特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00218は財団の保有するパラテック技術研究所でそのメカニズムや露出した機構の研究が進められています。また、このSCPAを修復する試みも同時に行われています。

説明:
SCPA-JP-00218は静岡県██市██郡に位置する破棄された工場内で発見された謎の大型機械です。この機械は外部から見る限りにおいては、ただの錆びたガラクタであるように見えるが、その内部には驚くべき仕組みが隠されています。SCPA-JP-00218の機構は、通常の工場で使用される発電機とは異なる、未知の技術によって構築されていることが確認されています。この機械は一部が意図的に破壊された状態で発見されたため、その正確な機能や目的は現時点で完全には解明されていない。ただ、その特異性から、SCPA-JP-00218が何かを守るために設計された存在である可能性が推測されています。工場の解体時に何者かによって(証拠隠滅の為に日本国防連合により破壊された可能性が高いと見られている)意図的に破壊された影響で現在の研究の進捗は急激に鈍化しています。

追加情報:
SCPA-JP-00218の発見現場周辺で行われた調査により、この機械が日本国防連合による防御装置として使用するために開発された可能性が浮上しています。特に、機械の内部には複雑な回路と機構が存在し、それらが一体となって特定の目的を果たすように設計されていたと推測されています。

さらに、発見時に修復された装置附属の小規模データベースから得られた情報によれば、SCPA-JP-00218は過去に日本国防連合が防衛の為に開発したことが示唆されています。

さらに、SCPA-JP-00218に搭載されていたとされる機能を考えると、日本国防連合が財団を遥かに超えるパラテクノロジーを有する可能性が高く、警戒の必要があります。
追加情報:
SCPA-JP-00218の内部構造の分析により、非常に高度な技術が使用されていることが判明しています。特に、その回路や制御システムは通常の技術はおろか財団の保有する機密情報に指定されている技術でもなかなか実現困難なレベルで設計されており、未知の原理や特異な機能を持っている可能性があります。この点からも、SCPA-JP-00218が単なるガラクタであると見なすことはできず、その内部には驚くべきパラテクノロジーが使用されている可能性が高いです。

さらなる研究と分析により、SCPA-JP-00218の機能の1部の機能に対する修繕の試みが実施される予定です。このSCPAの内部テクノロジーを解明することは、財団の安全保障や知識の増進に資する可能性が高く、積極的な研究が求められています。

補遺:
以下はSCPA-JP-00218の近くにあった、装置附属小規模データベースの1部の復元です。
「日本国防連合技術開発VE班開発 試作品854-D：全自動周囲探知原子結合強度調節装置」
「最終審議：不採用」
「却下事由：原子結合強度を調整し自在に防御を扱えるようにするという案は良かったが、既存の現実改変フィールドを用いた対外攻撃の遮断に比べて強度に限界があり、さらにそれらの装置に比べて高価となることが予測されたため。」

注意事項:
財団の保有しゆる全ての科学力や技術を用いても原子結合を1、2つ増やすのが精一杯だと言うのに、結合を自由に操るほどの技術力を有していて、その上それを破棄するほどのパラテクノロジーを有する日本国防連合がもし我々に対して武力行使に及んだとしたら、我々は完膚なきまでに叩きのめされるだろう。いち早く技術研究を進め、世界を守るために対抗出来るようにならなければならない。
-O5-4

記録番号:
SCPA-JP-00218

報告者:
GOI活動抑制監督官、丹唐 國摩

承認者:
財団81、51、74、11管区総責任者 兼 O5-4