特別収容プロトコル:
SCPA-AJP-00352は誰もが自由にアクセスできる設備となっており、その収容には特別な施設や備品は必要ありません。ただし、SCPA-AJP-00352の使用に伴い出現する異常現象を監視するため、利用場所には防犯カメラ等の監視装置を設置することが必要です。また、SCPA-AJP-00352の使用には特別な訓練を受けた職員による監視が必要です。SCPA-AJP-00352の不用意な使用を防ぐため、利用する場合は必ずSCPA財団所属の担当職員の了承を得てください。

説明:
SCPA-AJP-00352は通常の紙コップに似た外観を持った装置で、使用することでコップの中にいる人物と、コップを持った他の人物とを直接繋ぐことができます。装置を使用する際には、利用者が呼びかけた相手に向けて、コップに向かって話しかけることで、そのコップに向けられた相手のコップに直接音声が届くようになります。

SCPA-AJP-00352を使用することで、利用者が想像した相手とのリアルタイムでの会話を楽しみ、交流を深めることができます。また、利用者がコップに語りかけた内容は、使用中であっても盗聴や録音されることがないため、秘密情報や重要な情報のやりとりなどに安心して利用できます。

SCPA-AJP-00352を運用する場合は、利用者が異常な振る舞いを見せた場合や、異常な現象が発生した場合には、適切な処置を行うことでSCPA-AJP-00352の使用者や周辺の人々が被る危険を避けるようにしてください。現在では、SCPA財団の職員のみが許可された訓練を受けた者がSCPA-AJP-00352を利用することが許可されています。

SCPA-AJP-00352の使用に関しては、利用者が相手にコップフォンを渡した場合に限り、利用者が持つコップフォンと相手が持つコップフォンとの間にのみ音声が繋がるという決まりがあります。また、使用するコップフォンの数には制限があり、SCPA財団の職員から受け取ったアクセスコードをもとに制限された数のコップフォンを所持することができます。

SCPA-AJP-00352は、初めて情報が収集された場所は業務用のイベントである「食品展示会」のブース内であり、SCPA財団の調査員が目にしたものは非常に小型で、また幼児向けの玩具のように見える製品でした。SCPA財団は調査を進め、SCPA-AJP-00352があらゆる年齢層、人種、性別にわたって、世界規模で広く普及していることを確認しました。

SCPA-AJP-00352には2つの特徴があります。一つは、コップフォンを通じて話した内容には人々の気持ちが乗り移るため、会話の内容によっては強い感情を持つことがある点です。もう一つは、使用者が祈りや希望をこめた場合、その内容によって現実化するという驚くべき現象です。SCPA財団は、この現象を従来のSCPAとして調査を進行中であり、今後のSCPAの分類や対処について継続的に検討を行う予定です。SCPA-AJP-00352は、使用者がもう一方のコップフォンを持っている人物に向けて話しかけることで、その人物をコップの中に召喚することができます。この場合、双方が同じ空間に存在するため、話しかけたペアで使用することができ、コップフォンを持つ人物の近くにいなくてもコップフォンを通じて会話ができます。

SCPA-AJP-00352は、使用者の意思に基づいて、非常にオリジナリティ豊かな機能を実現するための多様な方法を提供します。例えば、コップフォンを使って異なる言語を話す人々をつなげることができたり、遠隔地からの反応を得ることができたり、遠くに住むご家族と接触することができるなど、人と人とを繋げる様々な方法があることがわかっています。

一方、SCPA-AJP-00352によって召喚された人物が、「もう一方の世界」（SCPA財団の研究により特定されたもの）からやってくる場合があり、この場合はSCPA財団の専門家による対処が必要となります。SCPA財団は、冒険家、学者、政治家、など幅広い領域でSCPA-AJP-00352を利用するための指導書の作成に取り組み、SCPA-AJP-00352の潜在的なリスクを最小限に抑えるための取り組みを継続的に実施しています。

補遺:
SCPA-AJP-00352を利用する前に、SCPA財団の職員による特別な訓練を受けていることが必要です。また、SCPA-AJP-00352の使用には、職員による監視が必要となるため、使用前には必ずSCPA財団の担当者による了承を得るようにしてください。

SCPA-AJP-00352の使用によって、異常な現象、またはSCPA財団が調査している異常に接触する危険があります。SCPA-AJP-00352を使用する際には、周囲の状況に注意深く留意し、異常な現象が起こった場合はSCPA財団の担当者に報告を行い、適切な処置をとるようにしてください。

SCPA-AJP-00352は、最大で20個まで所有することができます。新たにSCPA-AJP-00352を収容する場合、既に所有しているSCPA-AJP-00352の交換や、新しいウェポン収容場所の新規作成など、収容スペースの問題を考慮する必要があります。SCPA財団は、SCPA-AJP-00352の管理にあたっては、収容スペースの最適化や効率化が必要であることを認識しており、今後の改善について検討中です。

SCPA-AJP-00352に関する問い合わせや疑問点がある場合は、SCPA財団の担当者に直接問い合わせるか、SCPA財団の公式ウェブサイトで提供されているSCPA-AJP-00352に関する情報を参照してください。

注意事項:
SCPA-AJP-00352を利用する際には、以下の点に注意してください。

1. SCPA-AJP-00352の使用には、必ずSCPA財団所属の訓練を受けた職員が立ち会う必要があります。
2. SCPA-AJP-00352は適切な場所で、設置環境や運用については適切な注意を払ってご利用ください。
3. SCPA-AJP-00352は、調査・研究のための特別な装置であるため、私的な目的での使用は固く禁止されています。
4. SCPA-AJP-00352を利用する際は、過度な使用や不正行為、他のSCPA財団の職員や利用者に危害を加える行為等の禁止事項を遵守してください。
5. SCPA-AJP-00352が異常な挙動を起こした場合や不具合が生じた場合には、直ちにSCPA財団の所員に報告してください。

記録番号:
SCPA-JP-00352

報告者:
SCPA-AJP管理部門　研究員 ○○(匿名)

承認者:
SCPA-AJP管理部門　部門長 △△