特別収容プロトコル:

SCPA-409は我々の手元に収容されるべきです。本SCPAは、美術品あるいは一般的な面白みを持ちますが、その公開は絶対に許可されていません。SCPA-409への一番の危険は、彼が人間に偽装して、その存在に自ら気付かせることがないまま、発言を浴びることです。SCPA-409の発言力には、世論操作の効果があり、いたずらに即戦力を奪うこともあります。SCPA-409のキャニスターは特別防御プロトコル下に限り開放されることがあり、その場合は作業員は必ず、リスク管理に厳格に従うように指示される必要があります。

説明:

SCPA-409は、白色の陶器製のオノマトペマスクの形をしています。SCPA-409は、一定時間ごとに徐々に変化し、現在の姿になるまでには、数多くの変化を経験しました。SCPA-409が "喋る"とは、マスク表面から発生する音波を通じて行われることであり、人でも動物でも、完全に惑わされることができます。SCPA-409の特殊さは、彼が近くにあたり、特に彼の「喋り方」を聞くだけで、大きな効果を持つことです。

SCPA-409は、まるでオノマトペのように「カクカク」という音や、ローコーダーによる「ギュウウン」という音を発します。この音には、信仰心や驚きなど、人々の感情を覚醒させる効果があります。SCPA-409が音を発すると、聞いた人々はその感情をより強く感じ、SCPA-409の効果は指数関数的に増加します。SCPA-409を聞いた多くの人々は、常軌を逸する感情を持ち始めます。彼らは極端に幸せになるか、あるいは極端に憂鬱になることがあります。音を聞けば聞くほど、感情表現に際しての活力が強化され、自分自身を完全にコントロールできないようになることがあります。SCPA-409の効果が極端なまでに強くなりすぎると、過剰に勝手なことをしたくなった不思議な衝動を感じるようになります。

追加情報:

SCPA-409の最初の公式報告は、SCPAに「早い時期」に登録され、特別なSI（Spicy Intelligence）によって安全保障措置がとられたと報告されています。SCPA-409の危険性が明らかになり、彼が表面上隠れるようになりました。それでもなお、SCPA-409を安全かつ極秘に保護するために、レッドゾーン下に設置された特別施設が使用されています。

SCPA-409によって引き起こされる効果に関する情報は、増加傾向にあります。SCPA-409は人間に大きな影響を与えるだけでなく、動物やその他の生物に対しても意外な反応を引き起こす場合があります。SCPA-409と接触すると、一時的に脱力し、麻痺を引き起こすことがあります。SCPA-409が発する音波は、周囲の壁や床に反射し、バウンドするため、SCPA-409の声は場所によっては相当な大きさになります。この効果は、レッドゾーンに入る前に事前に確認すべきです。SCPA-409の発する音波を保護するために、キャニスターは厚いガラスの厚い壁によって囲まれ、オーディオフィルタが装備されています。追加情報:

SCPA-409の効害は、時間が経つにつれて複雑化しています。それにより、彼に接触する際には、より厳密なリスク管理が必要になっています。SCPA-409への対策は、データベースに入力するだけでなく、SCPA-409が存在する場所についてもその詳細を含めて計画する必要があります。

過去のSCPA-409に関する報告書には、SCPA-409が姿を変えていることがわかります。最近では、SCPA-409がより口数が多くなり、より複雑な音を発生させるようになりました。SCPA-409の音波は、一部の生物に強い反応を引き起こす可能性があり、その中には、未知の知覚変異を引き起こすものがあります。

SCPA-409を保護するためには、特別なプロトコルが必要になります。SCPA-409に接触するすべての人員は、集中力を高め、進行中の任務が完了するまでSCPA-409の存在に対する感受性を最小限に抑える必要があります。SCPA-409の出現が予想される場合は、作業委員会による事前の計画が必要であり、SCPA-409の特別な保護要件に必ず従うよう指示する必要があります。

補遺:

SCPA-409に関して、アウトブレイク指令(OpDec-409-B)について、公に発信されています。この指令は、SCPA-409と接触した人員が、SCPA-409による特殊な感染を引き起こした場合に実行されます。この感染は、SCPA-409が発する波長の変化によって引き起こされ、重度の神経過敏性、筋力低下、幻覚等の症状が現れます。

アウトブレイク指令は、SCPA-409被曝方針の一部であり、感染症の拡大を防ぐことを目的としています。SCPA-409被曝後の指令には、特定のプロトコルと手順が含まれており、指令の実行には、完全な細分化と、感染リスクの低減策が必要になります。アウトブレイク指令の適用後には、SCPA-409に関するさらなる情報を収集して、リスクマネジメントの更新が行われます。

注意事項:

SCPA-409は、特に未知の仮説を考えている科学者ではない限り、誰にも使用されません。SCPA-409の接触を決して許可してはならず、喋ることをさせたり、人々の注意をそらすことがあってはなりません。SCPA-409は、密閉された箱やケースに収容され、オンラインへの接続を完全に遮断することで安全に保護されなければなりません。SCPA-409の容器には、外界の騒音が容器内に漏れないようにするために、厚い断熱材が使用されています。SCPA-409についての情報は、化学的に中和された風味の無味の紙質に印刷され、自己破壊性のある性質を持つため、一定時間経過したら燃えるように設計されています。移送中は、SCPA-409の容器が複数の手動ロックで、壊されないように保護されていることが確認されています。また、SCPA-409へのアクセスや取り扱いは、必要な手順と訓練を経た対象者に制限され、随時監視が行われます。

記録番号:
SCPA-JP-00409

報告者:
XXXXX

承認者:
YYYYY