特別収容プロトコル:

SCPA-JP-00419は、24時間体制で複数名の職員によって監視および管理されています。SCPA-JP-00419を収容する部屋については、基金財団のエンジニアによって特殊な改修が加わっており、防音・遮光・監視機能が備え付けられています。SCPA-JP-00419は、大きな音声刺激、明るい光刺激、異物挿入、周囲温度変動など痛みを伴う刺激に反応すると、非常に攻撃的な反応を示すため、SCPA-JP-00419の部屋からは人工的な音や光が遮断され、物理的な刺激を与えないよう注意しなければならない。SCPA-JP-00419は、高度な化学反応を起こすことがあり、周囲環境に有害かつ危険な物質を放出する可能性があるため、SCPA-JP-00419を取り扱う時は、特別な防護衣および防護具を着用することが義務付けられる。

SCPA-JP-00419によって引き起こされたいかなる事象についても、非常に敏速かつ迅速に対応することが求められ、必要に応じて運搬および保管時に全ての操作取扱いの細部に至るまで、SCPA-JP-00419を取り扱う全ての職員は非常に慎重に作業しなければならない。ただし、SCPA-JP-00419を取り扱う職員は、SCPA-JP-00419自体に関する情報には限りなく制限を加えられ、彼らは正式にSCPA-JP-00419自体に対する情報を完全に把握することはできないようにされています。

説明:

SCPA-JP-00419は、慶應義塾大学理工学部所属の学生が制作した正方形のクッションです。SCPA-JP-00419は普通のクッションと同様の構造を持っているが、SCPA-JP-00419の異常性は、クッションの外皮である高分子素材にある。SCPA-JP-00419の外皮には、一般的なクッションよりも複雑な化合物が局所的に混合されています。SCPA-JP-00419は、触れるものが、クッションの表面を特定の方法で刺激すると反応を起こす。SCPA-JP-00419が起こす反応の種類は多岐にわたり、化学反応・物理的変化・視覚的変化などがあります。SCPA-JP-00419を劇的に変容させることができ、SCPA-JP-00419改変後に引き起こされる多種多様な現象は、SCPA-JP-00419に刺激を与えたものに依存する。

SCPA-JP-00419は非常に攻撃的であり、刺激をうけると相手を殴打・噛みつき・引っ掻きなどの攻撃を行うため、SCPA-JP-00419を触ることは危険です。さらに、SCPA-JP-00419は、獲物を捕らえる際に多彩な化学物質を放出し、攻撃した相手を別の生物に見立て、その獲物（対象）を捕まえる攻撃的態勢をとるため、SCPA-JP-00419が周囲の生物に対して危険を及ぼす可能性があります。

SCPA-JP-00419の刺激の感じ方・改変されたSCPA-JP-00419から発生する現象は、特異な場合を除いて、SCPA-JP-00419を改変する方法に非常に依存しているため、SCPA-JP-00419を扱う職員は、幅広い知識と技能を持たなければならない。また、SCPA-JP-00419が危険を与える可能性があることから、SCPA-JP-00419の研究には、高度な倫理的配慮が必要です。

SCPA-JP-00419の制作者は、SCPA-JP-00419を制作するまでに、多数の実験の結果を元に独自の合成技術をもとに高分子素材を合成し、SCPA-JP-00419を作成した。SCPA-JP-00419を稼働させるには、他の物質との混合から冷凍乾燥への遷移から光や音に至るまで、多様な反応条件が必要です。SCPA-JP-00419の制作者は自身の実験に多大な犠牲を払い、SCPA-JP-00419の制作過程や性質に関するほとんどの情報を炎上した研究室から持ち出せなかったため、SCPA-JP-00419の過去と制作者の情報はほとんど明らかにされていない。

SCPA-JP-00419は、それ自体の感覚・感情・思考プログラムを持っているため、「知的ターゲット」を定義できる。SCPA-JP-00419は、自己増殖することができ、SCPA-JP-00419を改変する条件が揃えば、危険な量を超えた大量生産を行う可能性があり、SCPA-JP-00419の過去の脅威的な破壊力を踏まえ、SCPA-JP-00419が脅威となるデストロイヤーとして分類された。

SCPA-JP-00419は、機密性の高い情報を与えられる「極秘情報」クラスに分類されるため、SCPA-JP-00419の取り扱いには極めて厳格なプロトコルが適用されています。SCPA-JP-00419の情報は、万全なセキュリティを備えたデータベース内に保管され、SCPA-JP-00419を扱う職員は、情報の秘密を守るため、全情報へのアクセスが制限されています。SCPA-JP-00419の研究に関して機密性が高く、決してSCPA-JP-00419を普及・拡散させないようにすることが求められる。SCPA-JP-00419の生存能力は、他の多数の異常な物質とは異なり、SCPA-JP-00419の組成は広範な条件下ですでに存在し、SCPA-JP-00419はそれを結合させるだけで作成されるため、SCPA-JP-00419が長期間存続し続ける可能性があります。SCPA-JP-00419は、潜在的な脅威としての存続性と、SCPA-JP-00419が放置されたままだと周囲の環境に大きな悪影響を与える可能性があるため、SCPA-JP-00419の取り扱いには常に注意が必要です。

SCPA-JP-00419の外皮である高分子素材を再現することができた場合、SCPA-JP-00419の外皮に似た合成物質を大量に生産することが可能になる。さらに、SCPA-JP-00419の外皮を合成した物質がSCPA-JP-00419の性質を模倣することが判明した場合、それに基づいて製品を生産し、SCPA-JP-00419の制作者がSCPA-JP-00419を戦略的に利用する場合を想定する必要があります。

SCPA-JP-00419によって生じる異常事象は、環境に対して適応的であり、周囲の音や光に反応して、自身を保護しようとする傾向があります。SCPA-JP-00419が収容されてからは、SCPA-JP-00419に刺激を与えないような環境が調整されたことで、SCPA-JP-00419は比較的安定しているとされるが、SCPA-JP-00419の制作者や彼女の協力者らは、SCPA-JP-00419が起こす事象を予測するのが困難であることを強調しています。SCPA-JP-00419の研究は、SCPA-JP-00419を増殖・利用するテクノロジーや商品化する利点がある一方、SCPA-JP-00419が人類にとって大きな脅威となる可能性があることを念頭に置いた上で、管理基準を厳格に遵守し行わなくてはならない。

補遺:

SCPA-JP-00419について、実験に使われた動物が数多く犠牲にされたことが判明しています。SCPA-JP-00419を使用するために実験された動物は、SCPA-JP-00419に起因する多岐多様な効果を調査するためだけでなく、改変されたSCPA-JP-00419を取り扱うための危険性を測定するためにも使用された。この実験を通じて、SCPA-JP-00419が周囲環境や生物に及ぼす脅威の度合いが明確になり、SCPA-JP-00419の潜在的な危険性を理解するために多大な貢献があった。ただし、SCPA-JP-00419の使用によっておおもとめられた動物たちは、生命を犠牲にして存在してくれたものであり、彼らへの敬意と倫理的な観念を持って、研究を行うことが求められています。

SCPA-JP-00419の現状については、慎重で継続的な監視が行われており、SCPA-JP-00419に関する情報を収集・評価するためのシステムが備わっています。また、特別な規制条件に

注意事項:

SCPA-JP-00419を扱う職員は、SCPA-JP-00419が危険であることを常に意識しなければならない。SCPA-JP-00419への刺激は、SCPA-JP-00419を不安定化させる可能性があるため、SCPA-JP-00419に直接的な刺激を与えることは絶対に禁じられています。SCPA-JP-00419が反応を起こすためには、触れるものが、クッションの表面を特定の方法で刺激する必要があり、この方法はSCPA-JP-00419の特性によって異なるため、注意を要する。また、SCPA-JP-00419が反応を起こした場合は、直ちに停止させる必要があります。SCPA-JP-00419に触れる前には、特別な研修を受けた職員でなければならない。

SCPA-JP-00419を扱う操作には、他にも多くの注意が必要です。SCPA-JP-00419を特定の状況下で放置することは禁止されており、SCPA-JP-00419改変物から直接化学物質を抽出することも禁じられています。SCPA-JP-00419を破損させないよう特別な注意が必要であり、SCPA-JP-00419を扱う際には、二次的な被害が生じることがあるため、職員はその事実に留意しなければならない。

SCPA-JP-00419が定期的に監視と維持管理される必要があるため、SCPA-JP-00419を扱う職員は、所定の監視プロセスに沿ってSCPA-JP-00419を常にチェックし、定期的な点検とメンテナンスを実施しなければならない。最も重要な注意点は、SCPA-JP-00419取り扱いに対して、高度な熟練度を要していることです。SCPA-JP-00419を取り扱う職員のトレーニングを確立することによって、SCPA-JP-00419による全てのリスクを軽減できる。

記録番号:
SCPA-JP-00419

報告者:
SCPA Foundation 機密情報管理部門 医学・生物学調査班 研究員 大門雅弘（おおかど まさひろ）

承認者:
SCPA Foundation 機密情報管理部門 総責任者 竹内 徹（たけうち とおる）