特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01366は、遠隔地に隔離された高セキュリティ施設に収容されています。施設内部に進入する際は、常に2名以上の武装警備員が随伴し、SCPA-JP-01366の行動を監視する必要があります。SCPA-JP-01366が示す異常な挙動やエフェクトが検出された場合、直ちに収容室を封鎖し、異常が収束するまで待機することが求められます。また、SCPA-JP-01366の収容室は定期的に検査され、防壁や監視機器の機能が正常であることを確認するための点検が必要です。SCPA-JP-01366に接する際には適切な防護装備を着用し、慎重かつ注意深く対応するようにしてください。

説明:
SCPA-JP-01366は、通常の迷宮とは異なる超常現象を引き起こす異常な構造物です。この迷宮は自己変容能力を持ち、一度進入した者に対し、その人物の記憶や恐怖をもとに新たな部屋や通路を創り出す傾向があります。被験者が進むほどに迷宮の中は複雑化し、その道を進むことがますます困難になります。さらに、SCPA-JP-01366内では時間や空間の歪みが発生し、被験者は通常の法則や物理法則に縛られなくなります。このため、SCPA-JP-01366に閉じ込められた者はしばしば恐怖や絶望にさいなまれ、精神的な疲労や崩壊を引き起こすことが報告されています。SCPA-JP-01366は我々の理解を超越した異常な存在であり、その正体や目的についての詳細は依然として不明確なままです。

SCPA-JP-01366に関するさらなる調査により、迷宮内部での時間の流れが外部の時間とは異なることが確認されています。被験者がSCPA-JP-01366に入ると、内部の時間の進行速度が加速し、数時間の滞在が外部では数日に相当する時間が経過していることが観察されました。さらに、迷宮内では時折、過去の出来事や未来の予兆が薄明るく表れ、被験者に幻覚を引き起こす現象が報告されています。これらの幻覚は、被験者の深層心理やトラウマに根ざしたものであり、迷宮が被験者の心理を読み取り、それを利用して恐怖感を増幅させる能力を持っている可能性が考えられます。SCPA-JP-01366に囚われた者は、迷宮内の攻略が不可能であることに絶望し、自らの心の闇と直面せざるを得ない過酷な状況に置かれることが多いと報告されています。SCPA-JP-01366はなおも謎に包まれた存在であり、その深層に潜む真実を理解するためには、引き続き慎重かつ積極的な研究が必要とされています。SCPA-JP-01366の深層部には、複数の存在が宿っている可能性が示唆されています。研究チームが行った異常電磁波の分析によれば、迷宮内で観測される幻影や異常現象の元凶となる存在が、物理的には捉えがたい周波数帯域に存在している可能性が浮上しました。さらに、一部の被験者はSCPA-JP-01366内で遭遇した存在との交信を試みる際、共振現象や幻聴、錯覚を経験したと報告しています。この存在が迷宮に宿る意図や目的、その正体については全くわかっていないことから、SCPA-JP-01366が単なるストラクチャーや物理的構造物に留まらず、意識体や異次元からの存在が介在している可能性も考慮されています。研究者たちはSCPA-JP-01366の謎に挑戦し、迷宮が持つ異常性や危険性を研究を深めることで解明しようと努力していますが、未だにその全容を理解することは容易ではありません。SCPA-JP-01366は我々の日常的な理解を超越した存在であり、その性質を明らかにするためには更なる調査と慎重なアプローチが必要不可欠であると結論されています。

補遺:
SCPA-JP-01366へのアクセスが制限され、追加の研究や実験は中止されました。最新の調査により、SCPA-JP-01366が持つ恐怖の効果が予想以上に危険であることが判明しましました。その異常な性質により、SCPA-JP-01366の存在自体が人間に悪影響を及ぼす可能性が示唆されており、一般職員の知識や認識を超えることで恐怖や幻覚を引き起こす恐れがあります。このため、SCPA-JP-01366は厳重に封印および管理されることとなりました。迷宮内に閉じ込められることで生じる危険性や影響を考慮に入れ、SCPA-JP-01366の解明と管理に関する新たな方針が策定されました。今後はSCPA-JP-01366の収容とその影響の詳細な解析に取り組むことで、人類にとっての安全と安定を確保するための措置が急務とされています。SCPA-JP-01366の収容状況や最新情報については、指揮官および上級研究員への直接の照会を以てご確認願います。

注意事項:
SCPA-JP-01366に接する際には、極めて慎重な態度を貫くことが不可欠です。迷宮内部での行動は、計画的かつ組織立てられた方法でのみ行われるべきであり、無闇に冒険をしてはなりません。迷宮の奥深くに迷い込むことは極めて危険であり、心身ともに強固な意思を持ち、不安や混乱に負けない心の準備を整えておくことが肝要です。また、SCPA-JP-01366からの出口を見つけた場合でも、過度な自己紐解きや興奮は避け、収容施設への迅速な復帰を優先するようにしてください。SCPA-JP-01366は我々の理解を超越する恐るべきアノマリーであり、一般の人間が単独で対処することは絶対に許されません。

記録番号:
SCPA-JP-01366

報告者:
研究員 ██████

承認者:
Site Director ███