SCPA-JP-00216 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00216

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:
SCPA-A-JP-00216は、常に密閉された部屋に安全に保管されます。この部屋は厳重に警戒され、警備員が一日中監視を行います。SCPA-A-JP-00216の周囲は絶対に強風が起きないように制御され、部屋の床には人工大気発生装置が設置されます。SCPA-A-JP-00216の取り扱いは、強風や大気の制御の必要な最悪の事態を想定して行われます。SCPA-A-JP-00216を取り扱う際には、警備員は防塵マスクを着用するよう義務付けられます。

SCPA-A-JP-00216が強風や大気の制御を崩す場合は、即座に関連する要員が出動し、SCPA-A-JP-00216を再封鎖するための手順を講じます。SCPA-A-JP-00216を開封するためには、O5評議会の承認が必要です。

説明:
SCPA-A-JP-00216は、死の影響を受けた男性と共存している一つの"窒息空洞"です。SCPA-A-JP-00216は現在、安全のために厳重に収容され、21世紀初頭に発見された数多くのSCPAの中でも最も特殊なものの一つとされています。

SCPA-A-JP-00216の内部には、生きた人間の肉体構成に性質が近いいくつかの物質からなる大気境界が存在しています。この境界は、SCPA-A-JP-00216内に監禁された人間に、窒息や脳機能の中断を引き起こす効果があるため、強風によってこの境界が外部に流出するのを防ぐ必要があります。

SCPA-A-JP-00216が最初に発見された時点で、その内部には、特別な効力を持つ"死の靄"という霧のようなものが存在していました。SCPA-A-JP-00216が開封されたり、大気が外部に漏出した場合、SCPA-A-JP-00216の周囲に"死の靄"の霧が発生し、T細胞、骨髄、血液形成器官、リンパ組織を攻撃し、細胞の崩壊を引き起こすため、外部から遠ざける必要があります。SCPA-A-JP-00216の周囲に"死の靄"が形成された場合はすぐさま対策を講じるよう指示されます。

SCPA-A-JP-00216を監禁された人間が死亡しないのは、生物の脳機能を破壊する力が不完全であるためです。SCPA-A-JP-00216の影響を受けた人物が空洞内で急死した場合、影響を受けた人物の肉体はSCPA-A-JP-00216の壁から細胞が自己復元するための供給を受けるため、最悪の事態に陥ることがあります。

追加情報:
SCPA-A-JP-00216は、SCPA-106と同じ管理下にある風貌をとっています。SCPA-A-JP-00216の外見は、SCPA-106よりも茶褐色がかった濃い色の液体のようなもので、非常に粘稠であると報告されています。SCPA-A-JP-00216の中身は、外観から想像することができるよりもはるかに複雑です。

SCPA-A-JP-00216が劣悪な環境下で取り扱われる場合、SCPA-A-JP-00216周辺に薬品や粉末などの化学物質が漏出する可能性があるため、本製品を取り扱う際には、適応に注意して扱うことが必要です。

SCPA-A-JP-00216の外観は、SCPA-106と似たものがありますが、SCPA-A-JP-00216の特性はSCPA-106と全く異なります。SCPA-A-JP-00216は、高度に有害で、この影響に被害を受けた人物が遭遇する可能性があるため、警戒される必要があります。

参照文献:

• Incident Report SCPA-JP-00216
• Test Log SCPA-JP-00216

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:
SCPA-A-JP-00216の管理については厳密に取り扱われなければなりません。SCPA-A-JP-00216の取り扱いについては、SCPA財団が提供する特別な情報源が存在しており、SCPA-A-JP-00216を扱う際には、これらの情報源に詳細な指示書が含まれています。SCPA-A-JP-00216を取り扱う際には、指示書に従い、警備員もすべての手順を厳守しなければなりません。

記録番号:
Incident Report SCPA-JP-00216, Test Log SCPA-JP-00216

報告者:
SCPA-A-JP-00216の取り扱いと管理を担当する特別問題課の研究員、Akira Nakamura

承認者:
SCPA-A-JP-00216の取り扱いと管理を委任されているO5評議会成員、Jonathan Tanaka