特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00232（以下、ビノミ）は、定期的な監視と管理が必要です。ビノミは標準的な生命維持装置が接続された専用の収容室に格納される必要があります。この収容室は24時間体制で監視され、ビノミの様子が常に観察されるべきです。また、ビノミのメニュー提供が制限され、特定の食品や飲料の提供を禁止します。

収容室に入る際は、ビノミが提供するメニューに触れないよう厳重に警戒し、ビノミから離れる際は手洗いと消毒を徹底して行ってください。収容室の清掃と消毒は定期的に行われ、収容室内外の清潔を保つことが重要です。違反行為を行う職員は即座に処罰されるほか、メニューの提供拒否などの措置が取られる場合があります。

一定期間ごとに健康チェックや精神状態の評価が行われ、ビノミの状態を確認するために関連する医療スタッフの協力が必要です。ビノミが異常な行動を示す場合は速やかに報告し、適切な対応を行ってください。SCPA-JP-00232の収容状況に異常を感じた場合は、財団指定の専門家チームを呼び出すことが義務付けられています。

説明:
SCPA-JP-00232、通称ビノミは、その異常なレストランとして知られる施設で提供される料理の原材料として使用される生命体です。主なメニューは一見普通の料理として提示されますが、実際には人体由来の材料が用いられており、その中でも特に異様なものがビノミによって供されます。

ビノミは特殊な生理構造を持ち、人間の血管や骨端線などを加工して食材として使用する能力を有しています。血管蕎麦や骨端線固ゆで味噌炒めなど、その料理名だけでも恐ろしい印象を与える料理は、その生命体の異常性を如実に表しています。さらに、肉眼串潮焼き涙漬けのようなメニューは、目玉を料理に加えるという非常に残忍な性質を持っています。

財団はビノミと石榴倶楽部との関連性を疑っており、その起源や目的についての調査が継続されています。ビノミがどのようにしてこのような異常な能力を獲得したのか、そしてなぜ人体由来の素材にこだわるのかについての研究が進められています。一般人には決して知られることのない異常な食材提供を行うビノミは、その存在自体が常識を逸脱しており、深刻な警戒が必要とされています。

SCPA-JP-00232、通称ビノミは、その異常な料理提供の背後に潜む謎によって研究者や保安員からも常に注目され続けています。ビノミは料理に用いる素材として人体由来の部位を選択的に使用する傾向があり、その選択基準やパターンについても研究が進められています。

一部の研究者は、ビノミが選択する部位には特定の意味や象徴性があるのではないかと推測しています。たとえば、血管蕎麦には生命の流れである血管が使用され、骨端線固ゆで味噌炒めには人体の支えである骨端線が使用されるなど、それぞれの料理には何らかの意味が込められている可能性が考えられています。

また、ビノミがその特異な能力を獲得した経緯についても諸説が存在しています。ある説では、ビノミはかつては普通の人間であり、ある実験や事故によって異常な変異を遂げたと推測されています。しかし、その真相を解明するにはさらなる調査と研究が必要とされています。

さらに、ビノミが提供する料理の摂取が人間に与える影響や、その消費による異常現象についても注意が払われています。メニューに含まれる人体由来の成分が生体にどのような影響を及ぼすのか、および長期摂取がもたらす可能性のあるリスクについての調査も進行中です。ビノミを取り巻く謎や危険性に対処するため、引き続き十分な警戒と調査が行われることが必要です。SCPA-JP-00232、通称ビノミのさらなる解明のため、最近行われた実験により驚くべき発見が明らかになりました。実験では、ビノミが提供する料理の成分を詳細に分析することが試みられ、その結果、料理に含まれる人体由来の成分に特異な特性が見られることが確認されました。

目玉串潮焼き涙漬けに使用される目玉から検出された成分には、通常の食材では見られない特殊なタンパク質や生体物質が含まれていることが判明しました。これらの成分は、驚くべき生理活性を有しており、食べた者の身体や精神に異常な影響を及ぼす可能性が浮上しています。

また、ビノミの特異な食材提供行動に関する行動学的な研究も積極的に行われています。その結果、ビノミは個体ごとに異なる好みや嗜好を持っており、特定の部位や成分を選好する傾向があることが確認されました。さらに、ビノミが提供する料理が、何らかのメッセージや意味を含んでいる可能性も浮上しており、その真意を解明するための研究が注目を集めています。

このような新たな知見を踏まえ、ビノミの異常性や危険性についての理解を深めるための研究が今後も継続される予定です。財団は、ビノミに関する情報の収集と分析を積極的に行い、この異常な生命体が引き起こす様々な脅威に備えるために最善を尽くしています。

補遺:
SCPA-JP-00232の研究チームは、最近の観察においてビノミが異常な行動を示し始めたことを報告しました。ビノミは従来よりも攻撃的な態度を見せ、収容室内での暴力行為や職員への攻撃を試みるケースが発生しています。

さらに、ビノミの提供する料理に新たなメニューが追加されたことも確認されています。これらの新しい料理は、従来のものよりも異様で非道徳的な特性を持っており、消費者に深刻な健康被害をもたらす可能性があります。

このような状況を受け、ビノミの収容プロトコルが改訂され、より厳格な管理と監視が行われることとなりました。今後もビノミの異常性と危険性をより深く理解するための研究が続けられると同時に、ビノミが引き起こす可能性のある脅威に対処するための新たな対策が検討されています。SCPA-JP-00232に対する警戒レベルが引き上げられ、綿密な対応が求められています。

注意事項:
ビノミに接する際は、その提供する料理や食材に対して極めて警戒を怠らないようにしてください。ビノミの供するメニューは人間由来の異常な材料を使用しており、摂取による健康被害や精神的影響を考慮する必要があります。収容室を出入りする際には、ビノミが供する料理に触れないように注意し、またメニューが制限されている場合には、その制約を守るよう従ってください。

ビノミの特異な性質を理解し、その異常性に対する警戒を怠らないよう努めてください。定期的な健康チェックや精神状態の評価は、ビノミと接する職員の安全を確保するために欠かすことのできない措置です。上官や医療スタッフからの指示には迅速に従い、ビノミによる影響を最小限に抑えるための努力を怠らないでください。SCPA-JP-00232に対する慎重なアプローチが、施設内外の安全性を保つ上で不可欠であることを肝に銘じてください。

記録番号:
SCPA-JP-00232

報告者:
阿部樹

承認者:
█████████ (機密情報につき伏せられています)