特別収容プロトコル:
SCPA-SCPA-JP-00699は、収容セル内の専用コンテナに保管されます。コンテナは遮断機械式二重扉で密封され、24時間監視カメラによる常時監視が行われます。SCPA-JP-00699の保管場所は防火システムが完全に稼働しており、緊急時の鎮圧が可能なように備えられています。SCPA-JP-00699に接近する際は、必ず遠隔操作での封じ込め手順を遵守してください。

説明:
SCPA-JP-00699は、不可視のエネルギー波で構成される異常現象です。このエネルギー波は知覚できないが、SCPA-JP-00699が発する感情エネルギーによって影響を受けた被験者は恐怖感、憎悪、絶望などの強烈な感情を抱くようになります。これにより、周囲の空間に異常な不安や混乱が生じ、被験者の精神状態に異常な影響を与えます。

SCPA-JP-00699のエネルギー波は感情を強化するだけでなく、周囲の物体にも異常な影響を及ぼします。具体的には、SCPA-JP-00699が発するエネルギーに晒された物体は異形化し、腐敗や劣化が進行します。さらに、長時間にわたる曝露により、生物や機械の機能にも異常な変化が現れることが確認されています。

SCPA-JP-00699の異常な効果は未知の要素を含んでおり、研究チームはこれをより詳細に分析することで、エネルギーの起源や影響範囲の理解を試みています。ただし、SCPA-JP-00699の性質の不可視性や不確実性から、これまでに完全な結論に至ることは困難であり、慎重な研究と取り扱いが求められています。

SCPA-JP-00699の追加情報として、エージェントや研究員に対する影響についても報告されています。SCPA-JP-00699から放射されるエネルギー波は、高い感情の波動を周囲に拡散させ、それに触れた人間やエージェントの心理状態に異常な変化を引き起こします。多くの場合、影響を受けた者は過度な攻撃性や自己破壊的な行動を示すことが観察されています。

さらに、SCPA-JP-00699のエネルギー波は、周囲の電子機器にも影響を及ぼします。通信機器や監視カメラにおいて一過性の電波干渉や機能停止が発生し、これによって収容セルの監視や通信に支障をきたす可能性があります。このため、SCPA-JP-00699の収容環境は電磁遮蔽装置を完備し、エネルギー波の漏洩を最小限に抑える対策が施されています。

SCPA-JP-00699による影響の特異性と複雑さから、研究チームはエネルギー波の分析と制御方法の開発に引き続き取り組んでいます。また、SCPA-JP-00699の性質が再分類されることを考慮し、さらなる研究と観察が必要であるとの見解が示されています。SCPA-JP-00699のさらなる追加情報として、研究チームが行った実験結果に基づく分析が報告されています。実験ではSCPA-JP-00699から放出されるエネルギー波の周囲への影響を詳細に観察し、その性質とパターンについて新たな洞察を得ることに成功しました。

実験の結果、SCPA-JP-00699のエネルギー波は感情と強く結びついており、感情の波動がエネルギーの振動パターンに影響を与えていることが示唆されました。さらに、エネルギー波の周囲に生成される異常な現象や模様について、その一部は人間の感情や心理状態に関連するシンボルや象徴を模倣したものであることが観察されましました。

この発見はSCPA-JP-00699の性質や機能の理解を深める上で重要な情報となっており、研究チームは今後もさらなる実験を通じてエネルギー波の特性や影響範囲を詳細に解明する方針をとっています。また、SCPA-JP-00699が引き起こす異常な現象に対する対処法や制御手段の開発に向けた研究が急務とされています。

補遺:
SCPA-JP-00699のエネルギー波が放出される際に、不可解な音響現象が発生することが報告されています。これらの音響現象は、周囲の空間に異常な共振を引き起こし、特定の周波数帯域で強烈な共鳴が生じることがあります。これにより、収容施設内での音響装置や音声通信機器の異常動作が観測され、研究チームによる調査が行われています。

また、SCPA-JP-00699のエネルギー波は時間の経過とともに変動し、その強度や周波数スペクトルが周期的に変化する傾向が見られます。この時間的変動はまだ完全に理解されておらず、未知の要因によるものである可能性が指摘されています。研究チームはこの変動のパターンを分析し、エネルギー波の安定性や予測可能性に関する調査を進めています。

SCPA-JP-00699の異常性についてさらなる研究と監視が必要であることから、定期的な観測と報告が継続される予定です。SCPA-JP-00699による可能性の危険性と不確実性に対処するため、研究チームの取り組みが今後も継続されることが必要とされています。

注意事項:
SCPA-JP-00699に接近する際は、必ず遠隔操作を行ってください。直接的な曝露は極めて危険であり、SCPA-JP-00699が発するエネルギー波の影響を受けた場合、予測不能な異常現象が引き起こされる可能性があります。取扱いには特に注意し、適切な防護装置を着用した上での作業を徹底してください。

記録番号:
SCPA-JP-00699

報告者:
あ

承認者:
Site-██のセキュリティチーム長、O5評議会