SCPA-JA-00209 報告書

アイテム番号: SCPA-JA-00209

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:
SCPAの発見後、周辺地域への進入を禁止し、独自立ち入り禁止エリアとして設定すること。SCPAを囲む柵と歩哨員を常時配置して厳重に警備すること。SCPAへの出入りは、認可されたSCPA職員に限ることとする。

SCPA内に入る際は、全身検査と安全ガイドラインの熟読を義務付けること。SCPA内は、必ず2人以上の職員で移動すること。SCPAにいる人物が脱走または行方不明になった場合は直ちに報告すること。

SCPAの不定期的な健康状態の点検と、非常事態発生時の緊急時対応プロトコルの策定を行うこと。

説明:
SCPA-AJP-209は北海道にある『鏡屋敷』と呼ばれる屋敷に存在する。SCPA-AJP-209の主要な影響は、敷地内にある大量の鏡に関連する。その次に、敷地内にある『鏡屋敷』の店舗の全てが非現実的な物理法則に従って機能する。

SCPA-AJP-209の力の基本的な原則は2つある。第一に、『鏡屋敷』の内部でも、入った人物は全て、外部と内部の概念が狂ってしまっている非現実的な空間に存在する。第二に、『鏡屋敷』の内部では、鏡に映ったものは一瞬というわずかな時間の間に反転する。高速で移動するものや動き回るものは、しばしば奇妙なプロパティを示すため、入居には注意が必要です。

SCPA-AJP-209が被験体に影響を与えるかどうかは、その個人の精神状態に依存する。BCI（脳活動インターフェース）の使用によって被験者の物理状態は監視されるが、SCPA-AJP-209が何を反映しているかを完全に把握することはできないと述べられています。

SCPA-AJP-209を通して市民に損害が発生することがあった場合、Foundationの隠蔽プロトコルに従い、その原因の究明や衛星監視の強化を行うこと。

追加情報:

• SCPA-AJP-209の発見は現地の住民によってなされた。
• SCPA-AJP-209内外ともに、蘇生クラスのナノマシン群で汚染された鏡からは自由に行き来することができる。
• SCPA-AJP-209の『現実』とは矛盾する非現実的な空間内で、非現実的な物理法則が適用されているため、SCPA-AJP-209に入ったすべての人物が暴力行為の誘因を受けることになる。

参照文献:

• Incident Report AJP-209-01: SCPA-AJP-209を、北海道の偵察飛行機によって発見された。
• Experiment Log AJP-209-01: SCPA-AJP-209と、人体との経験。

機密度のレベル:
機密度レベル: Level 3

注意事項:

• SCPA-AJP-209に入る際は、全身検査と安全ガイドラインの熟読を義務付けること。SCPA内は、必ず2人以上の職員で移動すること。
• SCPA-AJP-209内部への展開には、特別な許可が必要です。入場者は、アーティファクトの管理のため、すべて入場前に事前承認を受ける必要があります。
• SCPA-AJP-209の内部から取り出しが禁止された多数の物品があるため、極めて小さな試験用品だけが取り出せる。

記録番号:
Incident Report SCPA-JP-00209

報告者:
Dr. (取り消し)