特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01237は、財団のSite-██において財団指定のセキュリティルーム内の非常に頑丈な金庫に収容されなければなりません。この金庫は厚さ30cm以上の鋼鉄によって製造され、電子錠と機械的な錠前の組み合わせによって施錠されています。金庫の鍵はSite-██のSite長および2名のO5評議員によって保持され、開ける際には常に3人以上の許可が必要です。金庫内部には24時間体制で監視カメラが設置され、SCPA-JP-01237が安全に保護されていることを確認しなければなりません。金庫のメンテナンスや点検は毎月行われ、異常が発生した場合は即座に対応することが求められます。SCPA-JP-01237との直接的な接触は厳に禁止され、誤って開封されることのないよう綿密な管理が必要です。

説明:
SCPA-JP-01237は、外見上は一般的な鉄製の小さな箱であり、外部には特別な目印や異常を示す特徴は見当たりません。箱は非常に堅牢であり、特殊な合金によって作られていると考えられます。箱の内部には何も見えないため、開封することが不可能であるかのように錯覚させます。

SCPA-JP-01237の異常性は、箱を開封することで発現します。箱を開封した者は、不可解な異常現象に遭遇する傾向が強く報告されています。一部の被験者は開封後に謎の人影が現れたり、周囲の物体が異常に振る舞ったりするなど、理論的に説明できない出来事が引き起こされます。さらに、一部の被験者は開封後に突然行方不明となり、その後の消息がつかめないという報告もあります。

SCPA-JP-01237は何らかの異次元や異常な力が関与している可能性が高く、その正体や制御方法は完全には解明されていません。このため、SCPA-JP-01237を開封せずに安全に保管することが最も重要であり、慎重な取り扱いが求められます。SCPA-JP-01237は開けるなという警告に留意し、絶対に開封してはならないことを認識しなければなりません。

追加情報:
SCPA-JP-01237は、発見された際には特定の所有者や起源に関する情報が一切得られず、その出自に関する謎も多く残されています。研究者たちはSCPA-JP-01237がどのようにして現れたのか、またなぜそのような異常な性質を持つのかについて積極的に調査を行っていますが、現在のところ明確な結論に至っていません。

過去の記録には、SCPA-JP-01237を開封しようとする試みが複数の研究員や職員によって行われた痕跡があります。しかし、これらの試みはいずれも失敗に終わり、試みた者たちに不可解な現象が起こったという報告書が詳細に残されています。そのため、SCPA-JP-01237が報告されたエリアでは厳重な警戒と警告が行われ、関係者には慎重な行動が求められています。

さらに、SCPA-JP-01237の周囲には不可視の気配や不気味な音が聞こえるという証言もあり、その存在が周囲に与える影響についても研究が進められています。SCPA-JP-01237に関連する現象の不可解さと、それが持つ危険性から、安全が確保された際にも慎重な管理が継続される必要があることが明らかとなっています。追加情報:
SCPA-JP-01237が所在するSite-██では、箱の異常性に対する研究が継続されています。最近の実験により、SCPA-JP-01237が放射する特異なエネルギー波が検出され、その波長や影響範囲について詳細な調査が行われています。これらのエネルギー波は、周囲の物体や生命体に微弱な影響を及ぼす可能性が示唆されており、研究者たちはその性質を詳しく解明するために慎重な実験を進めています。

また、SCPA-JP-01237が放つエネルギー波の中には、被験者の意識に幻覚を引き起こす可能性があることが判明しました。幻覚は被験者の恐怖や狂気を増幅させ、しばしば深刻な精神的影響をもたらすことが観察されています。この性質から、SCPA-JP-01237の周囲では心理学的な研究も同時に進められており、異常な力が精神に及ぼす影響についての理解を深めようとする取り組みが行われています。

さらに、SCPA-JP-01237が保管されている金庫内での不審な現象や突発的なエネルギー増幅の影響が報告されており、金庫の安全性についても再評価が求められています。金庫のセキュリティシステムの強化や、緊急時の対応策の充実が検討されており、SCPA-JP-01237が持つ潜在的なリスクに対処するための対策が着実に進められています。

補遺:
SCPA-JP-01237の研究チームは最近、箱の外部にある微細な模様や記号に着目し、それらが異常の鍵を握っている可能性を示唆する仮説を立てました。これらの模様は通常の光学や分光学的分析では読み取れず、特殊な方法での観察が必要とされています。研究チームは、SCPA-JP-01237の外部模様に焦点を当て、その解読に向けた新たな研究を展開しています。

さらに、最新の調査で、SCPA-JP-01237が周囲に放出しているエネルギー波には、時間に関連した謎めいた効果があることが判明しました。一部の研究者たちは、このエネルギー波が時間の流れに影響を与えている可能性を考慮しており、時間軸の歪みや錯覚といった現象についても詳細な研究を進めています。SCPA-JP-01237が持つこのような時間的性質は、異常の本質を解明する上で重要な手掛かりとなる可能性があります。

今後の研究では、SCPA-JP-01237の外部模様や時間的性質に焦点を当て、その異常性の謎を解き明かすことに重点が置かれる予定です。さらなる実験と解析により、SCPA-JP-01237が持つ不可解な力の源泉やその影響について、より詳細な理解が得られることが期待されています。

注意事項:
SCPA-JP-01237に関わるすべての職員は、絶対に箱を開封してはなりません。開封することによって引き起こされる異常現象は不可逆的であり、周囲に大きな影響を及ぼす可能性があります。SCPA-JP-01237を扱う際には、常に慎重かつ警戒し、適切な訓練を受けた職員のみがアクセス可能なセキュリティエリア内での取り扱いが求められます。また、SCPA-JP-01237の保管状態に異常が見られた場合は、直ちに責任者に報告し対応を行うようにしてください。SCPA-JP-01237は高い機密度を持つため、情報の漏洩や違法な取り扱いが発覚した場合は厳正な処置が執られますので、職員は慎重に取り組むことが重要です。

記録番号:
SCPA-JP-01237

報告者:
Dr. ███████

承認者:
Site-██の責任者、O5評議会