特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00520は、SCPA財団において危険性の高いオブジェクトとして分類されています。SCPA-JP-00520は、絵画の形をしたオブジェクトであるため、収容スペースは美術館のような場所に設置することが望ましいです。展示室内には、少なくとも二人の武装したセキュリティ担当者が24時間立ち会うように配置することが必要です。SCPA-JP-00520の展示室へのアクセスは、財団職員以外には立ち入り禁止とし、展示室入口にセキュリティチェックポイントを設置する必要があります。SCPA-JP-00520は、展示室以外の場所には移動させないでください。SCPA-JP-00520の間隔を定期的に確認し、異変があれば即時報告することを求められます。また、SCPA-JP-00520を観察後、物理的に接触しないでください。 SCPA-JP-00520の研究には、財団の指定した人員に限定することを推奨し、その上で使用する機器類は、細心の注意を払って扱ってください。

説明:
SCPA-JP-00520は、絵画の形をしており、一見すると通常の芸術作品のように見えますが、実際には非常に危険なSCPAオブジェクトとされています。SCPA-JP-00520は、有名な芸術家が反復的な形で描いた筆跡から判明したため、特に危険である可能性が指摘されています。

SCPA-JP-00520の主な効果は、絵画を見た人間の精神にある種の恐怖感を引き起こすことです。この効果は、一般の芸術愛好家にとって刺激的である一方で、SCPA-JP-00520を見た一定数の人々に、重度の心理的障害を引き起こした例も報告されています。

SCPA-JP-00520に直接接触すると、明らかに不安感が強く現れ始め、劇的な気分の変化、視覚異常、喪失感などの症状が発生することが知られています。SCPA-JP-00520との接触が続けられると、被験者に幻覚や妄想を引き起こす場合がある、という報告もあります。

SCPA財団はSCPA-JP-00520の研究を継続していますが、その効果や環境条件による影響については依然として不明な点が多く残っています。SCPA-JP-00520については、引き続き高度な研究が必要であり、研究結果は完全に文書化され、しっかりと保管される必要があります。

SCPA財団と法執行機関は、SCPA-JP-00520に深く関わる事件について調査を行っています。SCPA-JP-00520を鑑賞し、その後異様な行動をとった人々が複数報告されています。その中には、被験者が暴力的な行動に出たり、自己毀滅的な行動に走ったりするというものがありました。

ただし、SCPA財団はSCPA-JP-00520が直接的に人の心理に影響を与えることを認めていますが、事件の詳細については厳重に秘匿されています。

SCPA財団は、 SCPA-JP-00520の調査や収容プロトコルに関係する全ての財団職員に対して、SCPA-JP-00520の情報が漏れないように、過剰な安全対策を行うように指示しています。SCPA-JP-00520の展示室では、常にカメラを各所に配置し、展示室外部には保安員が配置され、報告書作成および研究計画などの作業は、常に2人以上の職員で行われるようになっています。

SCPA財団は、SCPA-JP-00520を含め、全てのSCPAオブジェクトに関連する情報を完全に保護することを約束しており、国家機密扱いとして扱われるよう指示しています。SCPA財団はSCPA-JP-00520に関して、人類や一般の文化に悪影響を与える危険性があるため、SCPA-JP-00520に関する情報は完全に秘匿され、厳しい制限が設けられています。SCPA-JP-00520を研究する人員は、慎重かつ厳格な選考の末に、SCPA財団によって指定されます。SCPA-JP-00520を研究する際には、常に厳重な状況管理下におかれ、SCPA財団の指定する手順に従って作業を進めなければなりません。

SCPA財団によるSCPA-JP-00520の研究では、SCPA-JP-00520が眼球にダメージを与えるという情報も報告されています。SCPA-JP-00520を見た人々の一部に、視力が一時的に低下したと報告されたこともあり、絵画の効果に関して研究を継続しています。

SCPA財団は、SCPA-JP-00520の定期的なメンテナンスにも努めており、展示室内外および収容場所での温湿度管理や照明など、環境条件についても注意を払っています。SCPA-JP-00520は、長期的な保存が必要であるため、展示室よりも大規模かつ高セキュリティな施設での保存が望ましいとされています。

SCPA財団は、SCPA-JP-00520が与える可能性がある全ての影響を慎重に考慮し、異常分類に相応しい収容プロトコルや研究計画を徹底的に策定し、常に最新の情報を追跡しています。

補遺:
SCPA財団によると、SCPA-JP-00520の本物であるとされる絵画は数多く存在し、SCPA財団によって収容されたのはその中の一点に過ぎません。SCPA財団は、他のSCPA-JP-00520に関する情報を探索し、それらを確保することに力を注いでいます。SCPA財団によると、既知のSCPA-JP-00520と同様の恐ろしい心理的影響を与えるものも存在するが、彼らはまだSCPA-JP-00520に分類されていません。

SCPA財団のある研究者はSCPA-JP-00520について「贅肉の病類」と言及しました。この言葉は、SCPA-JP-00520が芸術や文化に対する私たちの欲求が過剰であることを象徴するとされています。SCPA財団は、SCPA-JP-00520を含む他のSCPAオブジェクトの収容、調査、そして保護を強化することになります。

SCPA財団はまた、SCPA-JP-00520に鋭敏な反応を示した被験者を研究対象として継続し、SCPA-JP-00520を使用することが人類に危険をもたらす可能性があることを確認しています。SCPA財団は、SCPA-JP-00520が持つ全ての効果を、人類に対する影響を懸念し、全ての人々が安全に見ることができるように収容することに尽力しています。

注意事項:
SCPA財団職員はSCPA-JP-00520を取り扱う際には、以下の注意事項に準拠して行動することが求められます。

• SCPA-JP-00520の取り扱いには高度な専門知識が必要であり、一定のレベル以上のランクを持った職員が担当することが望ましいです。
• SCPA-JP-00520の展示室には、必ず二人以上の警備員を24時間配置することが必要です。
• SCPA-JP-00520との接触を回避し、物理的に手を触れたり、取り扱ったりしてはいけません。
• SCPA-JP-00520に対する研究・分析作業を実施前に、安全性評価を実施し、安全対策を施すことが求められます。
• SCPA-JP-00520の展示室に入場するすべての職員が、レベル3以上の保安認証を受けなければなりません。
• SCPA-JP-00520の展示室への入場前には、必ず身分証明書を提示することが必要であり、展示室内の映像・音声記録は一切行われないようにしてください。
• SCPA-JP-00520についての研究結果は、SCPA財団の施設内でのみ保管し、外部への漏洩を防ぐために厳重に管理される必要があります。

記録番号:
SCPA-JP-00520-R

報告者:
SCPA-JP-00520-Rについての報告は、SCPA財団所属の【███】博士によって作成されました。

承認者:
SCPA-JP-00520-Rの報告書は、SCPA財団管理部門の承認を得ました。承認者は、SCPA財団オブジェクト管理部門の【███】チーフとなります。