特別収容プロトコル:
SCPA 仮符号 SCPA-JP-00671 は、Site-██の特定のアートルーム内に設置されたスピーカーを通じて音声入力を受け付けるため、コンピューターシステムと接続されています。収容された SCPA-JP-00671 は常に電源供給を受け、定期的な監視とメンテナンスが行われる必要があります。SCPA財団の専門家チームによって、SCPA-00671 のアート作品は定期的に評価され、必要に応じて修復や保全措置が行われます。SCPA-00671 に関わる研究や実験は、直接の了承を得た上で行われ、適切な安全装置の下で活動する必要があります。

説明:
SCPA-JP-00671 は、通常のアート作品ではなく、異常な現象を引き起こす可能性がある芸術作品です。この作品は、音声入力を通じて特定のコマンドを受け付け、それに応じて奇妙な出来事が発生することが確認されています。SCPA-00671 が発する音声は、一般的な言語や音楽ではなく、未知のサウンドパターンや周波数で構成されており、これらの音響は聴覚に不可解な影響を及ぼすと報告されています。

SCPA-00671 の作用は人によって異なり、一部の被験者は深刻な幻覚や幻聴を経験し、精神的な影響を受けることがあります。また、SCPA-00671 の周囲では時間や空間の歪みが発生する恐れがあり、周囲の環境に異常な変化がもたらされる可能性があります。

SCPA財団は SCPA-JP-00671 を最終兵器クラスに分類しており、その効果を完全に理解し、管理するための研究と対策が重要視されています。持続的な監視と注意深い取り扱いが必要な SCPA-00671 は、専門の研究チームによって常に異常が発生していないか定期的に監視されています。

SCPA財団による継続的な調査と実験の結果、SCPA-00671 が発するオーディオ信号には、人間の脳波に干渉する特異な性質が確認されています。この脳波干渉により、聴衆はSCPA-00671 の音響に暴力的な感情や幻覚的な体験を抱くことがあり、深刻な精神的影響を受ける可能性があります。

SCPA-00671 の制御された環境内での実験では、特定の音声コマンドを介してSCPA-00671 との「対話」を試みることが行われています。被験者が特定の質問をすると、SCPA-00671 はその内容に応じて奇妙な反応を示すことがあり、時にはその反応が周囲の現実に影響を及ぼすことが報告されています。

SCPA財団は SCPA-JP-00671 の潜在的な危険性を認識し、安全性と周囲への影響を最小限に抑えるための試行錯誤を継続しています。現在のところ、SCPA-00671 の持つ異常現象の完全な理解と制御には至っていませんが、研究チームは引き続き努力を重ねています。SCPA-00671 の性質と効果を適切に評価し、将来的なリスクを最小限に抑えるための戦略の構築が急務とされています。SCPA-00671 との持続的な接触や実験によって、SCPA財団の研究員や関係者にも異常な影響が現れ始めています。SCPA-00671 の特異な音響を常に耳にすることで、慢性的な不安感や幻聴が報告されており、一部の人員は睡眠障害や集中力の低下といった症状を示すようになっています。さらに、SCPA-00671 からの放射エネルギーによって物理的な不快感を感じる者もおり、人体への長期的な影響についても懸念が出ています。

SCPA財団内ではSCPA-00671 に関する指令や情報の伝達にも注意が払われています。SCPA-00671 のコマンド操作や実験は慎重に計画され、常に適切な保護具を着用したり、不必要な接触を避けたりするよう勧告されています。また、SCPA-00671 の影響下で行われた記録映像や音声データの解析においても、研究チームは慎重かつ注意深く作業を行い、作業中の職員は定期的に精神的健康状態の評価を受けるようにしています。

SCPA-00671 による異常現象への対処とその影響の管理は、財団内部での重要な課題と位置付けられており、適切な措置および対策が徹底されていることを確認しています。引き続き、SCPA-00671 の研究と収容に関する作業は財団全体の安全と秩序を確保するために優先されています。

補遺:
SCPA財団の研究チームは最近、SCPA-00671 が発する音響に新たなパターンが検知されたことを報告しています。この新しいパターンは、従来のものとは異なる周波数とテンポで構成されており、それに暴露された人物に対してより強烈な影響を及ぼす可能性が示唆されています。さらに、SCPA-00671 の周囲に微弱な異常波動が検出され、その波動が放出されると一部の計測機器に不可解なデータが記録されることが確認されました。

これらの新たな発見により、SCPA-00671 の性質と効果についてさらなる詳細な研究が必要とされています。SCPA財団は新しい観測データと情報を基に、 SCPA-JP-00671 の影響範囲と可能性をより深く理解するための実験や分析を進めています。今後の調査によって、SCPA-00671 の謎を解き明かし、その持つ様々な異常性に対処するための新たな対策と回避策が策定されることが期待されています。

注意事項:
SCPA-00671 に接近する際には、必ず耳栓やヘッドフォンを装着してください。SCPA-00671 が発する音響は聴覚に異常な影響を及ぼす可能性があります。SCPA-00671 のアート作品に触れる際には、直接皮膚に接触しないように注意し、専用の器具を使用することを推奨します。SCPA-00671 が引き起こす異常な現象には、深刻な精神的影響や健康被害を含む可能性があるため、慎重かつ慎重な取り扱いが求められます。

記録番号:
SCPA-JP-00671

報告者:
K. Tanaka 博士

承認者:
O. Sato 財団長