特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01446は、特別な収容セル内で保管されるべきであり、かつ常時カメラ監視下に置かれる必要があります。収容セルの内部には、特殊な遮断材料を使用した壁とドアが設置され、かつ外部との接触は絶対に避けられなければなりません。SCPA-JP-01446の収容セルは、日常的な消毒と点検が欠かせません。SCPA-JP-01446が異常な行動を示す場合、直ちに収容セルに入室し、適切な措置を講じるように注意してください。

説明:
SCPA-JP-01446は一見すると普通の口紅容器のように見えますが、使用すると非常に異常な効果を発揮します。SCPA-JP-01446を唇に塗布すると、使用者の口唇から極めて特異な音波が発生し、周囲の生物に対して異常な影響を及ぼします。この音波は、聞く者の脳内に強烈な幻覚を引き起こし、恐怖や嫌悪を感じさせると同時に、極度の不安や混乱をもたらします。また、長時間の被曝により、使用者の精神および身体に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。SCPA-JP-01446の効果は、唇から発せられる音波の振動数や周波数によって異なり、さまざまな影響をもたらすことが確認されています。SCPA-JP-01446は危険な異常品として取り扱われるべきであり、決して試験などに使用されるべきではありません。

SCPA-JP-01446、通称「才モコ口」は、その異常な性質により研究者や収容担当者に深刻な懸念を引き起こしています。過去の実験において、SCPA-JP-01446の効果が短期間で使用者自身にもたらす影響だけでなく、周囲の職員や収容物にも及ぶことが明らかになりました。特に、SCPA-JP-01446の音波が施設内を伝播した際、収容物の異常行動が観測され、職員の健康にも悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。

さらに、SCPA-JP-01446は不明な起源を持つため、その制御や予防法についても未だ確立された手法は存在しません。研究チームは、SCPA-JP-01446の保管や取り扱いに際して特に用心深く注意を払い、可能な限りその影響を最小限に抑えるための対策を模索しています。SCPA-JP-01446を取り扱う際には、慎重かつ迅速な行動が求められることから、継続的な監視と対策の見直しは非常に重要です。SCPA-JP-01446は、その異常な能力により、常に収容施設内での最優先事項として取り扱われるべき異常品であることが明確とされています。SCPA-JP-01446で引き起こされた効果の一部には、使用者の感情や記憶に深刻な干渉が含まれる可能性があります。過去のレポートにおいて、SCPA-JP-01446を使用した際には、使用者が過去のトラウマや恐怖体験を再体験するという現象が観測されましました。さらに、極端な状況下では、SCPA-JP-01446の影響下にある個体が自己同一性を失い、異常な行動を取ることも報告されています。このような影響は、使用者の精神的健康に重大な損傷を与える可能性があります。

また、SCPA-JP-01446の効果は環境によっても変化することが判明しており、施設内の音響状況や周囲の物体によって音波の伝播速度や強度が変動することが確認されています。このため、SCPA-JP-01446の収容環境においては、周囲の音響状況を常に監視し、状況に応じて適切な対策を講じる必要があります。SCPA-JP-01446が発する音波は不可視であり、聴覚だけでなく人体に悪影響を及ぼす可能性があるため、適切な防護装備の着用が必須とされています。継続的な調査と対策の改善が不可欠であり、SCPA-JP-01446の安全性に関する研究は今後も継続される予定です。

補遺:
SCPA-JP-01446の研究チームは、異常な効果を持つ口紅容器の解明と安全性確保に向けて引き続き努力を重ねており、生体標本を用いた実験を通じてその作用機序について詳細な分析を進めています。また、SCPA-JP-01446が発する音波の周波数や振幅に関するデータ収集が進行中であり、その情報を元に、より効果的な封じ込め方法や安全取り扱いのためのガイドラインの策定が検討されています。

さらに、SCPA-JP-01446の影響を受けた個体のケアやリハビリテーションに関するプログラムの構築も検討されており、被験者の健康回復と安全な復帰を支援する取り組みが行われています。SCPA-JP-01446の影響を受けた者に対する長期的なフォローアップ調査も行われており、その結果は今後の研究および収容プロトコルの改善に活かされる予定です。研究チームは引き続きSCPA-JP-01446に関する研究を推進し、安全かつ効果的な管理策の確立に努めています。

注意事項:
SCPA-JP-01446は非常に危険な異常品であり、絶対に取扱いには注意が必要です。SCPA-JP-01446を誤って使用しないよう、研究員や職員は常に警戒してください。SCPA-JP-01446を取り扱う際には、適切な防護具を着用し、専用の収納容器に保管してください。また、SCPA-JP-01446の近くでの長時間滞在は避け、可能な限り特殊な収容セル内での管理を徹底してください。SCPA-JP-01446の効果には個人差がありますので、使用時にはその影響を注意深く観察し、適切な措置を講じるよう取り計らってください。

記録番号:
SCPA-JP-01446

報告者:
あ

承認者:
Site-81長官 安室直樹