特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01416は、収容セル内で常時監視される必要があります。セルは光の強度を最小限に抑え、壁面には忘却を助長する記号や絵柄を配置することでSCPA-JP-01416の存在を隠匿する必要があります。また、SCPA-JP-01416の収容セルには常時忘却の効果を打破する装置を設置し、必要に応じて遠隔制御できるようにしてください。SCPA-JP-01416のアクセスは、O5評議会の許可なしには厳に禁止されています。

説明:
SCPA-JP-01416は、現実空間における存在の知覚を歪める異常な蝶の姿を持つ超常的な存在です。SCPA-JP-01416が観察されると、周囲の個体はSCPA-JP-01416の存在を認識できなくなり、その存在自体が徐々に記憶から消失してしまいます。この効果は視覚的な知覚だけでなく、記憶や記録にも影響を及ぼすことが確認されています。

SCPA-JP-01416は周囲に存在を認識されないようにする能力を持っており、その効果はさまざまな方法で試されましたが、効果的に抑制する手段はまだ見つかっていません。SCPA-JP-01416は観察される度に、その存在が忘却に包まれ、研究者らはその記録を維持するために様々な策を講じています。

SCPA-JP-01416の起源や目的は不明確であり、その存在そのものが個体や団体による意図的な隠蔽や忘却操作の結果である可能性も考えられます。SCPA-JP-01416に触れた者は、しばしば混乱や記憶の欠落を報告しており、SCPA-JP-01416の影響が周囲に及ぼす恐るべき影響が研究者らの警戒を引き起こしています。

追加情報:
SCPA-JP-01416は、特に情報の収集や研究において大きな困難を引き起こしています。SCPA-JP-01416によって隠蔽された情報は、通常の手段では抽出できず、記録や資料の一部が意図的に欠落しているように見える現象が報告されています。これにより、SCPA-JP-01416の指向性や行動パターンの解明が困難を極めています。

さらに、SCPA-JP-01416の影響範囲は拡がり続けており、過去の記録や報告においてもSCPA-JP-01416との関連性が指摘されています。個々の記録や報告を綿密に調査しても、SCPA-JP-01416の影響が取り除かれない限り、真実の解明は不可能とされています。

研究チームはSCPA-JP-01416の性質や効果を詳細に分析し、可能な限り情報を保護および保存するための方策を模索していますが、SCPA-JP-01416の忘却効果により研究の進展が極めて困難であるため、今後の研究方針については慎重に検討される必要があります。SCPA-JP-01416の正確な性質やその存在にまつわる謎の解明が研究者らの重要な課題となっています。追加情報:
SCPA-JP-01416の影響が明らかになってからの報告では、数多くの記録がSCPA-JP-01416によって消去されていることが判明しました。これらの記録の中には、重要な情報や他のSCPAオブジェクトに関するデータも含まれており、SCPA-JP-01416の影響が広範囲に及んでいることが示唆されています。

さらに、SCPA-JP-01416は一部の研究者らに対して異常な効果を示すことが報告されています。SCPA-JP-01416によって触れられた特定の個体は、過去の記憶を書き換えられたり、夢の中で現れたりするとされています。これにより、SCPA-JP-01416に関わる研究者らの精神的健康や認識にも影響が及んでいる可能性が浮上しています。

さらに、SCPA-JP-01416が現実空間に与える歪みの影響が増大する傾向が見られています。最近の報告によると、SCPA-JP-01416の影響範囲が拡大し、周囲の環境や他のSCPAオブジェクトにも異常な影響を及ぼしている可能性が指摘されています。これにより、SCPA-JP-01416の収容がますます困難になりつつあり、緊急の対応が求められています。

補遺:
SCPA-JP-01416による影響の拡大を受け、追加の安全対策が必要とされています。最近の研究により、SCPA-JP-01416の忘却効果が通常の保護プロトコルを超える可能性が示されています。これに対応し、収容セル周辺に追加の監視カメラを設置することが決定されました。また、SCPA-JP-01416の収容状況や影響範囲のモニタリングを強化するため、専任チームの配置も検討されています。

さらに、SCPA-JP-01416の起源や目的に関する研究が加速されており、SCPA-JP-01416による忘却効果のメカニズムの解明が急務となっています。研究チームはSCPA-JP-01416の存在を隠匿し、その特性を最大限に活用しながら、危険性を最小限に抑えつつ研究を進める方策を模索しています。

最終的な目標は、SCPA-JP-01416の効果を制御し、その忘却効果を利用して特定の情報を保護することに成功することです。SCPA-JP-01416による影響の広がりを抑えつつ、より安全かつ効果的な収容手段の確立が求められています。今後の研究と対策の展開には、引き続き十分な慎重さと迅速な対応が求められるでしょう。

注意事項:
SCPA-JP-01416に接近する際には、適切な記録装置を用いて全ての観察データを厳密に記録してください。SCPA-JP-01416の存在自体が記憶から消失する可能性があるため、複数のバックアップを保持し、定期的な確認を行うことが重要です。SCPA-JP-01416の存在を知覚した場合は速やかに報告し、適切な対応を取るよう努めてください。SCPA-JP-01416の影響を受けた記録や被験体に対する検疫措置が必要となる可能性があるため、慎重な取り扱いが求められます。

記録番号:
SCPA-FF-JP-01416

報告者:
Dr. 柏木真一

承認者:
Site-81長官、O5評議会