SCPA-JP-00300 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00300

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル:
SCPA-A-JP-00300は、SCPA財団によって買収された市内の倉庫に保管されます。SCPA-A-JP-00300へのアクセスは、財団職員によって監視され、非財団員は接近禁止となっています。SCPA-A-JP-00300の使用、取り扱い、及び操作には、情報保全プロトコルEpsilon-5が用いられます。

説明:
SCPA-A-JP-00300は、外部から見る限り、二次元のチャリティー車両です。SCPA-A-JP-00300には、ドアやウィンドウといった入り口がなく、内部には光源のない真っ暗な空間が広がっています。SCPA-A-JP-00300は、外部から押しても引いても動かすことができず、また、物理的な方法でドアを開けることもできません。そのため、SCPA-A-JP-00300を操作するには、内部からテレポーテーションや異空間の発生を行う方法を使用する必要があります。

SCPA-A-JP-00300からは、時折、人の叫び声が聞こえたという報告があります。検証の結果、SCPA-A-JP-00300に使用されている範囲超越テクノロジーの正体が特定できていないため、この現象が発生している原因を特定することはできていません。

SCPA-A-JP-00300は、チャリティー団体が使用していたものであり、詳細な使用経緯は不明です。SCPA-A-JP-00300を安全に保管するため、財団は範囲超越テクノロジーを使用し、SCPA-A-JP-00300にアクセスするための条件を厳密に制御しています。

追加情報:
SCPA-A-JP-00300によって発せられる叫び声は、常に「助けて！」というもので、様々な人物の声が混ざり合っています。これを聴取した財団職員は、SCPA-A-JP-00300からの内部の連絡を試みましたが、どのような方法を用いても成功しませんでした。

SCPA-A-JP-00300には、使用に関する文書や記録が一切存在しておらず、また、SCPA-A-JP-00300を使用した人物の行方も分かっていません。SCPA財団は、SCPA-A-JP-00300を使用した人物の特定と、この現象の解決を目的として、引き続き調査を行っています。

参照文献:

• 不明

機密度のレベル:
Confidential

注意事項:
SCPA-A-JP-00300は、範囲超越テクノロジーの使用実験に適していますが、使用には十分な準備が必要です。
SCPA-A-JP-00300には、人間の叫び声が含まれており、聴覚に過敏な人物の使用は禁止されています。

記録番号:
Incident Report-SCPA-A-JP-00300

報告者:
█████ 博士

承認者:
███████ 財団長