特別収容プロトコル:

SCPA-JP-00619「魔法のゴミ箱」は、SCPA財団内のSCPA物品の処分を行う目的で格納可能な特殊品目として分類されます。この物品を格納するための部屋は、かならず医師と警備員が24時間待機しておく必要があります。

SCPA-JP-00619は、コンパクトなサイズに反して、あらゆる種類の物品を処分することができます。しかしながら、処分された物品が異常を示す場合があるため、SCPA-JP-00619が使用された際は、操作を担当する者が切り離される可能性があることを考慮してください。

SCPA-JP-00619の使用前には、それによって収容された物品に関する詳細な調査および専門家の審査が必要です。SCPA-JP-00619が損傷した場合は、回収と修復が直ちに行われます。

さらに、SCPA-JP-00619は非常に高価であり、適切に運用するにはそれを使用する単位を限定する必要があります。

SCPA-JP-00619は格納された場合、別途隔離区画に設けられた監視室から、常に監視される必要があります。また、SCPA-JP-00619の扱いには、専門知識を持った人員の常時立ち会いが必要となります。

説明:

SCPA-JP-00619は、見た目は一般的な小さなゴミ箱です。何でも吸い込むことができ、それによって安全かつ効率的に物品を処分することができます。

SCPA-JP-00619を開けることはできません。代わりに、その中に何かを入れると、無音で物品は単純に消え去ります。これによって、SCPA-JP-00619の使用は常に安全かつ便利であると判断されます。

SCPA-JP-00619によって吸い込まれたさまざまな物品の多くが、何の異常も示さず破棄されます。しかしながら、稀にSCPA-JP-00619が物品に影響を与えることが報告されています。SCPA-JP-00619が原因だと思われる異常現象の中には、 SCPA財団による調査によって明確な説明が見つかっていない物もあります。

SCPA-JP-00619は、使用人員が入力ミスに気づかずに指定された物品を処分すると、リスクを高めます。SCPA-JP-00619は、招待もなしに入る自動利用機械による操作者誤操作を地下施設内で報告された科学者たちに指定使用することを推奨しています。

SCPA-JP-00619の詳細や性質については、今後の調査により発見される可能性があります。

SCPA-JP-00619が作動する原理に関する研究では、このゴミ箱の内蔵された物質転送装置によって、異なる次元に物品が移されていると考えられています。SCPA-JP-00619で物品を消し去った場合、その物品は別の次元に移動し、この現象によって消失すると考えられます。

SCPA-JP-00619による物品の処分は、合理的で効率的ですが、SCPA財団内の従業員の間で珍しい意見ではありますが、優先度が高い重要な物品を処分してしまう可能性もあるため、使用中の警戒が必要です。SCPA財団では、SCPA-JP-00619の使用にあたって、使用人員には厳しい選択を求めることが必要です。

SCPA-JP-00619に直接さわったり、危険な物品を処分したりするために使ってはいけません。SCPA-JP-00619には、扱いに注意が必要な持ち手が備えられており、この持ち手を使わずに物品を入れると、SCPA-JP-00619が使用不能になることがあります。不用意にSCPA-JP-00619を操作することによって、SCPA財団のプロパティが損壊するリスクがあることに注意してください。

SCPA-JP-00619は、異常現象のリスクを最小限に抑えるため、取り扱いに関して他のSCPA物品と同様に厳格に規制されています。SCPA-JP-00619を処分しようとするSCPA財団の人員は、必ず特別訓練を受けた専門家によって調査を行い、安全性に対するリスクを評価する必要があります。SCPA-JP-00619の最も重要な機能のひとつである自己修復システムについては、まだ詳細が明らかにされていません。SCPA-JP-00619は、長年の使用や物理的なダメージに耐えるように設計されていますが、SCPA財団はSCPA-JP-00619が故障した場合に迅速に修復する必要があります。

SCPA-JP-00619が動作するためには、特定の種類の物品を使用してエネルギーを供給する必要があります。SCPA財団の研究によると、SCPA-JP-00619が完全に充電された後には、何千件もの物品を消費することができます。

SCPA-JP-00619は、SCPA財団の施設で見つかった種類の物品を消費することができますが、研究者からはSCPA-JP-00619によって処分された物品は再利用可能であるべきという要望も出ています。SCPA財団はこの要望に対して、SCPA-JP-00619の使用によって消去された資源を効果的に回収するための新たな手段を検討しています。

SCPA-JP-00619の使用は、SCPA財団の専門家による慎重な監視が必要です。SCPA財団は、SCPA-JP-00619が暴走し、周辺の物品や人員を危険に晒すことがあるため、SCPA-JP-00619の使用に関する厳格な制限を設けています。

SCPA-JP-00619は、SCPA財団によって長年にわたって維持され、研究されてきた貴重な物品のひとつです。SCPA財団の専門家は、このゴミ箱が可能性のあるすべての利用方法を詳細に検討し、完全な情報を収集して、これらのリスクを最小限に抑えるように取り組んでいます。

補遺:

SCPA財団の研究者は、SCPA-JP-00619をより高度な技術に進化させ、追加の機能を開発することに努力しています。現在のSCPA-JP-00619は、さまざまな種類の物品を処分することができ、自己修復システムを備えていますが、SCPA財団が目指すのは、この装置をさらに効率化して、異常性の起きる可能性のある物品をより正確に識別し、処分できるようにすることです。

SCPA-JP-00619の追加機能の1つには、物品の入力時に、SCPA財団のデータベースにアクセスして、SCPA財団内での物品の変遷に関する情報を提供するものがあります。この追加機能によって、SCPA-JP-00619を使用する際に、物品の異常性を詳細に把握し、専門家の判断を助けることができます。

SCPA財団はさらに、SCPA-JP-00619を改良して、物品を特定の場所に移送する新しい機能を開発することも検討しています。これによって、SCPA財団はより大きな影響を持つ異常性を持つ物品を処分することができるようになり、SCPA-JP-00619を用いる操作をより効果的に行うことができます。

SCPA-JP-00619に関するSCPA財団の研究は今後も続きます。SCPA財団は、より高度な技術を用いてSCPA-JP-00619のコンポーネントを改善し、利用可能な新しい技術を適用することで、物品をより正確に処分できるようにしていきます。また、SCPA-JP-00619を安全かつ効率的に使用するための、より詳細な手順漏洩を開発することも狙っています。

注意事項:

SCPA-JP-00179を運用する際の注意事項は以下の通りです。

1. 消しゴム、刃を持つもの、容器、発信源を含むような異常物質や機器、化学物質を含むものなど、SCPA財団が収容している機密物品でない限り、SCPA-JP-00619を使用することは禁止されます。
   2.　SCPA-JP-00619は、消費電力が非常に高いため、倍速フラッシュ、一時的な計量器を含むような任意の eマッグネット 方法を使用して、電力負荷を低減する必要があります
2. SCPA-JP-00619で処分できる物品のサイズと形状に制限はありませんが、損壊しやすいもの、活性化したもの、反応性のあるもの、反応を引き起こすもの、運びに手間がかかるもの、汚染物質、有毒物、放射性物質などを処分する際は、最高責任者からの承認を必要とします。
3. SCPA-JP-00619の使用中に、操作者あるいは他のスタッフに異常が発生した場合、SCPA-JP-00619の使用を直ちに中止して、その後の運用の詳細を報告してください。
4. 物品をSCPA-JP-00619から取り出そうとする試みは、SCPA財団内部の長所（俗にいう何でも屋）を経由する方法以外で許可されていません。
5. SCPA-JP-00619で処分されたすべての物品について、記録を取り、SCPA財団内部で維持、管理することが必要です。

記録番号:
SCPA-JP-00619

報告者:
SCPA財団研究員 [REDACTED]

承認者:
SCPA財団 オブジェクト管理部門長