特別収容プロトコル:

SCPA-JP-00584は生物危険度レベル3に分類される危険な異常体です。本SCPAは観察のために2x2x2mの格子状の容器内に収容され、容器内の壁には頑丈なスチールワイヤーメッシュが張り巡らされます。
収容場所は出入口に遠隔操作の鉄板扉で閉鎖され、監視カメラによって常時監視されます。SCPA-JP-00584の監視は絶え間なく続けるため、運用に当たっては複数の職員が必要とされます。
SCPA-JP-00584を含む収容施設内に現れた蜘蛛については、直ちに研究員に報告し、取り扱いについて指示を仰いでください。

説明:

SCPA-JP-00584は直径が3mに及ぶ大規模な蜘蛛の巣から現れる人面を持つ蜘蛛です。本SCPAは一般的な蜘蛛の特徴とランダムな人間の特徴を併せ持ち、その姿は非常に独特で不気味な印象を与えます。SCPA-JP-00584は自発的に移動し、人間社会に出没することがあります。
SCPA-JP-00584は、視覚や触覚、聴覚をフル活用して獲物を捕らえます。人間や動物を襲い、生きたまま蜘蛛の巣に引きずり込みます。その後、獲物に触れることで合成生物が形成されますが、この過程についてはまだ不明な点が多くあります。SCPA-JP-00584は生命活動に基づく現象、あるいは未知の生命体ではないかと推測されています。
SCPA-JP-00584は研究のために解剖してみることが望ましい状況ですが、生物危険度レベル3に格付けされた本SCPAは非常に危険なため、決して取り扱いには注意が必要です。

SCPA-JP-00584は、現在までに報告された蜘蛛に関する異常現象のうち、最も危険で謎めいた存在です。SCPA-JP-00584は、主に森林地帯に生息しており、その存在は多くの地域で伝説的なものとなっています。SCPA-JP-00584には完全に開発された目や口などの特別な器官があり、それらの特異性は蜘蛛の系統学的進化に矛盾します。
SCPA-JP-00584の攻撃力は極めて高く、成人男女をも攻撃してしまいます。また、SCPA-JP-00584の発生に関与している要因については、まだ完全に判明していない部分があります。SCPA-JP-00584の出現には地理的な影響があると思われ、高温多湿の環境での報告頻度が最も高いことが明らかにされています。
現在、SCPA-JP-00584の抑制や利用に関する研究が進められていますが、試みは未だ成功していません。SCPA-JP-00584の異常な特徴がどのような影響を与えるのか、また、環境や獲物の条件がSCPA-JP-00584に影響を与えているのか、今後の研究によって明らかにされることが期待されます。SCPA-JP-00584は、普通の蜘蛛と比較して非常に知能が高く、ある程度の言語や社会的な習慣を持っている可能性があります。SCPA-JP-00584の生態系における役割は明らかにされていませんが、確かにその攻撃性は脅威であるといえます。SCPA-JP-00584は、自然の食物連鎖に独自のランクを占めるかなりのサイズの肉食動物であり、維持するのが困難なバランスに置かれている可能性があります。
SCPA-JP-00584は生得的には頑強であるため、研究職員によって開発された一連の攻撃的、抑止的な手段が適用されても、SCPA-JP-00584の脅威を完全に排除することは難しいという結論を導くことになります。SCPA-JP-00584の攻撃力や知能を克服する策が必要とされ、研究者たちは塗布する特別な化学処方や剛体の特殊加工など、様々な方法を実験しています。
SCPA-JP-00584はまだ未解明な部分が多い謎めいた存在であり、特にSCPA研究に関心を持つ研究者にとっては、長期の研究プロセスに尽力する必要があることでしょう。SCPA-JP-00584の本質的な理解に向けての研究や、その潜在的な脅威を取り除くための新しい方法や装置の開発に向けた努力は、SCPA研究における極めて重要かつ意義深い挑戦が待ち受けていることを示しています。

補遺:

SCPA-JP-00584は、近年、関連する怪奇現象や一連の事件に関連して、SCPA Foundationが調査を行う対象となっています。SCPA-JP-00584は、人命にかかわる危険度の高い異常体ですが、このSCPAが起こした事件は、SCPA研究者にとって最も注目すべきものの一つとなっています。
SCPA-JP-00584に関する目撃情報や痕跡調査から、SCPA-JP-00584は異常活動に密接に関連した観測である可能性があります。SCPA-JP-00584が蜘蛛の冠動脈に影響を与え、これがSCPA-JP-00584の神経系と関係していると推測されています。これが原因で、SCPA-JP-00584は異常行動を起こし、人面を持つ蜘蛛に変容すると考えられています。
SCPA-JP-00584が関係する事件や目撃情報は、SCPA Foundationの研究者たちに多大な関心を持って調査が行われました。SCPA-JP-00584によって引き起こされる影響や、SCPA-JP-00584が異常性を持つ背景調査が今後も進められ、SCPA-JP-00584の研究において、重要な情報源として利用されることになるでしょう。

注意事項:

SCPA-JP-00584を扱う際の注意事項は以下の通りです。

• SCPA-JP-00584に近づいた瞬間、周囲の蜘蛛が暴走することがあります。
• SCPA-JP-00584が出現する不定期な時間帯がありますので、急な報告となる場合があります。
• SCPA-JP-00584に侵入された建造物内部からのSCPA-JP-00584の撲滅は、建造物の構造にもよりますが非常に困難です。
• SCPA-JP-00584を取り扱う際には、特にバイオハザードに関する訓練を受けた職員を参加させ、防護装備を着用させるようにしてください。
• SCPA-JP-00584の存在に関する情報は非公開として扱い、本人以外に漏らさないことが義務付けられています。
• SCPA-JP-00584が発生する建物、地域については、外部に漏洩しないように注意してください。

SCPA-JP-00584を適切に取り扱わないことにより、想定されない事象が引き起こされるおそれがあることから、取り扱いにはくれぐれも十分な注意を払ってください。

記録番号:
SCPA-JP-00584

報告者:
XXXX博士

承認者:
XXXX博士、O5評議会