特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00376は、安全コンテナに収容され、鍵をかけた状態で離れた場所に保管されます。SCPA-JP-00376に触れることを含む一切の接触が制限され、それ以外の場合でも、SCPA-JP-00376を直接視認することは許容されません。SCPA-JP-00376に接触した場合は、収容のポリシーに違反することになります。SCPA-JP-00376のビジョンを見た場合は、それに関連する体験についてのセッションを許可した精神科医によって見つけられた後に報告することになります。SCPA-JP-00376を直接クラス化するための効果的な方法はまだ見つかっていないため、解明されるまでは、情報保管の目的のみで保管されます。

説明:
SCPA-JP-00376は、深海の底で発見された王冠です。SCPA-JP-00376は未知の金属で作られており、光り輝いています。形状は哺乳類偶蹄目、具体的には鯨類の一種の頭部に対応します。SCPA-JP-00376に人間が触れた場合、触れた人間は恐怖心を感じるようになり、特定のビジョンを見たと言うようになります。その内容は、海岸に押し寄せ、人類が滅亡するというもので、これによりSCPA-JP-00376は、ビジョン内容の調査および管理のために厳重に収容されています。SCPA-JP-00376のビジョンによる影響を軽減するため、SCPA-JP-00376に触れることを含む一切の接触が制限され、SCPA-JP-00376を直接視認することは許容されないようになっています。SCPA-JP-00376の解明に向けた調査が継続的に行われていますが、現段階でSCPA-JP-00376がどのようにしてこのような影響を格納することができるのかは明らかではありません。

SCPA-JP-00376が発する影響は、科学的理解が及ぶ範囲を超えています。SCPA-JP-00376が存在すると、周囲の生物や物質に対する影響が報告されています。SCPA-JP-00376の周りの海洋生物は、かつて観測されたことがないような異常な行動をとり、SCPA-JP-00376が与える影響が広範囲に及ぶことが示唆されています。SCPA-JP-00376に関する情報が収集されるにつれ、SCPA-JP-00376のビジョンに関連するエリア毎にパターンが見られることが明らかになっています。SCPA-JP-00376を分析した結果、SCPA-JP-00376のビジョンに関連するエリアの種類や密度が、SCPA-JP-00376が放射している影響の種類や密度に大きく関与していることが分かりました。SCPA-JP-00376の周囲のγ線、X線、UV線のIntensitiesも変化がありますが、線源がSCPA-JP-00376かどうかははっきりしません。さらに、SCPA-JP-00376はSCPA-5863やSCPA-JP-044-1等、別のSCPAとの相互作用が懸念されており、その点についての調査が行われています。SCPA-JP-00376の研究者たちは、SCPA-JP-00376と接触したと報告される人々について、状況の詳細を調査しています。接触者のうち、SCPA-JP-00376に直接接触したと思われる人々は、SCPA-JP-00376から放出される影響に対して特別な感度を持つと推測されています。SCPA-JP-00376に触れた接触者は、SCPA-JP-00376の提供するビジョンに関連する強い幻覚を経験し、その後 SCPA-JP-00376 の影響電波から感受性を持つようになることがあります。SCPA-JP-00376による影響は臨床的な結果として、恐ろしい病的症状を発症するリスクを持つことが考えられます。SCPA-JP-00376の詳細な調査方法を開発することが重要だと考えられ、さらに研究を進めていく必要があります。最近の実験では、SCPA-JP-00376が人間に与える影響を制御した放射線や周波数等の条件が分かってきたため、それを利用して、SCPA-JP-00376に接触しても影響が生じないアイテムの開発を研究開始しました。SCPA-JP-00376に影響を受けた接触者に対する治療法についても研究が進められていますが、最良の治療法を見つけるためにはまだ多くの追加研究が必要です。

補遺:
SCPA-JP-00376は、海洋生物に対して強い影響があることが知られています。そのため、SCPA-JP-00376の発見以降、海洋生態系への影響についての調査が継続的に行われています。SCPA-JP-00376が持つ影響は、地理的特徴、海底下の生化学的特徴など、周囲の環境条件に関連していることが分かってきました。また、SCPA-JP-00376の周りには、周波数変調されたシグナルが検出されます。これらのシグナルには、SCPA-JP-00376が放出する電波であることが分かっています。SCPA-JP-00376がこれらのシグナルを放出する理由については、依然として不明な点が多く残されており、研究が続けられています。SCPA-JP-00376に触れることによって、ビジョンによる影響を受けることが分かっていますが、SCPA-JP-00376に誘導される神経反応はまだ完全には分かっていないため、他の生体に及ぼす潜在的な影響についても関心が寄せられています。SCPA-JP-00376の潜在的な危険性に対する研究が進められる中、SCPA-JP-00376を含む機密情報にアクセス可能な者は限られており、保護が暗黙的に適用されます。

注意事項:
SCPA-JP-00376の管理と取り扱いには注意が必要です。SCPA-JP-00376に触れることを含む一切の接触が制限され、SCPA-JP-00376を直接視認することは許されません。SCPA-JP-00376に直接触れることに関する違反は、適切なペナルティを課すことになります。SCPA-JP-00376のビジョンによって引き起こされる影響を軽減するため、関連情報のセッションを許可した精神科医によって検出されるまで、SCPA-JP-00376のビジョンによる体験を共有することは許可されていません。SCPA-JP-00376のクラス化およびプロパティの解明のための研究は継続的に行われていますが、SCPA-JP-00376がどの程度の影響を持つかはまだ明らかではありません。関係者は、SCPA-JP-00376の管理と処理について厳密なポリシーを遵守する必要があります。

記録番号:
SCPA-JP-00376

報告者:
asuke

承認者:
Dr. Yamamoto