SCPA-JP-00320 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00320

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:

SCPA-JP-00320は、常時2名の武装した安全担当職員による警備監視を必要とします。SCPA-JP-00320が目視された場合、直ちに対応可能な現場を選択して物理距離を取り、SCPA財団へ緊急通報を行うよう指示されています。SCPA財団は事態に応じて、財団の権限を有する他の部署や団体の協力を得ながら、SCPA-JP-00320を追跡・捕獲し、接近を避けるよう依頼しています。

説明:

SCPA-JP-00320は、異なる時代や平行宇宙からやってくると考えられる「時空間異常体」です。SCPA-JP-00320は、彼らが発生する時間的範囲を特定できないため、予告なくどのような形ででも出現する可能性があります。SCPA-00320は、異なる時代や平行宇宙から現れる場合でも、SPC財団の情報収集ネットワークを経由して状況を報告できることが確認されています。SCPA-JP-00320は、現在でも追跡が困難な状況にあります。

SCPA-JP-00320が発生すると、周囲の時空に影響を及ぼし、環境に亀裂を生じさせる可能性があります。SCPA財団によれば、SCPA-JP-00320を直接触れた場合、またはSCPA-JP-00320とのあまりにも接近した場合、その影響がより深刻になり、パラドックスの発生や別次元への転移など、致命的な効果が出る可能性があります。SCPA-JP-00320による影響を受けた人間には、状況によってはあらゆる種類の病気を発症する可能性があるとされています。

追加情報:

SCPA財団は、SCPA-JP-00320の追跡に成功するため、短時間幅の時間差（0.05秒未満）で時空間的に突発的に発生したと思われる上層部のレベル5職員が立ち上げたプログラム（プロジェクトChronos）を活用しています。　

さらに、SCPA-JP-00320が現れないよう、SCPA財団は常に他のSCPAを介してSCPA-JP-00320を吸収する方法を研究しています。　

参照文献:

• SCPA-JP-0001, SCPA-JP-1000, SCPA-JP-2000, SCPA-JP-3000

機密度のレベル:

Top Secret

注意事項:

• SCPA-JP-00320未発生の場合でも、常に対応策を研究・発見・更新することが求められます。
• SCPA-JP-00320が発生した場合、周囲の人々にも確認してアプローチすることは厳禁です。
• SCPA-JP-00320は物理的な傷害や殺害による影響を受けないため、制御する手段に注意する必要があります。

記録番号:

SCPA-JP-00320に関する記録番号は Incident Report-SCPA-JP-00320-1 です。

報告者:

SCPA財団・研究員XX

承認者:

SCPA財団・機密情報部・部長OO