特別収容プロトコル:

SCPA-XXX-JPは、収容可能な非人間的オブジェクトであり、いかなる状態でも封印されなければなりません。

SCPA-XXX-JPは、隔離室に保管する必要があり、可能な限り無音環境で保管されます。SCPA-XXX-JPは灰色の楕円形の箱に入れられ、箱の外側の音響機器の動作は、直ちに中断されます。また、箱の内部は遮音材でライニングされており、箱の厚さは30cm以上でなければなりません。

SCPA-XXX-JPを動かす場合は、SCPA-XXX-JPによる混乱を引き起こさないように、慎重かつ注意深く移動されます。

SCPA-XXX-JPが絶対正当な理由がない限り、特別認可なしにSCPA-XXX-JPにアクセスしてはなりません。SCPA-XXX-JPにアクセスするには、少なくとも2名のレベル3以上の職員が同意する必要があります。SCPA-XXX-JPは、必要に応じて警備員隊によって監視されます。

説明:

SCPA-XXX-JPは、小型の音楽箱状のオブジェクトで、直径が約8cm、高さが3cm程度であり、暗い場所であれば黒ずんだ表面に穴が点在することが確認されています。

SCPA-XXX-JPは任意に開閉が可能であり、音楽箱の内部には2ピースの「鍵」が見つかります。SCPA-XXX-JPが開いた状態で「鍵」が一緒に摂動すると、音量を制御する小さな緑色と黒色の音量調整ボタンが露出しました。

SCPA-XXX-JPの寿命と容量は不明です。アイテムが操作されているかどうかの確認のために、スピーカーから続けて音楽が再生されます。この音楽はSCPA-XXX-JPによって再生される多数の違うメロディーがあり、ほとんどはョーロが多く構成され、小さな音符、短い異音、そして一回の音符を中断するような揺れを持っています。

SCPA-XXX-JPから発せられる音楽は、聴覚的な人々に悪影響を与える可能性があります。観察中、SCPA-XXX-JPを聞いた者は、自分たちの持っているキャラクターの寿命について不吉な前兆を示唆するが、SCPA-XXX-JPによって再生された曲と完全に一致する、ややうわべだけに見える発言を行います。

SCPA-XXX-JPを閉じると、任意の時点でSCPA-XXX-JPを再び開くことができ、音楽は新しいものに置き換えられます。

SCPA-XXX-JPは不定期ながら、完全な音楽演奏ではなく、楽器の音色、重ね合わせ、節回し、息遣い、振動、音符のキャリブレーション等、人工的であると思われる音符が、初回再生以降にスピーカーから放出されることがありました。

SCPA-XXX-JPを開いた際に再生される曲も、聴覚的に変形を加え、異様な感覚を与えるものが存在しました。

SCPA-XXX-JPの音源の正確な起源は不明で、SCPA-XXX-JPの金属部や内部機構は検査されましたが、何らかの悪意のない力によってSCPA-XXX-JPが動作していることが示唆されました。SCPA-XXX-JPは、リチウムイオンバッテリーで動作し、音楽の再生に通常はは即座に反応しました。

SCPA-XXX-JPによって再生される曲の小節が数少ない場合、SCPA-XXX-JPはリピート再生を行うようになることが明らかにされました。SCPA-XXX-JPが楽曲を一定期間再生しなかった場合、SCPA-XXX-JPは休止状態に入ります。SCPA-XXX-JPに極端な内容の音楽を再生させることは、SCPA-XXX-JPの損傷を引き起こし、非常に危険であることが確認されましました。

SCPA-XXX-JPによって再生される曲には、あえて伝説的到達不可能曲と知られる楽曲が含まれていないことが示唆されており、SCPA-XXX-JPが特に危険である可能性があるため、派生調査が今後議論されることを強く推奨します。SCPA-XXX-JPは、入手方法が不明であり、SCPA FoundationがSCPA-XXX-JPを入手した経緯も不明です。SCPA-XXX-JPは、初めて確認されてから数年後に、███████のノイズを発する高度な音響検知機器によって検出されました。

SCPA-XXX-JPは、非常に脆く、そして耐久性に欠けることが明らかにされています。SCPA-XXX-JPは非常に繊細であり、震動や物理的な衝撃に非常に敏感です。SCPA-XXX-JPを取り扱う場合、きわめて注意深く扱う必要があります。

SCPA-XXX-JPは、特定の場所からは遠ざける必要がある場合があり、SCPA-XXX-JPがモニタリングされる必要がある場合があり、SCPA-XXX-JPが予期しない方法で再生されないことを保証するために、SCPA-XXX-JPはいつでも隔離されて保管される必要があります。

SCPA-XXX-JPの効果を減らす方法については、実験によって明らかにされていません。SCPA-XXX-JPとの相互作用は複雑であるため、SCPA-XXX-JPの調査と分析は、SCPA Foundationにとって現在、非常に重要な研究プロジェクトであることが明らかになっています。

補遺:

SCPA-XXX-JPとは異なり、携帯用の音楽プレーヤーを工夫することができるような技術的な問題や、SCPA-XXX-JPよりも恐ろしい音楽劣化単体の研究などが実施されたことによって、SCPA-XXX-JPの研究が軽視されがちであることが明らかになっています。

SCPA-XXX-JPに対する研究はSCPA Foundation内においても依然序の中であるため、追加の研究予算を確保し、SCPA-XXX-JPに関する研究計画の早期完成を図るべきです。 SCPA-XXX-JPが具体的に何を目的としているか、SCPA-XXX-JPを制御する方法、SCPA-XXX-JPがなぜ危険であることが推定されているのか、これらの問題に対する回答が必要とされるものです。

SCPA-XXX-JPによって引き起こされる効果が明らかである場合、SCPA Foundationの職員はSCPA-XXX-JPに対する対策を求められることになることが明らかになっています。SCPA-XXX-JPに関する追加情報は、さらなる調査と研究を必要とするため、SCPA Foundationのネットワーク上に保存する必要があることを忘れてはなりません。

注意事項:

1. SCPA-XXX-JPにアクセスするには、少なくとも2名のレベル3以上の職員が同意する必要があります。
2. SCPA-XXX-JPを動かす場合は、SCPA-XXX-JPによって生じた物理的混乱を引き起こさないように移動させることが必要です。
3. SCPA-XXX-JPに触れることは許されません。
4. SCPA-XXX-JPの摂動は、絶対に使用しないでください。
5. 全ての音をキャンセルするように、環境中でSCPA-XXX-JPが再生を開始した場合は、直ちに駆動システムを使用して消音してください。
6. SCPA-XXX-JPが再生される場合、妊娠中の者や慢性疾患の方、心臓障害を抱えた方など、記憶制御能力に影響を及ぼす可能性があるため、該当者がSCPA-XXX-JPを聞くことを避けるよう注意してください。

記録番号:
SCPA-JP-00583

報告者:
██████ 博士

承認者:
█████ Site Director