特別収容プロトコル:
SCPA FoundationはSCPA-01034の収容を確保するために以下のプロトコルを導入しています。これらの措置を遵守し、SCPA-01034の安全な封じ込めを維持してください。

1. SCPA-01034へのアクセスは、特別指定された研究員および警備員に限られます。一般職員や外部者がSCPA-01034に接触することは許可されません。

2. SCPA-01034の入口は24時間監視され、警備員は入口を厳重に守ります。警備員は認証プロセスを経てアクセスを許可された者のみを入場させます。

3. SCPA-01034内に進入する際は、必ず二人以上の研究員が同行するようにしてください。個々の研究員は無線通信機を携行し、緊急時には即座に連絡を取るようにしてください。

4. SCPA-01034内のエリアごとに、適切な装備・保護具を使用してください。各エリアへの入場前に、ガイドラインに基づいた装備のチェックが行われます。

5. SCPA-01034内でのすべての調査および実験は、事前に詳細な計画と承認手続きを経る必要があります。未承認の行動は禁止されており、厳重に取り締まられます。

6. SCPA-01034内の異常な活動、破損、またはエスカレーションが発生した場合は、直ちに上司に報告し、適切な措置を取ってください。

7. SCPA-01034内の任意のアーティファクトまたは生命体の取り外しや移動には、専門的な知識や訓練を受けた人員が関与する必要があります。決して単独で操作を試みたり、SCPA-01034外への持ち出しを試みたりしないでください。

以上がSCPA-01034の特別収容プロトコルです。これらの規定に準拠し、SCPA-01034の安全な管理を続けるようにしてください。

説明:
SCPA-01034は、一度繁華な観光地として栄えた遊園地です。彼の過去の栄光は今では埃まみれの建物、腐ったアトラクション、草が生い茂る通路に変わりました。SCPA-01034は一見ただの廃墟のように見えますが、内部には異常な活動が確認されています。

遊園地内には数多くのアトラクションが存在しますが、それらは普通のものとは異なった特性を持っています。例えば、回転木馬は回り続けることができ、ローラーコースターは滑り続けますが、どちらも供給されるエネルギーが不明です。また、ゲームブースや飲食店で提供される食べ物は消費されることなく、恒常的に再現されます。

さらに、SCPA-01034には人の気配があります。訪れる者は、幽霊のような存在の姿や声を目撃することがありますが、これらの存在は危害を加えることはありません。彼らは、「遊ぶために待つ」存在としてのみ活動し、観客としての役割を果たします。

SCPA-01034は時間の流れが異常であり、内部では現実世界とは違った時間経過が起こります。訪れた人々は内部に留まっている間、現実世界では長時間が経過しているにも関わらず、遊園地内では時間がほとんど進んでいないことに気づくでしょう。

また、SCPA-01034には知覚を変容させる力があるとされています。入場した者は、目を離すと元の場所に戻ることができなくなり、遊園地内に迷い込む可能性があります。この効果は不安定で、SCPA-01034からの脱出を試みる者にはまれに成功するものの、大半は永遠に遊園地内に取り込まれてしまうと考えられます。

SCPA-01034は謎に包まれた存在であり、その具体的な起源や異常な特性の理由はまだ解明されていません。SCPA Foundationは引き続き調査を行い、SCPA-01034の正体を解き明かし、適切な対策を講じるための努力を続けています。

追加情報:
SCPA-01034の調査と研究の過程で得られた追加情報があります。以下にその詳細を述べます。

SCPA-01034内のアトラクションは、通常の遊園地とは異なり、特異な性質を備えています。例えば、観覧車は静止しているにも関わらず、内部に乗客が存在する限り回り続けます。この現象は、地理的な条件や重力の影響を無視していることが確認されており、物理法則に明らかな違反がみられます。

さらに、SCPA-01034内の一部アトラクションは、通常の方法では動いたり操作したりすることができません。観測された範囲では、これらのアトラクションは人の存在や外部からの干渉を感知すると、自律的に活動を開始します。その際、異常な力が発生し、従来の安全基準や機械工学の理論を超えた現象が観察されます。

また、SCPA-01034内に存在する幽霊のような存在に関しても、異常な特性が確認されています。これらの存在は、時間や存在の意識的な操作を行い、特定のエリアに制限されることなく移動することができます。彼らは人間と疑似的な対話を行い、SCPA-01034の過去の出来事や歴史に関する情報を提供することがありますが、その信憑性は曖昧であり、真実とは限りません。

SCPA-01034内の時間経過の異常性についても、詳細な調査が行われました。遊園地内に滞在していると、通常の時間の経過よりも遅く感じることが報告されています。時間の経過は個人の感覚によっても異なり、遊園地内での滞在時間が長くなるほど、現実世界での経過時間との不一致が増します。

SCPA-01034の特異な性質と起源についての研究は継続されており、これらの現象の背後にある原因やメカニズムを解明するための努力が続けられています。SCPA Foundationは、より詳細な情報を収集し、SCPA-01034に対する効果的な管理および収容策を策定するための研究を進めています。追加情報:
以下はSCPA-01034に関するさらなる追加情報です。

SCPA-01034内での観測によると、アトラクションとして認識されるものだけでなく、通常の建造物や施設も異常な現象を示しています。建物の内部は、通常の建築物の法則や構造を無視した状態で存在し、壁が移動し、階段が意図しない方向に進んだり、ドアが不自然な形で配置されたりします。これにより、SCPA-01034内を移動する際には、迷路のような状態が生じることが報告されています。

SCPA-01034内の特に興味を引く現象の1つは、アトラクションや建物の変容です。時折、アトラクションは見た目や形状が変化することがあります。例えば、一度はマージングルコースターとして知られていたアトラクションが、次に訪れた時には大観覧車に変わっていることが確認されました。また、入口や出口の位置が突然変わるといった現象も観察されています。

さらなる観察により、SCPA-01034内の空間には準地理学的な特性も存在することが明らかになりました。遊園地内を探索すると、通常の地球の地形や地理的な法則に合致しない地形が現れ、複数の地域や景観が同時に存在することが確認されています。例えば、山と海が同じ景観内に共存している場所や、実際の地理上ではあり得ない風景が存在する場所が報告されています。

研究員はSCPA-01034に関してさらなる情報収集を行うために、積極的に探査と観測を続けています。これまでの調査中に得られた異常性や変化の原因、またはSCPA-01034が存在する異常な次元や現実の可能性についての理論的な洞察も、現在広範な研究の対象となっています。

SCPA Foundationは、SCPA-01034の特異性に関するさらなる理解を目指し、危険要素や異常性の解明を図るため、継続的な調査と研究を行っています。

補遺:
SCPA-01034についての追加情

注意事項:
SCPA-01034へのアクセスや調査を行う際には以下の注意事項を遵守してください。

1. SCPA-01034内での行動は、特に慎重に行ってください。不用意な行動や無闇な接触は、未知の危険や異常な現象を引き起こす可能性があります。

2. SCPA-01034内部に入場する際は、必ず所定の装備を身に着けてください。安全ガイドラインに従って適切な防護具を使用し、遊園地内でのリスクを最小限に抑えるようにしてください。

3. SCPA-01034内の物品や生命体を取り扱う際は、専門的な知識や訓練を受けた人員が関与する必要があります。不適切な取り扱いや無断持ち出しは禁止されており、厳重な処罰の対象となります。

4. SCPA-01034内で目撃した異常な現象や危険行為は、即座に報告してください。報告は遅滞なく適切な上級職員に提出され、迅速かつ適切な対応が取られます。

5. SCPA-01034内のゾーン間移動は、慎重かつ計画的に行ってください。充分な調査とリスク評価が行われていない限り、無用な移動を避けるようにしてください。

6. SCPA-01034内部にて遭遇した「遊ぶために待つ」存在に接触しないでください。彼らは無害ですが、不用意な干渉は予測できない結果をもたらす可能性があります。

7. SCPA-01034内に留まる際は、計画的かつ適切な物資や食料の補給を行ってください。自己完結可能な状態を保つために、予備の物資を持ち込むことを推奨します。

以上がSCPA-01034へのアクセス時の注意事項です。これらの指示を確実に守り、遊園地内での安全性と効果的な調査を確保するようにしてください。

記録番号:
SCPA-JP-01034

報告者:
Dr. [報告者名]

承認者:
Site Director [承認者名]