特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00717は、機密性の高いコンテナ内に保管される必要があります。コンテナ内部は絶えず音を吸収する材料で覆われ、遮音設備が常時稼働している必要があります。SCPA-JP-00717が稼働中である場合、無関係者が近づくことを防ぐため、職員は特別な職員証を所持している必要があります。SCPA-JP-00717の再生が許可される場合は、必ず遮音室内でのみ行われ、その際には騒音や周囲の音を最小限に抑える必要があります。SCPA-JP-00717の再生中に異常な挙動が観察された場合は、直ちに作動を停止し、上級職員に報告してください。

説明:
SCPA-JP-00717は、外見上は一般的な蓄音機と見分けがつきませんが、その機能および効果において異常性が示されます。この蓄音機は特定の音楽または声の録音を再生すると、周囲の空間に異常な影響を及ぼします。再生される音声によって発生する異常は、聴衆の感情や精神に変調を引き起こすとされています。報告された影響には、幻覚、妄想、強烈な恐怖感や絶望感などが含まれます。

SCPA-JP-00717は通常、録音が再生されると初めて異常性が現れますが、一部の報告では特定の日時や条件下で自発的に作動することがあります。このような自発的な作動が起こる理由やパターンについてはまだ不明な点が多く、研究が続けられています。SCPA-JP-00717が放置された状態で再生され続けると、周囲の環境が変質し、聴衆が異常な状態に陥る危険性があります。

また、SCPA-JP-00717の効果は再生される音声の内容によって異なることが報告されています。特定の音楽や言葉が特に強力な影響を持つとされ、その効果は聴衆の精神的安定性に深刻な影響を及ぼすことがあるため、慎重な取り扱いが求められます。SCPA-JP-00717の安全な保管および適切な管理が重要であると考えられています。

SCPA-JP-00717は、録音再生による異常な影響があるだけでなく、特定の条件下で異なる現象が観測されています。報告によると、SCPA-JP-00717が特定の日時や特定の場所で再生されると、周囲の空間に時間的な歪みや次元のねじれが生じるという目撃例があります。これにより、周囲の環境が一時的に非現実的な状態になることが報告されています。

さらに、SCPA-JP-00717が再生される際には、通常の蓄音機ではないような不可解な音や視覚的な幻覚が同時に発生することがあります。このような現象は、SCPA-JP-00717がある種の次元の隙間を介して異なる存在や世界とつながっている可能性を示唆するものです。この次元的な相互作用によって、聴衆にさらなる精神的な混乱や錯覚がもたらされると考えられています。

さらに、SCPA-JP-00717には未解明の機能や可能性がまだ多く残されています。特に、蓄音機の内部構造やその起源についての詳細な調査が必要とされています。また、SCPA-JP-00717の再生が及ぼす異常な効果のメカニズムやその影響範囲についての研究も不可欠です。これらの情報を明らかにすることで、SCPA-JP-00717の正確な収容と管理がより効果的に行われることが期待されます。SCPA-JP-00717にはさらなる不可解な特性が存在していることが報告されています。特に、特定の個体がこの蓄音機の再生により、異常な力や能力を引き出すという例が複数の観察報告から浮かび上がっています。例えば、SCPA-JP-00717の再生によって一時的に超常的な身体能力を獲得したり、意識が異なる存在に接続されたりする個体が確認されています。

さらに、SCPA-JP-00717の再生によって発生する異常な現象は、時折予測不可能な形で変異することがあります。例えば、特定の再生条件や特定の聴衆への効果が、過去の報告とは異なる新たなパターンで現れることがあります。このような変異が起こる要因やパターンについての研究が不可欠であり、常に注意が必要です。

さらに、SCPA-JP-00717の再生によって周囲に影響を及ぼす範囲や程度も個体差があることが観察されています。一部の聴衆は深刻な精神的な影響を受ける一方で、他の聴衆は影響をほとんど受けずにいることが報告されています。このような差異の理由や背後に潜むメカニズムについての研究が進められており、SCPA-JP-00717の性質をより深く理解するための取り組みが続けられています。

補遺:
SCPA-JP-00717が保管されているコンテナの周囲で、職員が不可解な幻聴や幻覚を経験する報告が増加しています。これらの現象は、SCPA-JP-00717の近くにいるだけでなく、コンテナ内でも発生することが確認されています。特に夜間や孤独な状態でこのコンテナに近づくと、不気味な声や足音が聞こえるとの報告が相次いでいます。

さらに、SCPA-JP-00717の再生音により生じる効果が、聴取者の過去の記憶やトラウマを引き起こすことが明らかになっています。特定の音楽や音声が、聴取者の心に深く刻まれた出来事を呼び起こし、精神的に不安定な状態に誘導する可能性があることが報告されています。この影響により、SCPA-JP-00717の再生は慎重に行われる必要があります。

さらに進行した調査および対策のため、SCPA-JP-00717の効果を研究するための特別チームが編成され、現在その活動が続けられています。SCPA-JP-00717の全容を解明し、その潜在的な危険性に対する適切な対処法を模索するための取り組みが行われています。

注意事項:
SCPA-JP-00717の再生は慎重に行わなければなりません。再生される音声の内容によっては、聴衆に深刻な精神的影響を与える可能性があるため、未知の音源や危険な音声の再生を禁止します。SCPA-JP-00717の取り扱いや管理には、遮音設備が整った施設で行うようにしてください。万が一異常な挙動が観測された場合は、すぐに再生を停止し、上級職員に報告してください。SCPA-JP-00717に近づく際には、適切な防護措置を講じてください。

記録番号:
SCPA-JP-00717

報告者:
あ

承認者:
Site-81 司令部長 安室奈美恵