特別収容プロトコル:
SCPA-SCPA-JP-00522は一般人が手に入れることはできないように、広報活動の充実を図る必要があります。販売業者のサイトや商店で不正販売が発覚した場合、該当商品店頭での押収を行い、所有者の特定と接収を行う必要があります。

保管も極秘かつ隔離された場所で保管する必要があります。SCPA-SCPA-JP-00522を使用する際は、所定の清算手順を経た上で、使用者による利用が認められた場合に限り許可されます。SCPA-SCPA-JP-00522が許可なく使用された場合、即刻接収を行い、所有者に対して説明を要求する必要があります。

SCPA-SCPA-JP-00522は、Site-81の収容室内の安全保管庫で、二重扉式の保安システムで保管されます。SCPA-SCPA-JP-00522にアクセスするための応接室には、2人以上の武装した警備員が配置され、数秒ごとに映像機器を操作して監視されます。SCPA-SCPA-JP-00522が使用完了後、使用者は口紅を清算し、安全保管庫に保管する必要があります。

説明:
SCPA-SCPA-JP-00522は、黒色のリップスティックで、容器には「恐怖の口紅」または「Devil's Kiss」という名称が記載されています。SCPA-SCPA-JP-00522を塗った個体が「私たちと話してくれますか？」という形でSCPA-SCPA-JP-00522に話しかけると、口元から異常なエネルギーが放出され、口の中から異次元からの怪物や宇宙からの隕石、生物兵器など、様々なものが飛び出してくる現象が発生します。これがSCPA-SCPA-JP-00522が発生させる「ハルマゲドン」です。

SCPA-SCPA-JP-00522が作り出す物質は、正確にはSCPA-SCPA-JP-00522が使用された瞬間はSCPA-SCPA-JP-00522に発話されたリクエストによって異なります。しかしそれらの多くは、実在しないと思われる物質や危険なウイルス、あるいは灰色の生命体や粘液状のオブジェクトなどであり、SCPA-SCPA-JP-00522によって発生する「ハルマゲドン」は、その場にいる人々に大きな被害をもたらす危険があるため、SCPA財団はSCPA-SCPA-JP-00522を絶対に外部に出さないこととしています。

SCPA-SCPA-JP-00522は、外見上では通常の口紅と区別が付かないため、慎重に監視する必要があります。SCPA-SCPA-JP-00522に接触した場合は、決して使用しないでください。SCPA財団は、SCPA-SCPA-JP-00522を販売したり、使用したりすることができる業者を徹底的に調査し、SCPA-SCPA-JP-00522が一般市民の手に渡らないようにする必要があります。

SCPA-SCPA-JP-00522は、これまでにSCPA財団によって分析された多くの口紅と比較して、著しい異常性が存在することが判明しています。SCPA-SCPA-JP-00522の主な特徴は、使用すると口から異次元の危険な物質が放出されること、さらには発売された場所で危機が発生するという特性があります。

SCPA-SCPA-JP-00522に使用された謎の物質についての研究は、完全に進んでいませんが、少なくともSCPA-SCPA-JP-00522が何種類かの物質を包含していることが分かっています。SCPA財団が初めてSCPA-SCPA-JP-00522を接収したとき、SCPA-SCPA-JP-00522容器の中に小さな黒いカプセルが見つかりました。カプセルが空っぽであったにもかかわらず、検査結果には何らかの物質成分が含まれていることが示されました。

SCPA-SCPA-JP-00522は、販売業者のウェブサイトでの不正販売によって脅威が広がっていることが判明しており、SCPA財団は、潜在的にSCPA-SCPA-JP-00522を取得する可能性のある業者や拡散を試みる個人やグループに対して注意を喚起しています。

SCPA-SCPA-JP-00522の被験体からのリポートによれば、SCPA-SCPA-JP-00522が口から生み出す怪物の数は時間とともに増加する傾向があります。SCPA財団は、SCPA-SCPA-JP-00522容器の周りに遮蔽材料を配置して、この現象を緩和させようと試みていますが、この策が完全に効果的であるかどうかはまだ判明していません。SCPA-SCPA-JP-00522から放出される異次元からの物質は、決して地球上では見られたことがないような非常に複雑な構造を持ったものが含まれています。SCPA財団は、SCPA-SCPA-JP-00522の研究報告の分析を進めており、SCPA-SCPA-JP-00522から放出される異常な物質の繊細な解析を試みています。

SCPA-SCPA-JP-00522の研究により、SCPA-SCPA-JP-00522は自己刹那の存在であることが分かっています。SCPA-SCPA-JP-00522の繰り返し使用がこの自己滅却を引き起こすため、SCPA財団はSCPA-SCPA-JP-00522を制御し、適切な措置を講じることが最善の方法であることを確認しましました。

SCPA-SCPA-JP-00522の効力が強化される可能性がある特定の頻度でSCPA-SCPA-JP-00522を使用すると、ハルマゲドンが発生する危険性が高くなります。SCPA-SCPA-JP-00522が発生した場合、大量の異常物質が周辺地域に散布され、死傷者が出る恐れがあります。SCPA財団は、SCPA-SCPA-JP-00522の特性に基づいて、日々新しいコンテンメント手順を検討しています。

SCPA-SCPA-JP-00522の安全性について、SCPA財団が得た結果は少なくとも警告ステッカーの使用によって大幅に向上する可能性があることが分かりました。SCPA財団は、SCPA-SCPA-JP-00522容器の包装に、明確な安全警告文や使用方法を記載することで、SCPA-SCPA-JP-00522の危険性を知らせることができます。SCPA-SCPA-JP-00522が販売されると判断された場所にはSCPA財団の職員が調査を行い、必要に応じて警告措置を講じることがあります。

補遺:
SCPA-SCPA-JP-00522の特殊性質に関する調査から、SCPA-SCPA-JP-00522が誕生した経緯が判明しました。SCPA-SCPA-JP-00522は以前はマジックショップで販売されており、魔法の口紅として知られていました。SCPA-SCPA-JP-00522によって発生した異常現象がマジックショーで利用され始めてから、SCPA財団はSCPA-SCPA-JP-00522の存在を知ったと考えられています。

SCPA-SCPA-JP-00522を使用することによって、生物学的マストドンや巨大なアームドロネロ囚人が現実世界に出現するなど、古代の怪物も出現しました。SCPA財団は、SCPA-SCPA-JP-00522が異常な創造的エネルギーに依存していると考えています。もしSCPA-SCPA-JP-00522を継続的に使用され続けると、エネルギー源は枯渇し、SCPA-SCPA-JP-00522は自滅する可能性があります。

SCPA財団は、SCPA-SCPA-JP-00522に関する情報が明らかになるたびに、その使用方法や安全性、追加の収容プロトコルについて、新しい研究結果に基づいて改善策を提供しています。SCPA財団は、SCPA-SCPA-JP-00522が放置され、取り扱う業者が不正行為を行うことがないよう、注意を喚起しています。またSCPA財団は、SCPA-SCPA-JP-00522の研究が継続的に進行しており、その不可解な性質について解明されることを期待しています。

注意事項:
SCPA-SCPA-JP-00522に触れた場合は、直ちに手を洗い、決して使用しないでください。SCPA-SCPA-JP-00522を使用する前には、所定の手順による認定を受けてください。認定された使用者以外による使用は、即座にSCPA財団の拠点に報告し、SCPA-SCPA-JP-00522を適切に接収してください。

また、SCPA-SCPA-JP-00522を適切に保管するために、使用者は以下の注意事項に従う必要があります。

• SCPA-SCPA-JP-00522を取り扱う際は、必ず手袋を着用してください。
• SCPA-SCPA-JP-00522が混入することのないよう、使用を中止する前には、口紅を十分に洗浄してください。
• SCPA-SCPA-JP-00522使用後、必ず安全保管庫に入れてください。
• SCPA-SCPA-JP-00522をその場に放置しないでください。必要に応じて適切に処分してください。

SCPA-SCPA-JP-00522は、業者が不法販売や利用を行う可能性があるため、普及防止措置を施す必要があります。SCPA財団は、SCPA-SCPA-JP-00522を一般市民から完全に隠蔽し、声明と監視体制を強化する必要があります。SCPA-SCPA-JP-00522の保管、取扱い、及び利用に関する情報は、最高機密扱いとなっています。

記録番号:
SCPA-SCPA-JP-00522

報告者:
█████ ██████ 博士

承認者:
███████ ██████ O5-█