子機器の不具合が頻繁に報告されており、人形が持つ異常性がさらに深い影響を及ぼしている可能性が考えられます。これらの新たな発見を踏まえ、SCPA-JP-01421の収容プロトコルの見直しと、人形が持つ異常性についての研究がさらに強化される予定です。

注意事項:
SCPA-JP-01421に接触する際は、直接肌に触れないように注意してください。SCPA-JP-01421の微笑みに長時間さらされることは避け、被験者は人形から離れた隔離環境での観察が必要です。SCPA-JP-01421に対する実験や取り扱いは、適切な承認と監督下で行われなければなりません。SCPA-JP-01421が発する影響からスタッフや他のSCPAへの悪影響を最小限に抑えるため、慎重かつ注意深く取り扱うようにしてください。

記録番号:
SCPA-JP-01421

報告者:
研究員 ███████

承認者:
Site-██の責任者、Dr. ████