SCPA-00036 報告書

アイテム番号: SCPA-00036

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:
SCPA-00036は、独立した収容施設にて保管されます。収容施設は、物理的な壁、信号妨害装置、および洗浄プロトコルを含む高度なセキュリティプロトコルで保護されます。施設内には、SCPA-00036を制御するための、金属製の制御パネルがあります。SCPA-00036の使用は、必ず、双方向通信システムで保護下に置かれた、資格のある職員によって行われます。

説明:
SCPA-00036は、一連の機械を組み合わせた現実操作器具です。SCPA-00036により、物理現実における物質の配置や、物質によらない物理的制約を回避できます。SCPA-00036を制御するための制御パネルは、数学的原則に基づき構築されており、使用の際には高度な数学的推論が必要です。SCPA-00036は、空間内の物体を操作できるため、SCPA-00036の使用により重大な損害を受ける可能性があるため、ロボットアームによるリモート制御を備えた収納施設内でのみ利用が認められます。

SCPA-00036を扱う場合、専用の制御パネルの権限は施設内で保護された双方向通信システムを介してアクセス可能な認定された個人に限定されます。制御パネルが認証された場合、SCPA-00036は2秒以内に初期化され、制御ユニット内に収納されます。

追加情報:
SCPA-00036は、SCPAファイルの初期段階でSCPA-130A-Kですでに言及されており、彼らの研究によるとSCPA-00036に露出した人々は、現実に関する観念を変容させてしまう危険を示唆しています。SCPA-00036は、個体衝突テスト等多くの検査を必要とするため、安全施設の中にある専用のテスト室でのみ使用されます。

SCPA-00036の実験に適切な保護の下で報告された主な観測事象には、現実の重力とトポロジの変化、有害な黒体輻射の放出、機械器具内で発生した光の形成、そして時間の喪失が含まれました。SCPA-00036に対して致命的な物理的攻撃が行われた場合、SCPA-00036は緊急シャットダウンに移行するための安全装置が内蔵されています。

参照文献:
-ファイルSCPA-130A-Kに関する研究

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:
SCPA-00036を取り扱う際には、完全な防護スーツと呼吸用マスクを着用する必要があります。SCPA-00036は、ろ過された空調システムによって常に安定した温度、湿度、圧力下に置かれ、定期的に点検されます。SCPA-00036を操作する追加の注意事項については、SCPA-00036制御パネルマニュアルを参照してください。

記録番号:
SCPA-00036実験ログ

報告者:
SCPA-00036の調査担当、Dr. ███████

承認者:
Site Director██████████