特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00554は、非常に危険なSCPAであり、許可を得た認可者が直接操作しなければなりません。収容施設は、原則として地下の深部に配置され、二重の扉により守られています。SCPA-JP-00554の保管場所には、多数の監視カメラが設置され、24時間体制での警備および監視体制が取られています。SCPA-JP-00554に接触するための許可は、研究員のみに限定されます。試験前、研究員は、具体的な急進操作に関する研修を完了させ、許可された認可者の立ち会いのもと、一人でSCPA-JP-00554に接触できるようになるまで、訓練を受ける必要があります。

説明:

SCPA-JP-00554とは、赤く輝く炎のような物質です。この炎は自発的に燃え上がり、周辺を高熱で焼却し、非常に危険な物質です。SCPA-JP-00554は、その熱による放射線や熱放射だけでなく、その炎の中に存在する特殊な塵粒子によって、触れたものを硬化させたり、変化させたり、腐食させたりするなど、特異な性質を持っています。SCPA-JP-00554によって自らの身体を焼却している人や生物も存在し、特に変異を起こす生命体もいることが報告されています。

SCPA-JP-00554に対する科学的な研究が始められた当初、SCPA-JP-00554は、世界的な環境破壊や熱源として利用可能性などが検討され、有効に利用できる資源と考えられました。しかし、SCPA-JP-00554の危険性が明らかになり、研究が深まるにつれ、SCPA-JP-00554は「地獄の炎」と呼ばれるようになりました。このため、SCPA-JP-00554は現在、極秘裏に管理され、綿密な管理下におかれています。

SCPA-JP-00554がどのように生成されるか、また、何らかの方法で封印されるかは未だ不明です。SCPA-JP-00554に接触することは非常に危険であるため、詳細な情報を得ることは困難です。

SCPA-JP-00554を調査中に、記録のない異常な出来事が報告されています。SCPA-JP-00554の出現に合わせ、通常とは異なる大量の塵や煙霧が発生することがあり、この現象は「地獄からの霊魂」とも呼ばれています。この現象には、SCPA-JP-00554に焼却された生物の影響が考えられます。

SCPA-JP-00554が現れたとき、特に危険性の高い未知のストレインが複数報告されています。これらのストレインは、SCPA-JP-00554によって作成された特殊な塵や煙霧によって、それぞれ独自の変異を経て発生し、SCPA-JP-00554に連鎖反応を引き起こす可能性があります。これらのストレインが発生した場合、SCPA-JP-00554はより危険になり、破滅的な結果をもたらす可能性があります。これらのストレインは、極秘裏に管理され、SCPA-JP-00554への影響を抑制するために破壊されます。

SCPA-JP-00554の放射線等による人体への影響が検討され、研究員には、SCPA-JP-00554を保管するための施設内での極力短時間の滞在を強く勧めると同時に、極力長期期間にわたる接触を避けるように指示が出されています。また、SCPA-JP-00554による放射線吸収の範囲を制限するために、研究員がSCPA-JP-00554の保管場所から30メートル以上遠ざかることを求めています。SCPA-JP-00554は、特殊な熱放射現象が観察され、周囲の緑色の植物や海洋生物はすぐに焼けたり変異したりします。 この現象についての研究により、SCPA-JP-00554には、独自の放射線種が含まれていることが確認されています。SCPA-JP-00554に含まれる放射線種の特別な性質に関する追加研究が行われており、SCPA-JP-00554が放射性物質として有効に利用できるかどうかを検討しています。

SCPA-JP-00554の危険性を把握するために、数多くの実験が行われています。SCPA-JP-00554を高温のプレス機で押し潰し、化学的に分解する方法や、SCPA-JP-00554に対する消火作業の実験などが行われていますが、これらの実験からは、SCPA-JP-00554は常に危険な物質であるということが明らかになりました。特に消火作業は、SCPA-JP-00554が商品化されていた場合の事故についての模擬実験として行われました。

最近の研究で、SCPA-JP-00554は、エネルギー源として利用することができるかもしれないということが示唆されています。SCPA-JP-00554を使用した実験では、SCPA-JP-00554が放射性物質と同程度のエネルギーを放出していることが判明しています。SCPA-JP-00554のエネルギーを利用した技術が今後発展する可能性があるため、SCPA-JP-00554の研究はますます重要視されています。

補遺:

SCPA-JP-00554は、研究員がさらに調査を進める前に、非公開であることが決定されています。SCPA-JP-00554に関する情報を入手する際には、情報処理に多大な注意が必要です。SCPA-JP-00554の性質は、科学者の理解を超越しています。また、SCPA-JP-00554について報告することは、各種管理および監査機関の承認を事前に得る必要があります。

SCPA-JP-00554に対する研究は、まだ初期段階にあります。SCPA-JP-00554の正確な起源や性質は不明であり、研究者たちは、慎重かつ細心の注意を払ってSCPA-JP-00554の研究を進めています。SCPA-JP-00554の厳密な分析によって、SCPA-JP-00554を使用した新たな科学技術が発明される可能性があるとされていますが、その科学技術が地球全体にどの程度の影響を与えるかは、現在では予測することができません。

SCPA-JP-00554に関する新しい知見が得られた場合、それが正確かどうかを確認するための検証が必要です。SCPA-JP-00554は深刻な危険性があり、研究が進むにつれて、新しい破壊的な力が発見される可能性があるため、SCPA-JP-00554に対する新しい収容プロトコルが必要となる可能性があります。SCPA-JP-00554に関する情報は、研究者たちによって新たな技術や知見の開発を促進するために極秘裡に管理され、厳重に保管されています。

注意事項:
SCPA-JP-00554を操作するには、許可された認可者に限定されます。SCPA-JP-00554に接触する前に、研究員は問題の発生源を完全に理解することが必要です。いかなる場合でもSCPA-JP-00554が放出されるのを許可しないでください。研究員は、SCPA-JP-00554の取り扱いに関する詳細な研修を受け、操作の前に正式な許可を得る必要があります。SCPA-JP-00554の自己点火は、いかなる経路でも許可されません。

SCPA-JP-00554は、封印されている物質です。SCPA-JP-00554に接触することは危険であり、施設内のすべての者がSCPA-JP-00554から遠ざかることが必要です。SCPA-JP-00554が偶発的に漏洩した場合は、直ちにSCPA-JP-00554を取り囲むエリアを移動して避難してください。SCPA-JP-00554を取り扱う場合は、非常用のコンタクト手順を知っておくことが必要です。SCPA-JP-00554に接触した場合は、直ちに局員の立ち会い下で適切な処置を行ってください。

記録番号:
SCPA-JP-00554

報告者:
█████████ 博士

承認者:
█████████ 博士　SCPA財団日本支部長