アイテム番号: SCPA-JP-00171

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:
SCPA-A-JP-00171は、博物館が地域社会に還元する方針に基づき、現在博物館の展示室に保管されています。SCPA-A-JP-00171に対しては、適切な監視が必要とされており、常に24時間体制で警備員が配置され、展示室に入室する者には厳格な身分確認が行われています。SCPA-A-JP-00171には身体接触も含めて触れることは禁止されており、展示室内では非接触型のセキュリティシステムが設置され、SCPA-A-JP-00171の周囲は密閉され、スペース全体が非常停止装置で遮断されることがあります。

説明:
SCPA-A-JP-00171は、1945年5月5日に起こった占領下のドイツにおける奇妙な出来事に関する証拠品である、「緑色の戦車」です。

SCPA-A-JP-00171の正体は、Pz.Kpfw. VI Tiger Ausf.E(Jagdtiger)と呼ばれるドイツの戦車に類似した外観を持ち、長さが11.34メートル、幅3.57メートル、高さ4.48メートルという巨大な戦車です。SCPA-A-JP-00171の塗色は、青っぽい緑色（Olivgrün）に塗装されており、側面には紋章があしらわれています。また、SCPA-A-JP-00171は、空に浮かんでいるような、異様なオーラを放っているとも言われています。

SCPA-A-JP-00171の観察によると、SCPA-A-JP-00171は攻撃的な態度をとることはなく、特定の時間帯にのみ機能するようです。また、SCPA-A-JP-00171が近づくと周囲の電気機器が故障し、SCPA-A-JP-00171の出現時に周囲の空気中には酸性の雲が発生することが確認されています。

SCPA-A-JP-00171を触ることは禁止されていますが、SCPA-A-JP-00171の影響下にあるものを触ることは可能であり、影響下におかれると意識混濁や不安、幻覚などの症状が発生することが知られています。

追加情報:
当初、SCPA-A-JP-00171が政府や自衛隊、民間人などの手に渡ることを防ぐためにSCPA財団に保管されることとなりました。その後、SCPA財団にて詳細調査が進められた結果、SCPA財団および関係団体によるSCPA-A-JP-00171の研究が開始されました。また、SCPA-A-JP-00171は博物館に寄贈され、市民の見学に供されることとなりました。

SCPA-A-JP-00171は、作成者不明の物品であり、SCPA財団内でも未だに正体不明の存在として扱われています。

参照文献:

• Report 00171-01: SCPA財団にてSCPA-A-JP-00171の収容開始の報告。
• Report 00171-02: SCPA-A-JP-00171における放射線測定の結果を報告。
• Report 00171-03: SCPA-A-JP-00171の調査報告書。

機密度のレベル:
Level 3（一部の情報はLevel 4）

注意事項:

• SCPA-A-JP-00171の展示室への立ち入りは、身分証明書または特別許可証を提示した者のみが可能です。
• SCPA-A-JP-00171の近くにいる場合、周囲の電気機器が故障するおそれがあるため、スマートフォン、クレジットカード等の磁気カードを持ち込まないようにすること。
• SCPA-A-JP-00171の影響下に入ることがある方は、すぐに前方に進んでください。

記録番号:
Incident Report 00171-01: SCPA-A-JP-00171の展示中の異常事象。

報告者:
SCPA-A-JP-00171研究チームA、B、C

承認者:
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