特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00716は、収容セル内の非常用冷凍庫に保管されます。収容セル内にはバナナ用の特製冷蔵庫が備え付けられ、定期的に冷凍庫内の温度がチェックされます。SCPA-JP-00716に触れる際は、防護手袋を着用し、直接触れないように注意してください。SCPA-JP-00716を取り出す際は、取り扱いに十分注意してください。

説明:
SCPA-JP-00716は、通常のバナナに見える外観を持つが、その先端に不思議な鉄の花が取り付けられた異常なオブジェクトです。鉄の花は錆び付いており、一見するとバナナの一部であるかのように見えるが、触れると冷たい金属の感触が伝わってくる。この鉄の花はバナナの皮に密着しており、外部からの力では容易には取り外すことができない。また、SCPA-JP-00716には特異な放射線が検知され、その影響を受けた者は不安や恐怖を感じると報告しています。

SCPA-JP-00716は一般的なバナナと同様に成熟し、腐敗する過程を辿るが、鉄の花は何ら変化を見せない。さらに、SCPA-JP-00716を摂取した場合、消化器系に異常を引き起こし、被験者は強烈な腹痛や嘔吐を引き起こすことが確認されています。SCPA-JP-00716は常温で保管されるとバナナのような風味を放ち、普通の果物としての外観を見せるが、その内部は通常の果物とは異なる異常な構造を持っていることが確認されています。

SCPA-JP-00716は、調査中に発見されたため、その起源や製造方法についての詳細は不明です。初めてこの異常なオブジェクトが発見されたのは███市の果物市場であり、SCPA財団による鑑定によりその特異性が判明した。現在、SCPA-JP-00716を使用した潜在的な危険性や影響についての研究が進行中であり、特にSCPA-JP-00716が放射線を放射している原因やその影響が焦点となっています。

また、SCPA-JP-00716を使用した実験により、不思議な現象が観測されています。SCPA-JP-00716を放射線遮蔽カプセル内で保管した際、カプセル内に異常な花粉が発生し、周囲の植物が異常な成長を示したという報告があります。この異常な花粉はSCPA-JP-00716から放出されるものと推測されており、さらなる研究が行われています。

また、SCPA-JP-00716を保管する際には、常に放射線計測機器を使用し、安全性を確保することが求められる。SCPA-JP-00716の性質や影響の理解を深めるための継続的な研究と検証が必要であり、これによりSCPA-JP-00716がもたらす潜在的な危険性に対処するための方法が模索されています。SCPA-JP-00716の鉄の花は、外部からの損傷や破壊に対して異常な耐性を示していることが確認されています。従来の手法では鉄の花を取り外すことは難しく、試みた場合には周囲のバナナの皮と一体化しているように見える現象が観測されています。さらに、SCPA-JP-00716に取り組んでいる研究者や職員たちの間では、長時間接することで心理的影響が生じるとの報告が相次いでおり、SCPA-JP-00716が放射する何らかの影響が心理的側面にも及んでいる可能性が検討されています。

この異常なオブジェクトの性質についての研究は依然として継続中であり、SCPA-JP-00716が持つ放射線の特性や心理的影響を含む謎に迫るための実験が積極的に実施されています。さらなる研究により、SCPA-JP-00716がどのようなメカニズムによってその異常な性質を示すのか、そしてそれが人類や周囲の環境に与える影響についての理解が深まることが期待されています。SCPA-JP-00716に関する研究成果は、安全性向上や潜在的な危険性の把握に貢献するものと目されています。

補遺:
SCPA-JP-00716のバナナ本体は通常の果物としての栄養価を持っていることが確認されており、特に有害な成分は検出されていません。しかし、鉄の花部分に関しては微量ながら放射線を放射しており、摂取や長時間の接触は避けるべきです。SCPA-JP-00716の研究および取り扱いに際しては、放射線防護措置が適切にとられるよう注意を怠らないようにしてください。なお、SCPA-JP-00716は現在のところ自己増殖や異常な拡散の兆候は見られず、収容プロトコルに準拠しつつ安全に保管されています。

注意事項:
SCPA-JP-00716に触れる際は必ず防護手袋を着用し、直接皮膚に触れないようにしてください。SCPA-JP-00716を取り扱う際は慎重に行い、不用意に解剖や摂取を行わないでください。SCPA-JP-00716の近くでの作業を行う際は、放射線被曝のリスクに注意し、できるだけ距離をとるようにしてください。SCPA-JP-00716の保管や研究には承認を受けた研究員のみが関わるようにし、それ以外の者が接近しないようにしてください。

記録番号:
SCPA-JP-00716

報告者:
あ

承認者:
Site-81 長官 科学者 ██████