特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00136は、公文図書館の倉庫内に設置された収容セル内に保管されなければならない。セルは特殊な時空結界を施されたアニーリング・カプセルとして構築されるべきであり、厳重な警備体制のもとで常に監視されなければならない。収容エリアにはSCPA-JP-00136へのアクセスを制御する専用のアクセスポイントを設置し、必要な際には即時に封鎖できるようにしておくこと。SCPA-JP-00136の周囲にはペンや筆記用具などの文房具を置かないようにし、代用となる物質（例: 炭や血液）の提供も厳しく制限される。この施設へのアクセスは、承認された財団職員にのみ制限されるべきであり、その際には適切な安全装備を装着した上でのみ許可される。さらに、SCPA-JP-00136の過去改変が発生した場合は、即座に報告し、適切な対応策を実施するための専用チームを待機させなければならない。

説明:
SCPA-JP-00136は、●●県●●市の公文図書館の倉庫内から出現した古いカレンダーです。1995年から2003年までの期間を網羅するこのカレンダーは、普遍的な外観を持ちながらも、極めて異常な性質を有しています。このカレンダーには、過去の出来事や事件を改変することが可能なメモを記入する機能が備わっており、記入された内容が実際に過去に影響を及ぼすとされる。

SCPA-JP-00136の収容に際しては、極めて厳重な警戒が必要とされる。カレンダーに書き込まれたメモは、例えば有名な歴史上の事件や個人の行動を変える可能性があり、その結果は予測不能です。更に、2003年の特定の日付に出版社が倒産するという記述など、未来に影響を与えるメモも発見されているため、SCPA-JP-00136が引き起こす潜在的な危険性は極めて高い。

SCPA-JP-00136には、世界終焉を引き起こす可能性も指摘されています。もし適切な対処が行われない場合、SCPA-JP-00136を用いた改変が極端な結末を招く可能性があるため、常に慎重な取り扱いが求められる。また、SCPA-JP-00136に関与する際は、数多くの倫理的・時空的な考慮を行う必要があることに留意しなければならない。SCPA-JP-00136は未知の力を秘めた危険なアーティファクトであり、その真の性質を解明し、安全に保管するための研究が喫緊の課題となっています。

SCPA-JP-00136に関する追加情報として、このアーティファクトが引き起こす可能性がある未来の影響についても検討することが重要です。SCPA-JP-00136の過去改変メモが実際に歴史に影響を与えるとした場合、その変化がどのような連鎖反応を引き起こすかについてのシミュレーションが必要です。例えば、過去のある出来事を改変することで、未来の特定の人物が生まれないといった影響が考えられる。このような未来への影響を予測し、可能な危険性を評価することが、SCPA-JP-00136の収容プロトコルの改善や適切な対処法の確立につながるだろう。

さらに、SCPA-JP-00136の発見経緯や保管場所についても詳細な調査が必要です。公文図書館の倉庫から発見された経緯やその倉庫自体に特異な性質があるのかについても検証が求められる。特に、その倉庫がこのような異常なアーティファクトを引き寄せる特異性を持つのか、あるいは偶然の一致であったのかについての調査が重要です。

さらに、SCPA-JP-00136の影響範囲や変更可能な対象についての境界を明確化するための実験や観察が必要です。具体的には、どの程度のメモが未来に影響を与え得るのか、どのような種類の出来事や情報が変更の対象となるのかといった点についての詳細な調査が必要です。このような情報を収集し、分析することでSCPA-JP-00136のリスクを最小限に抑えるための対策が講じられるだろう。SCPA-JP-00136の研究において重要な観点の一つは、このカレンダーがどのようにして過去の改変を実現しているのか、そのメカニズムについての理解を深めることです。過去改変が具体的にどのようにして起こるのか、メモの内容がどのようにして過去に影響を及ぼし未来に変化をもたらすのかというプロセスについて、実験や観察を通じて解明する必要があります。

さらに、SCPA-JP-00136が所持する世界終焉シナリオへの危険性について懸念があります。もし過去改変によって引き起こされた不可逆的な変化が、全人類に深刻な危機をもたらす可能性があります。その際、SCPA-JP-00136を介して世界を終焉させる要因がどのようなものか、その影響範囲や対処方法についての研究が喫緊の課題です。

さらに、SCPA-JP-00136の秘匿性についても一考の余地があります。この過去改変カレンダーが広く知られることで、悪意ある者がそれを悪用し、歴史を改変してしまう危険性があります。そのため、SCPA-JP-00136の存在を一般に公表せず、アクセスを厳に制限する必要があります。また、SCPA-JP-00136の取り扱いに関する指針として、財団内での正確で適切な情報共有やトレーニングプログラムの充実が求められる。

総合すると、SCPA-JP-00136は未知の力を持つ過去改変カレンダーであり、その性質や影響範囲を理解し、適切な管理・研究が行われることが、財団の使命である異常対応と安全確保を果たすうえでの重要な課題であるといえる。

補遺:
SCPA-JP-00136の研究チームは、カレンダーのメモを用いた過去改変の実験を中止することが決定された。これは、未来への影響が不可逆的であり、特に世界終焉の危険性が高いことが判明したためです。過去の出来事を改変することが引き起こす可能性がある未知のリスクを考慮し、SCPA-JP-00136の取り扱いについて再評価が行われることとなった。

さらに、SCPA-JP-00136による未来への影響を踏まえ、特殊班が設立され、常にSCPA-JP-00136の監視と対処の準備を行うことが決定された。この特殊班は、SCPA-JP-00136に関する研究や収容において専門知識を有する者から構成され、緊急時には即座に対応できる体制が整えられた。

さらに、SCPA-JP-00136の収容施設において、新たなセキュリティ強化策が実斸されることが決定された。収容セルの外部には追加の防御システムが設置され、SCPA-JP-00136が外部に影響を与える可能性を最小限に抑えるための対策が講じられる。また、SCPA-JP-00136の保管と研究に関わる者は、より厳重なトレーニングを受けることとなり、アーティファクトの危険性に対処する能力を向上させることが予定されています。

注意事項:
SCPA-JP-00136に接する際は、絶対にカレンダーに記入することやその効果を試みてはならない。誤った記入や実験は深刻な結果をもたらすおそれがあり、世界規模の影響を引き起こす恐れがあるため、取り扱いには極めて慎重さが求められる。SCPA-JP-00136の周囲には文房具を持ち込まないよう厳重に注意し、代用物質の使用も最小限に留めること。機密事項としての秘匿が必要な情報や実験結果については、他者と共有せず、財団内部の適切な部署に報告するよう徹底しなければならない。SCPA-JP-00136は未知の力を秘めた危険なアーティファクトであることを常に念頭に置き、その取り扱いには最高度の警戒が必要です。

記録番号:
SCPA-JP-00136

報告者:
saku

承認者:
O5-7