特別収容プロトコル:
病気の赤いプール（SCPA-JP-00170）は、Site-██の地下に特別な収容セルを設置して収容されています。収容セルは内部にある厚さ2メートルの鉛製のコンクリート壁に囲まれ、さらにその周囲には病気の赤いプールの活動を抑制するための特殊な魔結界が施されています。収容セルの入口は厚い鉄扉で閉鎖され、ロックメカニズムはランク5以上の職員の生体認証と合わせて解錠できるようになっています。セル内には常に消火器と火災対策用の設備を準備しておくよう命じられており、定期的な点検と保守が必要です。

病気の赤いプールの収容セルの周囲には24時間監視カメラを設置し、常に監視員による監視を行うことが求められています。不審な動きや異常が検出された場合は、直ちに上級職員に報告し、適切な対処を取るようにしてください。また、病気の赤いプールの収容セルへの立ち入りは厳重に制限されており、権限のない者の立ち入りを許してはなりません。

収容プロトコルに関わる全ての指示は厳守されるべきであり、違反行為は重大な制裁を受ける可能性があることを、全ての関係者に周知させるようにしてください。

説明:
SCPA-JP-00170、通称「病気の赤いプール」は、直径10メートルの赤い液体で充満したプール状の異常存在です。この赤い液体は一見血液のように見えるが、その正体や成分については科学的な分析を行っても不可能なほど異常な性質を持っています。

病気の赤いプールに直接触れると、触れた者は非常に異常な速さでその身体の内部が分解され、まるで何かに喰われたかのようにして死に至る。この異常な現象は触れる際の痛みも感じられず、まるで忽然と消失するかのようにして消えてしまうという恐るべき特性を持っています。

さらに周囲に設置された鉄製の塀は、病気の赤いプールの周囲を20メートル以上の高さまで取り囲んでおり、プールからの脱出を防いでいる。定期的な点検が必要なのは、この鉄製の塀が一部で破損してしまった場合、病気の赤いプールが影響範囲を拡大させてしまう可能性があるためです。

病気の赤いプールは未知の起源を持ち、その性質や目的は現在も完全に解明されていない。そのため、科学者や研究員らは常に慎重かつ注意深く、安全かつ確実な対処を行うことが求められています。現時点では、病気の赤いプールの危険性やその異常な能力についてさらなる研究と分析が行われているが、依然として数々の謎に包まれた存在であることに変わりはない。

SCPA-JP-00170、別名「病気の赤いプール」に関する追加情報を提供いたします。

病気の赤いプールから放射される特異なエネルギーにより、周囲の空間に一種の重力異常が生じることが観測されています。具体例として、病気の赤いプールとセルの壁が直接接触している部分において、微弱ながらも重力が逆転する現象が観測されたことがあります。この異常な重力場の影響を防ぐため、病気の赤いプールの収容セル周囲には重力制御装置が設置されており、常に安定した状態を維持するように配慮されています。

さらに、科学者や研究員が行った複数の実験により、病気の赤いプールの液体が放射する微小な擬似生命体が存在する可能性が浮上しています。これらの擬似生命体は観測が困難なほど微細であり、通常の手段では検知が困難なため、STFユニットによる高度な特殊探査が必要とされています。この擬似生命体の存在が確認された場合、病気の赤いプールの性質や危険度について新たな知見が得られる可能性があります。

しばし間隔をおいて観察が行われ、病気の赤いプールが持つ異常的な特性やその起源について継続的な研究が必要とされています。この異常存在に対する理解が深まることで、適切な収容や対処方法の向上に繋がることが期待されます。SCPA-JP-00170、「病気の赤いプール」について更なる情報を提供いたします。

病気の赤いプールから放出される異常エネルギーの波動は、周囲の空間に深刻な精神的影響を及ぼす可能性があることが最近の研究によって明らかになっています。近接した人間や動物がこの異常エネルギーの影響を受けると、強烈な幻覚や幻聴、不安や恐怖感、極端な攻撃衝動などの症状が現れる報告があります。これらの精神的な影響は一時的なものである場合もありますが、重度の場合には回復困難な状態に陥ることもあり、関係者の安全を考慮した対策が急務となっています。

さらに、病気の赤いプールから観測される異常な音波により、周囲の物体や生物にも予想もしない影響が及ぶ可能性が指摘されています。特に高周波の音波は人間の聴覚範囲外であるにも関わらず、不快感や耳鳴り、めまいといった症状を引き起こすことが報告されており、これに曝露するリスクを最小限に抑えるため、特殊な防音措置が病気の赤いプールの収容セルに設けられています。

これらの異常現象や影響は病気の赤いプールが持つ性質の一端に過ぎず、その真相を解明するための研究と情報収集が不可欠であると考えられます。さらなる調査や異常対策の強化が求められる中、病気の赤いプールの影響範囲をより詳細に把握し、確実な制御手段を模索することが重要とされています。

補遺:
最近の観察と実験の結果、病気の赤いプールから放出される異常エネルギーの波動が、環境への影響をより深刻なものにしていることが判明しました。特に、周辺植生や土壌に異常な変化が生じており、その周囲における生態系に対する悪影響が懸念されています。この状況を踏まえ、病気の赤いプールの収容施設周辺の生態環境の監視と保護が強化されるべきであること、及び環境汚染の可能性に対処するための対策が検討されるべきであることが強調されましました。

また、病気の赤いプールからの異常なエネルギー放出により、近隣住民や施設にも影響が及ぶおそれがあることから、収容プロトコルにおいて現地の民間人への情報統制と安全保障強化策の整備が検討されています。病気の赤いプールの異常性について一般に周知されることなく、関係者の安全を確保するためには、新たな対応策の検討と実施が急務となっております。

継続的な観測と分析を通じて、病気の赤いプールが持つ異常性やその影響の全貌を一層明らかにしていくことが重要であり、これに向けての研究・対策の推進が求められます。今後の展開においても、適切な対応を確保しつつ、病気の赤いプールの収容および管理に関する取り組みを効果的に進めてまいります。

注意事項:
病気の赤いプール（SCPA-JP-00170）に関わるすべての職員は、このアノマリーの危険性を認識し、機密情報を適切に管理することが求められています。プールに接触したり、プール周囲の安全対策を無視したりすることは絶対に許されません。プールが放出する異常なエネルギーには極めて高いリスクが伴い、不注意な行動は重大な結果を招く可能性があります。

また、病気の赤いプールの収容セルや周囲の施設に立ち入る際は、必ず適切な権限を持つ職員が同行し、慎重かつ確実に行動するようにしてください。プール周囲のセキュリティシステムや防護措置は徹底的に尊重されるべきであり、これらの設備を無視したり操作したりすることは許容されません。

さらに、病気の赤いプールに関する実験や研究は許可を得た上でのみ行われるべきであり、不正な実験や情報漏洩は厳重に禁止されています。プールが示す異常な性質や潜在的な危険性を常に頭に入れ、任務に従事する際は慎重に行動し、安全を最優先に考えてください。

記録番号:
SCPA-JP-00170

報告者:
SCPA生産者

承認者:
Site長以上の職員