特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01220は、適切な収容施設内のセルに保管される必要があります。セルは内部が完全に無窓で、壁面と床は特殊な素材で製作され、周囲には認識不能なシンボルやパターンが配置されています。SCPA-JP-01220の収容セルは24時間監視される必要があり、入口には二重の扉が設けられ、どちらも厚い鋼鉄で製作されています。SCPA-JP-01220のセルの鍵は認可を受けた職員のみが担当し、セキュリティレベルの高い暗証番号によって保護されています。SCPA-JP-01220に触れる場合は、適切な防護装備を着用した上で、必ず二名以上の職員が同時に立ち会うことが義務付けられています。

説明:
SCPA-JP-01220は、通常の人間の影に似た形をしておりながらも、異常な特性を持つ異常存在です。SCPA-JP-01220は壁や床などの平面上に影として現れ、周囲の照明状況に影響されず常に暗い色合いを保ちます。SCPA-JP-01220は触れることができず、物体が通過したり影を投影することができますが、触れられた場合には異様な反応を示します。SCPA-JP-01220は笑うような音を発し、周囲の観察者に不快感や恐怖を与える可能性があります。また、SCPA-JP-01220が現れると、周囲の気温が急激に下がる現象が観測されます。SCPA-JP-01220は不可解な振る舞いや影の形状を変化させることがあり、その姿は常に不気味さを持っています。SCPA-JP-01220が放出する影響により、周囲の人間に精神的な影響を与えることがあり、疲労や幻覚を引き起こす可能性があります。SCPA-JP-01220の異常性質や目的についての詳細な解明が行われていますが、未解明の要素が多く、研究が続けられています。

SCPA-JP-01220は、過去の観察や実験において、幾つかの興味深い特性が観察されています。例えば、SCPA-JP-01220が現れると、周囲の物体や環境が一時的に歪んだり変質することが報告されています。壁や床面が揺らいだり、影が現れた場所には異常な気温の上昇や下降が観測されたりします。さらに、SCPA-JP-01220の存在は、周囲の電子機器の機能を一時的に乱すことがあり、記録装置の動作停止や映像歪みが起こることがあります。

また、SCPA-JP-01220の影に触れた際に報告された症状には、幻覚や記憶喪失、恍惚状態に陥ることがあるといったものがあります。触れた者がSCPA-JP-01220の存在に対して異常な愛情や憎悪を示すことも確認されており、その影響は長期間にわたって持続する傾向があります。

さらに、SCPA-JP-01220は一定の周期で活動パターンが変化することが観察されており、その変動には特定の法則性が検出されていません。研究チームは、SCPA-JP-01220の行動パターンや影響を詳細に分析し、未解明の要素に迫るための実験や観察を継続しています。SCPA-JP-01220に関する知識の増加が、この異常存在の理解と収容に繋がることが期待されています。SCPA-JP-01220に関するさらなる観察や研究により、その異常性質がより詳細に明らかになっています。SCPA-JP-01220は、時折、特定の場所でのみ現れる傾向があることが観察されています。特定の建造物や地形、あるいは過去に特定の出来事が起こった場所など、特定の条件下でSCPA-JP-01220が出現することが確認されています。これにより、SCPA-JP-01220の出現場所にはある種のパターンや法則性が存在する可能性が浮上しています。

さらに、SCPA-JP-01220の影に関する研究において、その異常な特性が光学的な観点からも注目されています。SCPA-JP-01220の影は通常の物理学的法則に従わず、光の屈折や反射が異常な振る舞いをすることが確認されています。これにより、SCPA-JP-01220の影を正確に捉えることが困難であり、その姿が観察者にとって不可解であり不気味であるという事実が浮かび上がっています。

継続的な研究と観察がSCPA-JP-01220により深く理解するために行われており、その異常性質や影響のメカニズムを解明し、安全かつ効率的な収容を確保するための努力が続けられています。SCPA-JP-01220の謎は多く、研究コミュニティーは未解決の謎に挑戦し続けています。

補遺:
SCPA-JP-01220に関する最近の実験結果により、その影響範囲が予想以上に広いことが明らかになりました。SCPA-JP-01220の存在が近くにある場合、周囲の人間に深刻な幻覚や幻聴が生じ、同時に記憶の誤脳や現実感覚の喪失などの症状が報告されました。この影響は、SCPA-JP-01220の遠隔地点からでも発生する可能性があり、研究チームは新たな収容プロトコルの検討に取り掛かっています。

さらに、SCPA-JP-01220の影に触れた被験者が、その後に記憶操作や行動操作により異常な行動を取ることが明らかになりました。SCPA-JP-01220の影響下にある被験者は、自己破壊行動や他者への攻撃、悪夢に悩まされるなどの異常な振る舞いが見られ、治療が困難な状況に陥る可能性があります。

この補遺情報を受け、SCPA-JP-01220の危険性と異常性質に対するリスクの再評価が行われています。SCPA-JP-01220の影響を受けた個体の収容と安全性に対するさらなる懸念が示され、対策の強化が求められています。今後の研究や実験により、SCPA-JP-01220にまつわる謎を解明し、適切な対処法を見つけることが急務となっています。

注意事項:
SCPA-JP-01220に接近する際は必ず適切な防護装備を着用し、2名以上の職員が同時に同行してください。SCPA-JP-01220の影響を受けた者には継続的な観察が必要であり、精神的な影響やホラー症状の発現に留意してください。SCPA-JP-01220に近づく際は慎重かつ迅速に行動し、影響を最小限に抑えるよう努めてください。SCPA-JP-01220の収容施設内での作業は厳格なプロトコルに従って行われる必要があり、セキュリティチェックを欠かさず実施してください。SCPA-JP-01220の影響範囲に入った場合は速やかに避難し、関係者に通報してください。

記録番号:
SCPA-JP-01220

報告者:
上級研究員 天野真一

承認者:
Site-81長官 松田隆司