特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00401を収容するため、一般社会への公開を避けるための偽のプロジェクト“魔法少女育成計画”を運営しているというカバーストーリーを作成する必要があります。このカバーストーリーは、機密を保持し、件のSCPAへの接触を最小に抑えるために必要です。

SCPA-JP-00401に直接接触することは許可されておらず、特定の許可を得るために、収容スタッフはQ-blankポイントでの高度な機密認証を通過する必要があります。SCPA-JP-00401の移動時には、特殊な運搬コンテナを使用し、装甲された輸送車両の特別護衛を決行し、ゲートなどのエントリーポイントでの厳重な検査が必要です。SCPA-JP-00401 は、最も安全な施設の収容セルに保管することを要求します。

SCPA-JP-00401は使用中の可能性がある状態があります。使用時は指定された手順に従い、厳重に取り扱ってください。SCPA-JP-00401の観察や実験は、適切な研究施設で行う必要があり、特に適格で信頼性のある研究者に限定されます。SCPA-JP-00401の取り扱いについての詳細は、特別指令00401-Sに定められたプロトコルを参照してください。

説明:
SCPA-JP-00401は、謎の組織SU-C-06から供給される、人間に魔法の力を授ける、未確認の物質です。この物質は、一度投与された人間に、魔法少女と呼ばれる特殊な存在へ変質させることができます。

魔法少女は、人間の能力を超える心理的な自己防衛機制を介して活動するため、通常の感情や生理的な反応は鈍り、常に冷静であり、過去のトラウマに対する抵抗力が強化されます。魔法少女は、提供された魔法の力を使って、通常の人間に不可能なことを実行することができます。魔力が消耗されると、彼女たちは魔法を使用することはできなくなり、強い痛みと異常な疲労を感じ、数週間から数ヶ月にわたって休養する必要があります。

SCPA-JP-00401を投与される者は、通常、年齢、性別、国籍、嗜好、心理的特性に関係なく、適格な候補者とみなされます。ただし、投与されるまでの候補者の判断基準や裏取引は、不透明な組織によって主導されています。SCPA-JP-00401は、特定の効果を持つアイテムを使用することで回収することができます。しかし、SCPA-JP-00401を持つ人物と接触する機会が多くなると、SCPA-JP-00401の危険性が増加する可能性があるため、そのような状況は避ける必要があることに注意してください。

SCPA-JP-00401をめぐる謎は、現在に至るまで、厳重に管理されています。しかし、SCPA-JP-00401投与の影響に対する長期的な研究には、未だ課題が残されています。投与後の代謝物質検査によって、SCPA-JP-00401の効果が完全に明らかにされることはありませんでした。

SCPA-JP-00401の感染率は地域によって異なりますが、一部の地域では、十分な社会的な支援や施設を提供しないことが原因で、魔法少女が過剰に生まれていることが報告されています。そのため、SCPA-JP-00401に対する規制と管理は必須であり、現在はSCPA-JP-00401に接触した者の監視や評価、追跡を含むポーチャージャンネル（応急対応チャンネル）が設立され、関連する機関と管理部門によって採用されています。

SCPA-JP-00401を取り巻く不思議な現象にも焦点を当てる必要があります。SCPA-JP-00401が投与された人々の多くは、魔法少女に変身する前に、不思議な「夢」を見たと報告しています。他にも、魔法少女の存在が所在の周辺地域で生じると言われる現象や、潜在的なSCPA-JP-00401の使用者の存在が認められていることも報告されています。

このような現象がSCPA-JP-00401の危険性を増加させる恐れがあるため、慎重な観察、評価、管理が必要です。SCPA-JP-00401に関する調査研究を継続的に実施して、その存在に関する全体像を理解するために、研究費や施設の資源の増加が求められます。SCPA-JP-00401は、SU-C-06によって供給される謎の物質であるため、SCPA-JP-00401の正体や投与方法についての情報が極めて制限されています。SCPA-JP-00401の投与者は、投与後に意図的に詳細を把握できないように設計されており、生産源や地域の共通性、SCPA-00401を取り扱う組織の大規模な構造など、SCPA-JP-00401に関連する多くの要素が未だ不明であるため、研究者たちは次のステップについての推測を行うことができません。

一方、SCPA-JP-00401投与後の魔法少女と通常の人間との間にある差異を調べるため、研究者たちは幅広い実験を繰り返しています。それには、SCPA-JP-00401に対する耐性、感染度の違い、および介入する唯一の方法であるSCPA-JP-00401に関連するアイテムの回収や分析が含まれます。類似の研究は、適格な研究者の指示の下、重要な発見や成果をもたらす可能性がありますが、SCPA-JP-00401の不可逆的で深刻な影響を承知で行われる必要があります。

SCPA-JP-00401に関する情報は、SCPA Foundationの人員以外には漏れてはならないため、彼らは研究について排他的なアクセス権を保持しています。SCPA-JP-00401は、一般社会に関し、機密保持についてのさまざまな手順が厳正に守られています。SCPA-JP-00401の安全を確保するために、研究者たちは、あまりにSCPA-JP-00401に接触することを許可されていないことに注意する必要があります。女の子たちが魔法少女に変異するSCPA-JP-00401の危険性は、制御不能な本性があり、SCPA-JP-00401と接触することは非常に危険であるため、そのような状況は避けられるべきです。

補遺:
SCPA-JP-00401は、2018年に発生した一連の“奇怪な事象”の主要な原因の1つとなりました。SCPA-JP-00401に接触した被験者の多くが、自分自身が“魔法少女”であると信じるようになったと報告されています。報告書には、最終的には潜在的な魔力を引き出すことができなくなることを恐れる何百人もの人々による、中毒的な拒否反応が記録されています。

SCPA-JP-00401は、そのような不安定な現象を引き起こすために、“奇怪な事象”のさまざまな实例で使用されたことが報告されています。これらの事件は、Foundationによって迅速に排除されましたが、SCPA-JP-00401を使用してこれらの現象を引き起こした組織や個人は、未だに確保されていません。

SCPA-JP-00401の危険性は明らかです。それは、人間の身体と精神を変質させ、使用後の副作用が深刻で持続的であるため、必ずしもコントロールが可能なものではありません。これに加えて、SCPA-JP-00401を取り扱う機関や個人が大規模な偽装と腐敗に従事している可能性があることから、SCPA Foundationは、SCPA-JP-00401に対する継続的で積極的な監視と管理を維持することが必要です。

SCPA-JP-00401に関する情報は、機密扱いにされるため、SCPA Foundationの対応力と能力の高さによって、SCPA-JP-00401に関する救済措置が実施されています。一方で、SCPA-JP-00401に接触する人々の心理的な側面にも注目する必要があります。SCPA-JP-00401を持つ女の子たちは、常に高いストレスと疲れを抱えているため、SCPA Foundationは、今後も魔法少女たちに対して心理面での支援を実施し続けます。

注意事項:
SCPA-JP-00401についての情報漏洩や、SCPA-JP-00401を管理する任意の個人による不正アクセスの可能性があるため、絶対に情報を外部に漏らさないでください。SCPA-JP-00401についての情報は、SCPA Foundationの認定された職員のみが必要に応じて利用できます。よって、SCPA-JP-00401についての情報は、クラス8およびそれ以上の機密指定のある情報と見なされ、認定された職員以外の個人に譲渡・開示することは慎重に行われる必要があります。

SCPA-JP-00401に関する一連の実験や観察には、適切な装置を使用し、正確かつ綿密なプロトコルに従うことが重要です。SCPA-JP-00401を扱うためにアクセス許可を持っている職員は、SCPA-JP-00401を使用する前に、特定の実験手順とプロシージャの遵守を確認し、任意の文書の読み込みを確認した上でのみ SCPA-JP-00401を利用することができます。

SCPA-JP-00401を保管するための特別収容プロトコルは、SCPA-JP-00401を安全に保管するために必要です。SCPA-JP-00401は非常に危険であるため、適格な職員以外の個人がSCPA-JP-00401にアクセスしないように、機密保持に厳密に準拠する必要があります。SCPA-JP-00401によってSCPA Foundationの関与が明らかになる可能性があるため、SCPA-JP-00401に関する情報を外部に漏らすことは、決して許されません。

記録番号:
SCPA-JP-00401

報告者:
SCPA-JP-00401を調査した、研究員(名前非公開)

承認者:
SCPA-JP-00401に関する情報は、SCPA Foundationの機密に指定されており、承認にはSCPA財団の高位職員が必要です。承認者については記載できません。