特別収容プロトコル:
SCPA-01149は、常時24時間監視カメラによるオンライン監視を行うこと。SCPA-01149へのアクセスは、4名以上のレベル3以上の認定職員の同意を必要とする。SCPA-01149の入口は常に施錠され、警備員は入口付近に配置されなければならない。被験者はSCPA-01149内に60分以上留まってはならない。SCPA-01149内での行動は許可を得た責任者の監督下で行われなければならない。SCPA-01149内での使用および携帯は厳に禁止されています。

説明:
SCPA-01149は、通常の物理法則に従わない非ユークリッド空間で構成された構造物です。内部は常に変化し、廊下や部屋の配置が観察者の気持ちを惑わせる。SCPA-01149に入ると、被験者は一定時間内に自身の正気を保とうとする必死の努力を強いられる。多くの者がSCPA-01149内部で錯乱状態に陥り、正気を保つことが不可能となる。SCPA-01149内の時間の経過は不規則であり、出口を見つけるための地図や手掛かりを見つけることは極めて困難です。SCPA-01149は探検者に幻覚や幻聴を引き起こすとされており、長時間の滞在は被験者の精神に深刻な影響を及ぼす可能性があります。SCPA-01149内部では、時折不気味な声や足音が聞こえ、被験者の錯乱を助長すると報告されています。SCPA-01149は、その異常な性質と不可解な構造により、研究者や探検家の間で様々な議論を巻き起こしています。

追加情報:
SCPA-01149内部での探検活動に従事した職員の多くが、帰還後にPTSD（心的外傷後ストレス障害）や幻覚に悩まされる報告が寄せられています。SCPA-01149の影響下にある時間が通常の時間の流れと異なることから、被験者は帰還後も現実と幻想の区別がつかない状態に陥ることがあります。さらに、SCPA-01149内での体験が職員の記憶や認識に深刻な影響を及ぼすことが確認されています。SCPA-01149の内部構造は、一度入ると同じ経路を再度たどることが不可能であり、脱出のためには独特の方法論や知識が必要とされる。SCPA-01149は、その認知を超えた性質により、依然として多くの謎を秘めたまま研究が続けられています。追加情報:
SCPA-01149の研究チームは、内部の幾何学的特性に関する研究を通じて、異常な現象が発生する可能性があるパターンをいくつか特定しています。特に、特定の部屋または通路に滞在した際に幻覚が強化されることが確認されており、この現象は被験者に大きな精神的負荷を与えることがあります。さらに、SCPA-01149内での時間の経過は、被験者によって異なる速度で感じられ、中には数分間の探検活動で複数日が経過したと錯覚するケースも報告されています。また、SCPA-01149の存在が周囲の空間に与える影響に関するさらなる調査が求められており、特に周囲への異常な影響や物質の変異などに関する研究が検討されています。SCPA-01149は、その奇抜な性質と未解明の謎により、SCPA財団内でも最も興味深いオブジェクトの一つとして位置付けられています。

補遺:
SCPA-01149の初期調査において、複数の探検隊員が行方不明となり、現在も所在が確認されていない者がいることが発覚した。行方不明者の中には、SCPA-01149内での経験に基づいて残された手記や録音データが見つかっており、その内容は正気を疑うほどの恐ろしい体験が綴られています。SCPA-01149における探検活動は、特に慎重に行われるべきであり、未知の異常事象に対処するための指針が必要であることが明らかとなった。さらなる研究が必要であるため、SCPA-01149の調査と収容プロトコルの改訂について、専門家チームの協力が求められることが決定された。SCPA-01149の内部が持つ謎と危険性に対処するため、今後の研究と対策の強化が必須であることが再確認された。

注意事項:
SCPA-01149内部での行動は慎重に行われなければならない。SCPA-01149に入る際は常に同行者と連絡を取り合い、迷子にならないよう注意すること。出口を見失った場合は冷静に行動し、落ち着いて待機すること。SCPA-01149内では幻聴や幻覚が発生する可能性があるため、自己制御を保つことが重要です。SCPA-01149内の道具や装備は慎重に取り扱い、無断での使用は厳に禁止されています。万が一異常な現象に遭遇した場合は、速やかに責任者に報告すること。SCPA-01149は正気を奪う可能性があるため、長時間の滞在は避けるように注意されたい。

記録番号:
SCPA-01149

報告者:
Dr. 山田 太郎

承認者:
Site-81長官 山口 直人