特別収容プロトコル:

SCPA-JP-00349は被財団者の保有物である傘の収容が必要です。
SCPA-JP-00349は特定の天候条件下でのみ発動し、特定地域内に落雷が発生した際のみ受容作用を発揮します。従ってSCPA-JP-00349が所有する傘は日中の運用を禁止します。傘の所有者には、SCPA-JP-00349が所有する傘を密かに持ち出すことのないよう呼びかけます。

SCPA-JP-00349が所有する傘は、職員の手配および保管が求められています。所有者が傘を適切に保管した場合、SCPA-JP-00349自身は被財団者の保管下で管理される必要はありません。所有者が傘を誤って入手しようとする場合、監視スタッフがその行動を追跡し、適切な措置を取るよう指示してください。

説明:

SCPA-JP-00349は、傘を持つ者を突然的かつ強力な効果によってコントロールする能力を有する対象です。 SCPA-JP-00349は、ある種の不可解な出来事が発生すると、特定の地域で恐ろしい天気現象を引き起こします。この現象が発生すると、SCPA-JP-00349が持つ傘の特別な効力によって、その地域にいる人々を操作することができます。

SCPA-JP-00349によって操られた人々は、昏迷状態に陥り、SCPA-JP-00349のコントロール下に置かれます。この状態の人々は、SCPA-JP-00349が傘を開くことによって活動を開始します。SCPA-JP-00349がメンバーに取り込むと、彼らはSCPA-JP-00349を所有する人の意図に従って行動し、彼らに力や知識を提供する必要があるもの、またはSCPA-JP-00349になって彼らに協力する必要があるものにすることができます。

SCPA-JP-00349は、一定期間経過すると、その全ての収容プロトコルが増強されることが報告されています。被財団者は、この能力を制限するために頻繁に対策を取る必要があるため、SCPA-JP-00349の所有者は、SCPA-JP-00349の影響下にあると思われる不可解な現象について報告し、監視スタッフに通知するよう要求されました。

SCPA-JP-00349は、非常に危険で注意深く取り扱わなければならない対象です。これは、SCPA-JP-00349がはるかに強力なコントロール効果を持ち、特に危機に直面した場合に絶大な影響を与えるからです。SCPA-JP-00349が傘を発動した際、目撃者たちは傘の下で幻覚的で奇妙な景色を目撃することがあります。これは、彼らが被財団者のコントロール下にあるときに自我を抑制され、SCPA-JP-00349が自分たちの視界で体験する情景を再現するためだと言われています。

SCPA-JP-00349が操る被害者は、その「再感染」のために少なくとも一度再び傘を授けられる必要があるため、他の種類のSCPAの拡散につながる可能性があることに留意する必要があります。また、SCPA-JP-00349が管理する傘を開閉する時間帯は、天候に左右されており、時間帯を正確に予測するのが困難なため、SCPA-JP-00349の所有者は、常に気象情報を注意深く監視してSCPA-JP-00349の警戒を維持する必要があります。

SCPA-JP-00349の所有者は、被害者と協力するために直接的なコンタクトを取ることが可能ですが、そのような場合は財団側の力を行使し、彼らを保護するための迅速かつ積極的な方法を取る必要があります。SCPA-JP-00349の所有者は、SCPA-JP-00349から離れた被害者を発見した場合、財団の適切な部局と連絡をとり、収容プロトコルを徹底的に遵守しなければなりません。SCPA-JP-00349は、所有者を含む一般市民の状態や思考能力に沈黙的でしかし強制的な影響を及ぼすため、彼らにSCPA-JP-00349への協力のために自分自身の生命行為を望むよう指示することができます。SCPA-JP-00349の管理下にある人々は、命令に従うために病的な自己犠牲と忠誠心を示すことがあり、この影響下にある人々が彼らの生涯にわたってこの状態に留まるか否かに関係なく、彼らの行動がSCPA-JP-00349にすでに影響を受けてしまったことを示す可能性があります。

また、SCPA-JP-00349によってコントロールされた人々は、SCPA-JP-00349が所有する傘を奪おうとする場合、ICU可能性のある獲物を獲得しようとするため、彼ら自身が極端な危険にさらされる可能性があるということに留意してください。被財団者の管理下にある傘を用いてSCPA-JP-00349を収容することは非常に困難であり、特にSCPA-JP-00349が最終形態に進行した場合には、一般市民によって彼を収容することには適切に許可を得ている場合でも、非常に困難です。

最後に、SCPA-JP-00349が持つ傘を開閉することができる周期は、天候条件によって制御されるのではなく、傘の所有者が災害的な現象を引き起こしたり、残忍なクリエイターによって引き起こされた影響を伝達することができるため、SCPA-JP-00349の持つ傘が唯一存在する場所に常駐している方が良いとされています。 SCPA-JP-00349の所有者は、常にSCPA-JP-00349の修正や効果を監視し、より安定した状態の傘が維持されるよう努める必要があります。

補遺:

SCPA-JP-00349の報告書は、特に傘が降る日に関する部分において、未だ不十分との見方もあるため、一部の研究者は引き続きSCPA-JP-00349の研究を継続しています。未解決の科学的疑問のひとつは、未だに未発見のコントロール機構が存在する可能性があることです。SCPA-JP-00349が傘が降る日を引き起こす動機とメカニズムを研究することによって、財団はこの現象を正確に予測する能力を向上させることができるかもしれません。

また、SCPA-JP-00349は、他のオブジェクトやSCPA対象に関連する研究も必要です。たとえば、SCPA-JP-00349は、ある程度の制御・規律に従った傘によって行われた効果に似ているため、傘に関する研究が行われ、同じような効力を持つオブジェクトを検出し、財団が管理できるようにすることが求められます。

最後に、SCPA-JP-00349については、財団において常に規制が必要です。そのため、SCPAジュニアリサーチャーはSCPA-JP-00349に関した独自の研究を行ってはなりません。また、SCPA-JP-00349が管理する傘は、SCPA保管施設に安全に保管することが求められます。

注意事項:

SCPA-JP-00349を調査するために、SCPA-JP-00349が所有する傘を取り扱う場合、被財団者はカバーオールスーツ、手袋、特殊マスク、およびその他の適切な個人用保護具を使用することが義務付けられます。この手順は、SCPA-JP-00349の影響下にある個人が非常に危険であるため、絶対に維持しなければなりません。所有者がSCPA-JP-00349によって制御されると、適切な保護具がない場合、SCPA-JP-00349が所有者に与える可能性のある害は深刻です。

また、SCPA-JP-00349の所有者は、彼または彼女が持つ傘を監視する責任を負っています。SCPA-JP-00349は、傘が人々に及ぼす影響を制御する能力を持っているため、SCPA-JP-00349が所有する傘を誤って持ち出した場合、さまざまな災害が起こる可能性があります。傘を使用しない場合は、傘を特定の地域から除去し、適切な方法で保管する必要があります。

記録番号:
SCPA-JP-00349

報告者:
█████ 博士

承認者:
████ ██ 氏、オブジェクト管理部門長