SCPA-160-JP 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-160

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:
SCPA-160-JPを所持する個人は職員宿泊係から払い下げられたシンクやミニ冷蔵庫等にふさわしい液体封入容器に事前に準備された液体へ移して管理する必要があります。
SCPA-160-JPに感染が疑われる場合は、感染が確認されるまでの保管を職員2名が密閉された試験室で実施し、報告を行い、相談する必要があります。
SCPA-160-JPを研究する職員は、直接接触せず、保護服、対話器具等を備えて、行動する。SCPA-160-JPの液体は有害物質として取り扱う必要があります。
SCPA-160-JPの保管場所は化学室とし、乾燥したクリーンルームで保管する必要があります。

説明:
SCPA-160-JPは、「物質反転症候群」（Substance Inversion Syndrome）と呼ばれる現象を引き起こす特殊な物質です。
SCPA-160-JPは、視覚、嗅覚、味覚からは全く異なる低温で状態にある仮想の液体として認識されるが、接触すると速やかに高熱の反応を引き起こし、触媒的または加熱反応によって様々な化合物、粒子の反応を大量に引き起こす事が確認されています。更に、反応の出力によって生成された化合物は多様であり、登録物質の割合は非常に多岐に渡るため、全ての反応生成物が把握されるわけではない。
SCPA-160-JPを体内に取り込んだ人間の細胞は、機能低下が発生し、また過去の遺伝子情報や脳神経内分泌情報が反転される現象を引き起こすことが確認されているため、SCPA-160-JPに感染した人間は確実に「物質反転症候群」となり、体内の様々な反応が異常な状態を示すことが知られています。

追加情報:
SCPA-160-JPの正確な生成元はまだ判明していないが、搬送中の稀な怪現象から、推理としては宇宙空間からの流星、隕石等に由来する可能性もあるとされる。
SCPA-160-JPの取り扱いには危険が伴うため、極秘保護されており、下士官職員には情報非開示等による徹底した制限が課せられています。
SCPA-160-JP-LC（160-JP Life Curriculums）は、SCPA-160-JPを防止するために開発された人工生命体であり、進化論的知能経験を用いた博物館、展示施設等に利用される。

参照文献:

• SCPA-160-JP 反転症候群に関する報告書
• SCPA-160-JP-LCについての技術文書

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:
SCPA-160-JP取扱いに関する情報は、全て秘密保持を行い、対応するSCPA報告書に掲載された情報のみを開示する。
SCPA-160-JP液体から蒸発や漏出等が発生する場合は、職員宿泊係、輸送係の支援を仰ぎ、即座にSCPA-160-JPを密閉させる措置を行うこと。
SCPA-160-JPにより汚染された職員は当該現場においての汚染を延長させないように、即座に隔離すること。
SCPA-160-JPの研究は、過程において突発的な引火・爆発等が発生する可能性があるため、容器、試験機器の選定など慎重な手順が必要となる。

記録番号:
SCPA-160-JP-IR 財団職員対象 160-JP健康状態調査
SCPA-160-JP-EXP SCPA-160-JP更新内部実験報告書

報告者:
SCPA-160-JPを精査した研究員、Dr.█████

承認者:
SCPA財団理事会 G7.5およびM5.5地区局長