特別収容プロトコル:
SCPA-A-JP-01090は、収容室内に特定の位置で安定した絶対空間を形成するために特別設計された立方体容器内に保管されます。容器内には必要に応じてエネルギー供給装置が取り付けられ、継続的に確保された電力供給が必要です。SCPA-A-JP-01090の容器は、毎月定期点検を受け、異常な動きや変化がないかを確認するために、専門資格を持つ職員によって監視されます。SCPA-A-JP-01090から出る際には、計画的かつ慎重に行うよう指示されます。

説明:
SCPA-A-JP-01090は、崩壊する絶対空間と無限の回廊を内包する存在であり、その特性は非常に奇妙で異常です。SCPA-A-JP-01090内部に入ると、通常の三次元空間の概念が曖昧になり、観測者は自身がどこに位置しているのかを明確に把握できなくなります。絶対空間は一見静止しているように見えますが、微妙な変化が常に起こっており、時間や空間の歪みが観測されます。

無限の回廊はSCPA-A-JP-01090内部の主要な構造物であり、延々と続く複雑な迷路のような構造を持っています。回廊を進むと、時には同じ場所に戻されることもあり、観測者は容易に出口を見つけることができません。さらに、回廊内部では視覚、聴覚、触覚などの感覚が歪められ、観測者は幻覚や錯覚を経験する可能性があります。SCPA-A-JP-01090内部に閉じ込められると、外部の世界との接触が途絶え、孤立感や恐怖が増大し、精神的な影響を受ける危険性があります。

SCPA-A-JP-01090は、絶対空間と無限の回廊が内包されているだけでなく、時折突然異常な現象が発生することがあります。これらの現象は通常、観測者に対して直接的な脅威を与えるわけではありませんが、精神的に影響を与える可能性があります。例えば、SCPA-A-JP-01090内で聞こえる幻聴、鮮やかで不気味な幻視、身体的異常感覚の変化などが報告されています。これらの現象は、SCPA-A-JP-01090が保持する奇妙なエネルギー場の影響によるものと考えられています。

さらに、SCPA-A-JP-01090内では時間の流れも通常とは異なるパターンで変動することが観測されています。時には数分間の滞在であったにもかかわらず、観測者がその内部から出ると数時間が経過しているという報告があります。この時間の歪みは観測者の精神的安定性に影響を与える可能性があり、外部世界との不連続性を感じさせることで混乱や不安を引き起こすことがあります。

SCPA-A-JP-01090に対する調査や実験は、慎重かつ注意深く行われる必要があります。特に、内部の回廊を探索する際には、常に目印や通信手段を確保しておくことが重要です。SCPA-A-JP-01090の内部に閉じ込められた際には、速やかな救出が必要となりますが、その際にはSCPA財団内での適切な手順に基づいて行動するよう指示されます。SCPA-A-JP-01090内部におけるさらなる調査により、絶対空間と無限の回廊の特性に関するさらなる興味深い情報が判明しました。観測者が回廊を探索すると、時折自身の過去や未来の断片的なイメージや出来事を体験することがあります。これらの幻覚は非常にリアルであり、観測者の記憶や感情に深い影響を与えることがあります。また、回廊内での観測者同士の交流も異様な形を取り、通常の会話やコミュニケーションが難しくなることが報告されています。

さらに、SCPA-A-JP-01090内部には謎の存在や生命体の気配が感じられるとの報告がありますが、これらの存在は観測されたり捕獲されたりした証拠は見つかっていません。このような存在の正体や目的については謎に包まれており、SCPA-A-JP-01090内部が持つ異常なエネルギー場から発生している可能性が考えられます。これらの存在がSCPA-A-JP-01090の特性や現象に影響を与えている可能性も確認されており、今後の研究がさらなる洞察をもたらすことが期待されています。

SCPA-A-JP-01090の解明は依然として進行中であり、その内部に隠された謎や秘密の解明に向けて、SCPA財団の研究者たちは精力的に取り組んでいます。SCPA-A-JP-01090が持つ奇妙な特性には慎重に接し、常に安全を最優先に考えた行動が求められています。

補遺:
SCPA-A-JP-01090に関する最近の観察から、内部の絶対空間が増幅および不安定化する可能性が浮上しています。これにより、回廊内での時間の歪みや幻覚がより強烈に現れるおそれがあります。加えて、過去の探索により明らかになったように、SCPA-A-JP-01090内部での生命体の体力や精神力が急速に低下することが報告されています。これに対応するため、SCPA-A-JP-01090の研究と収容においては、より一層の警戒と慎重さが求められます。

さらに、SCPA-A-JP-01090内における安全性の向上と混乱を最小限に抑えるため、探索や実験を行う際には、常に通信機器を携帯し、指定された安全手順に厳密に従うよう要求されます。特に、SCPA-A-JP-01090内部に閉じ込められた場合は速やかな救助が不可欠であり、その際には外部の支援要員との迅速な連絡が不可欠です。SCPA-A-JP-01090の内部を探索する際には、最大限の慎重さと専門知識が必要であり、その危険性を十分に認識した上で行動するように助言されます。

注意事項:
SCPA-A-JP-01090に接する際には、絶対空間と無限の回廊による認識の混乱や幻覚の影響に注意する必要があります。SCPA-A-JP-01090内部に入る場合は、慎重に行動し、迷路のような回廊から迷子にならないように注意してください。長時間SCPA-A-JP-01090の内部に滞在することは避け、出口が見つからない場合は速やかに通信を試みて助けを求めてください。また、SCPA-A-JP-01090の特異な性質や機能についての研究や実験は、厳重な管理と許可を必要とします。

記録番号:
SCPA-JP-01090

報告者:
あ

承認者:
Director ██████