SCPA-JP-00344 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00344

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00344は、確保後すぐに強固なガラス容器に入れ、密封された神経毒性の高いガスを用いて消毒する必要があります。
また、SCPA-334が誰かの手から離れることを防ぐため、2人以上の職員によって扱われ、移動には手動による運搬装置が使用される必要があります。

説明:
SCPA-JP-00344は、非常に不完全な、濁流のように見える鏡のようなものです。SCPA-JP-00344は、時間経過によって膨張し、浸水しているように揺れ動きます。その中には、水のように見える液体が流れていますが、正確には何らかの無機物質の塊であり、SCPA-JP-00344の一部であることを示唆しています。
SCPA-JP-00344に近接すると、人間や動物、生物などの有機物がその表面に吸着し、時間とともに流入した有機物の量に応じて、『濁流』が大量発生します。SCPA-JP-00344に触れたことがあるものは、それ以来、鏡越しに十分な距離を置いて覗いても、SCPA-JP-00344自体がその人物を反映しなくなることが報告されています。SCPA-JP-00344の鏡面を介して、失われた人々の姿が描写されることがありますが、これは一時的なものに過ぎず、SCPA-JP-00344が変化し始めると、そこに描かれた人々も消失します。SCPA-JP-00344の表面に堆積された有機物は、どのような種類であれ有害であると考えられるため、SCPA基金はSCPA-JP-00344を扱う際に十分な注意を払うよう要求されています。

追加情報:
SCPA-JP-00344の正確な起源は明らかではありません。SCPA-JP-00344は、各国のレポートから集められた情報に基づいて、元々は中東の古代死者の墓から発見されたとされています。SCPA-JP-00344は、その後、ヨーロッパを経由して日本に入り、サファイア鉱山で発見されました。

参照文献:
なし

機密度のレベル:
Secret

注意事項:
SCPA-JP-00344に触れた人物は、SCPA-JP-00344の影響を受け、鏡を通して最初に影響を受けた人物の姿が外界に映し出されないようにするため、SCPA-JP-00344の表面に接触することは禁止されています。
SCPA-JP-00344に接する際には、防護用の安全眼鏡を着用する必要があります。

記録番号:
Experiment Log 00344

報告者:
Dr. ██████

承認者:
SCPA-JP-00344の収容と管理に対する責任者、Manager ██████