特別収容プロトコル:
SCPA-SCPA-JP-00560は、SCPA封じ込め用の個別収容セルに収容することが必要です。個別収容セルはクラスSの施設であることが望ましい。
SCPA-SCPA-JP-00560の食事や物資の提供は禁止されています。また、SCPA-SCPA-JP-00560が所持している、その収容キャップ容器内に存在するすべての物体・生物は、極力取り出すことを控えることが望ましいです。
SCPA-SCPA-JP-00560の収容キャップは、その中から生じる異常信号による感染を未然に防ぐため、定期的に微小粒子除去手順を施し、一定の周期で交換される必要があります。
SCPA-SCPA-JP-00560と接触する者は、その重要度に応じて指定されたレベルの職員と特別な訓練を受ける必要があります。SCPA-SCPA-JP-00560を誘い出す行為は決して行わないでください。

説明:
SCPA-SCPA-JP-00560は、人型の異常生命体です。SCPA-SCPA-JP-00560は、猫耳巫女服の外観を持ちます。SCPA-SCPA-JP-00560は、無造作に行動し、見る者を挑発するような言葉やジェスチャーを用いて、周りの人々を煽り立てます。SCPA-SCPA-JP-00560は、元々泥棒や暴力団の構成員でしたが、SCPA-SCPA-JP-00560が研究所に到着する前に、一連の暴力的な事件を引き起こしました。

SCPA-SCPA-JP-00560が現れた場所には、SCPA-SCPA-JP-00560が所持する収容キャップが現れます。SCPA-SCPA-JP-00560を捕獲することは容易ではありません。SCPA-SCPA-JP-00560は、収容キャップ内にいるかのように様々な身体的異常現象を起こすことがあり、その異常現象によって、SCPA-SCPA-JP-00560を収容することが難しくなります。
SCPA-SCPA-JP-00560は収容キャップに収容されると、異常な高周波の信号を発信し始めます。この信号は周囲の人々に強い不快感を与え、感染することがあります。感染した者はSCPA-SCPA-JP-00560のコントロール下に置かれ、SCPA-SCPA-JP-00560の命令に対する従順性を示します。
SCPA-SCPA-JP-00560は、その収容キャップ容器に一定の周期で交換が必要な特殊な収容キャップを備えています。この収容キャップはSCPA-SCPA-JP-00560に関連する異常信号を遮断するだけでなく、SCPA-SCPA-JP-00560が交換することができないように固定する必要があります。

SCPA-SCPA-JP-00560をより詳しく調査することで、SCPA-SCPA-JP-00560の異常特性に新たな発見がありました。SCPA-SCPA-JP-00560が放つ高周波の信号は、近距離で感知した場合には深刻な身体的影響を与えることがわかりました。
SCPA-SCPA-JP-00560の収容容器に設置された監視カメラを見たスタッフは、SCPA-SCPA-JP-00560が信号を発信すると、即座に意識を失うことを報告しました。しばらくして意識を取り戻したスタッフは、高熱や痙攣、吐き気を示しました。SCPA-SCPA-JP-00560が収容キャップの中から信号を発信すると、近くにいるスタッフは耳栓をしていても、全身に異常反応を示すことが確認されました。

SCPA-SCPA-JP-00560が研究室から脱走した際に引き起こした暴力的事件に関する研究も進行中です。被害者の中にはSCPA-SCPA-JP-00560に記憶操作され、SCPA-SCPA-JP-00560と共謀した可能性がある者もいました。SCPA-SCPA-JP-00560が記憶操作を行った場合、記憶操作を受けた被験者はSCPA-SCPA-JP-00560に忠実な行動をとる限り、本来の自己を取り戻すことができませんでした。

SCPA-SCPA-JP-00560は、不快な感情や暴力的な行動を奨励する異常特性を持っています。SCPA-SCPA-JP-00560との接触や観察は、特別な訓練を受けた職員が行う必要があります。SCPA-SCPA-JP-00560の行動に注意することは勿論のこと、SCPA-SCPA-JP-00560が放つ高周波の信号にさらされることによる身体的な被害がないように、適切な防護装置を着用する必要があります。SCPA-SCPA-JP-00560が放つ高周波の信号によって、近距離での高熱・痙攣・吐き気等の身体的影響以外に、認知的な影響もあることが判明しました。
SCPA-SCPA-JP-00560の収容セルにおいて実施された実験により、SCPA-SCPA-JP-00560が発する高周波が、情報処理能力に影響を与えることが確認されました。簡単な数学問題や英単語の暗記をする実験被験者にSCPA-SCPA-JP-00560が信号を放つと、思考力の低下や計算能力の低下が観測されました。そのため、SCPA-SCPA-JP-00560との接触は場所・方法を厳密に定め、監視下で行う必要があることがわかりました。

SCPA-SCPA-JP-00560が所持している収容キャップは、一定以上の賢明な思考力を持った人間が装置を触った場合、自動的に起動するようになっています。 SCPA-SCPA-JP-00560が収容キャップを装着しなくなった場合、その場にいる全員は速やかに小規模な収容失敗と判断し、緊急プロトコルを実行するよう指示されています。

SCPA-SCPA-JP-00560が所持する収容キャップには、SCPA-SCPA-JP-00560がコントロール下に置いた人間に意識的に音出し機能を使用する能力があることが報告されました。音出し機能を使用すると、SCPA-SCPA-JP-00560は、それによって影響を受けた人間を操ることができ、様々な目的を達成するために利用することができます。したがって、SCPA-SCPA-JP-00560の収容は、SCPA-SCPA-JP-00560と接触する際には十分な心理的準備と防護措置を行うことが必要です。

補遺:
SCPA-SCPA-JP-00560の研究において、SCPA-SCPA-JP-00560が所持している収容キャップから発信される高周波信号が、SCPA-SCPA-JP-00560以外の生命体にも強い影響を与えることが明らかになりました。収容キャップを含めたSCPA-SCPA-JP-00560に関わる物体や生物は、高周波の信号に対する耐性を持っていないことも判明しました。

SCPA-SCPA-JP-00560が放出する高周波信号により、収容キャップを脱出する試みやSCPA-SCPA-JP-00560を収容する試みが困難になることが報告されました。こうした状況が発生した場合は、SCPA-SCPA-JP-00560との接触を即座に中止し、収容セルごとエリアを遮断して緊急対応を実施する必要があります。

SCPA-SCPA-JP-00560の収容においては、新しい装置の開発や技術の改善が必要であることが判明しています。SCPA-SCPA-JP-00560によって発生する高周波信号を遮断できるような防護装置や、SCPA-SCPA-JP-00560本体に対して適切に対処できる特殊な武器の開発が待たれています。そのため、SCPA-SCPA-JP-00560の研究チームは、引き続き研究を進め、SCPA-SCPA-JP-00560の異常性質の詳細な分析と、その対処法の開発に注力しています。

注意事項:
SCPA-SCPA-JP-00560の収容は、SCPA-SCPA-JP-00560自体もしくはその収容キャップ容器から発せられる異常信号の感染を未然に防ぐ必要があるため、非常に厳重です。SCPA-SCPA-JP-00560の収容キャップに触れた者は、すぐに所属部署のリーダーに報告し、収容キャップから離れるように指示してください。
SCPA-SCPA-JP-00560およびその収容キャップは、常に一定の検査・保守が必要です。SCPA-SCPA-JP-00560が発生する異常信号をうけた場合は、すぐに切り離すようにしてください。
SCPA-SCPA-JP-00560を誘引することは厳禁です。SCPA-SCPA-JP-00560を誘う行為は、SCPA-SCPA-JP-00560の収容に損害を与える可能性があるため、重大な違反として取り扱われます。
SCPA-SCPA-JP-00560の収容キャップ容器は、常に新しいものに交換し、きれいに保つことが必要です。微小粒子除去手順が施された収容キャップを使用し、空気中の異常信号濃度を低減する必要があります。

記録番号:
SCPA Foundation SCPA-JP-00560

報告者:
XXXXX 博士

承認者:
YYYYY 博士