SCPA Foundation 日本支部 オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:
SCPA-A15-Jは、中央監視室に収容され、24時間監視が必要です。保安員は薬剤を投与しなければなりません。また、SCPA-A15-Jが監視されている部屋には、内部扉を含め一切の外部門は設置禁止です。

説明:
SCPA-A15-Jは、当該場所において、約1時間から2時間程度、ある測定機器を使用しての測定中、突如として現れます。その場合は人員が移動不能な状態に陥ることが確認されています。また、SCPA-A15-Jが発生した場合、その現象を見た人々は次の場所でSCPA-A15-Jが発生する時刻を見ることができます。しかしこの情報はSCPA-A15-Jが発現するまで“記憶”することが出来ず、SCPA-A15-Jが現れると記憶が戻ります。
SCPA-A15-Jが発現した後、少なくとも70％の確率で、被験者には身體的苦痛と死の恐怖についての暴露を伴う、激しいパニック状態が生じます。最いも重大なのは、SCPA-A15-Jの現象が毎日発生し、人類社会に対して深刻な危機を引き起こしていることです。

追加情報:
SCPA-A15-Jの良好な保安管理は、オブジェクトクラスが変更されない限り、最優先事項です。SCPA-A15-Jがターゲットを決定し、その人を襲うと、その者の一日の残り部分ではSCPA-A15-Jが発生しなくなります。SCPA-A15-Jとの接触で七日間以内に癌に発症する被験者は、SCPA-A15-Jが発生したすべての場所に自動的にターゲットに設定されます。

参照文献:
SCPA-A15-Jに関する過去の事例については、『SCPA周辺施設難民受入レポート』などの報告書に記載されています。

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:
SCPA-A15-Jに影響を受けた被験者は、機密保持契約の一部で、特定の医療を受けるようにと指示されます。SCPA-A15-Jの影響により物理的な損傷を受けた被験者に対しては、懲戒処置を実施します。SCPA-A15-Jが監視されている部屋には、内部扉を含め一切の外部門は設置禁止です。SCPA-A15-Jは、現在他のSCPAオブジェクトを脅かす事象の可能性があるため、その調査研究を行うために、より多くのリソースを費やすことが必要です。

記録番号:
SCPA-A15-Jの保管と研究に関する記録や監視記録などの文書は、レベル4以上の職員が保管しています。

報告者:
SCPA-A15-Jの報告は、高等研究主任者が担当しています。

承認者:
SCPA-A15-Jの報告書は、監督官が承認しています。