特別収容プロトコル:

SCPA-JP-00611は、収容セルの中央に設置された籠に収容されます。国外からの物品輸送を行う場合は、外部からの物品が含まれないような防水コンテナーを使用して輸送を実施することを推奨します。SCPA-JP-00611が収容されているエリアには、汚染された毛深いもののアクセスを完全に禁止するようにし、別のSCPAとは分離した場所に収容しなければなりません。SCPA-JP-00611の外見を記録することは、研究のためにのみ許可されます。SCPA-JP-00611がかくれんぼした場合、警報を鳴らしてデータの記録を止め、セル内の監視カメラによって捜索を行うことを要請します。 SCPA-JP-00611に対して、通常の慣習に抵触する場合、必要に応じて協議することができます。

説明:

SCPA-JP-00611は、人体から採取された脱毛症の症例です。SCPA-JP-00611は非常に毛深く、人間の毛の2-3倍の毛を生やしています。SCPA-JP-00611の毛は、一般的な毛と異なり、非常に繊細で鮮やかな色をしています。SCPA-JP-00611は、皮膚感染症、痒み、または別の皮膚炎症と結合されることがあります。

SCPA-JP-00611が本来の形態を保持しながら皮膚から抜け出すと、目に見える異常はなく、名目上の外見のみが変化します。SCPA-JP-00611がある程度の時間長く露出されると毛根が死滅し、SCPA-JP-00611が都合のいいところへ姿を消す状態になります。

SCPA-JP-00611は、血液リウマチとは関連しているかもしれません。 SCPA-JP-00611では免疫システムに変化が見られます。SCPA-JP-00611は、従来の疾患治療法で治療される対象ではありません。SCPA-JP-00611に脳内の異常がある証拠はありませんが、一般的に言われるような行動パターンも報告されていません。SCPA-JP-00611は、調査のために数多くの研究を必要とすると考えられています。

SCPA-JP-00611は、厳格な消毒手順で取り扱わなければならない点に注意してください。 SCPA-JP-00611が置かれているプラスチック容器が割れ落ちたり損傷した場合、取り扱いが非常に手荒であったため急いでマスクを付けてもらい、迅速に関係者に報告することが必要です。SCPA-JP-00611を扱う際には、専門知識を要するため、常に適切な承認を受けた専門家が行う必要があります。

SCPA-JP-00611の毛は、触ることは許されません。SCPA-JP-00611の毛に触れた場合、極端な皮膚炎症や別の健康上の問題が発生することがあります。SCPA-JP-00611の毛から有害な物質が分泌されることがあるため、いかなる場合でも毛を摘むことは許可されていません。

SCPA-JP-00611の処分は、他のSCPAの処分方法よりも慎重に管理する必要があります。SCPA-JP-00611は、自然分解や燃焼を介して処分されることは許可されておらず、廃棄物処理場に運ぶ前に、十分に密封された安全なプラスチック容器に移し替える必要があります。

SCPA-JP-00611は、異常として分類されていますが、それは単に危険でも感染力に問題があるのではありません。SCPA-JP-00611は、人体のまさに普遍的な素材であり、異常の本質と関連しています。SCPA-JP-00611の研究は、理解を深めるために重要であると同時に、世界における異常存在の存在証明の重要な一例となります。SCPA-JP-00611は、活動的な樹脂型仮想存在について学ぶ上で貴重な存在とみなされています。SCPA-JP-00611は、空気中に存在する樹脂類を吸収して成長するため、給餌を与える必要がありません。しかしながら、SCPA-JP-00611の体内には有害物質が生じることがあるため、専門家による適切な管理が求められます。

SCPA-JP-00611が初めて発見されたとき、SCPA-JP-00611の毛には異常なズレや束縛が観察されました。SCPA-JP-00611の一部は、特定の神経と結合されており、脳波を通じて刺激をヒトに送信することができます。SCPA-JP-00611は、自分たちの毛を拡散して他の個体との通信を取るために、脳のリース領域を介して干渉することがあります。

SCPA-JP-00611は、ときには自分自身とともに、その存在に関連して、思うように他のSCPAをコントロールすることができます。SCPA-JP-00611が検出されなかった、または不適切な取り扱いがされている場合、SCPA-JP-00611が掌握したSCPAと交流を持つことがあるため、そのSCPAを大規模に異常動作させ、SCPAと協力して脱出を試みることがあるかもしれません。SCPA-JP-00611に関連する異常活動が発生した場合、常にITチームと管理者への警告を設定し、それに対する緊急対応を整えなければなりません。

補遺:

SCPA-JP-00611の毛根から採取されたサンプルは、SCPAの標本コレクションに収められています。このコレクションの一部は、SCPA財団が本物ではないと結論づけたオブジェクトです。この中に、SCPA-JP-00611が関連する異常行動の引き金となる可能性のある、怪しげなヘアクリームも含まれます。SCPA財団は調査を進め、合理的な疑いがある場合にはこのクリームを使用することを禁止します。

また、SCPA-JP-00611が生きたままになっているという多くの報告と異なり、SCPA-JP-00611は人間の毛に似た形態で成長する経験をしました。SCPA-JP-00611のいる場所で働く人でさえ、SCPA-JP-00611との接触を避け、常に専門家に任せていたため、SCPA-JP-00611の展示物として使用するために化学物質を使用することができませんでした。 SCPA財団は、SCPA-JP-00611に対する化学処理を行わず、その内容を遵守することを強く勧めます。

SCPA-JP-00611の収容と管理に当たっては、SCPA財団規定の最新版に従う必要があります。SCPA財団は、SCPA-JP-00611との関連やその活動が全体的なセキュリティに影響を及ぼす可能性があるため、その管理を厳格に監視しており、適切に管理していることを保証します。

注意事項:

SCPA-JP-00611は非常に危険なアイテムであり、調査および研究に従事する者はそれが本来精神不安定の人に化状態にさせるジューシーさを持つ可能性があることに警告されるべきです。
SCPA-JP-00611に接触する際は、適切な保護手順を取り、感染を防止するために徹底的な衛生対策を行う必要があります。
SCPA-JP-00611を取り扱う職員は、SCPA-JP-00611の調査に関連する研究、取扱い、交換、運搬、搬入および派遣に関するトレーニングまたは教育を受けている必要があります。SCPA-JP-00611に関する情報の共有は、合法かつ最小限に留まることが望ましい。

記録番号:
SCPA-JP-00611

報告者:
SCPA Foundation 佐世保リサーチファシリティ 研究員 小林智也

承認者:
SCPA Foundation 日本支部 設立者 田中芳樹