特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01207は、収容セル内の壁面に記述されたすべての情報を隔離し、外部からの視覚刺激を最小限に抑えることが重要です。SCPA-JP-01207に接近する際には、記憶喪失を回避するため、遮蔽物を使用しながら慎重に移動するようにしてください。SCPA-JP-01207へのアクセスは必要最小限に留め、収容セル外ではSCPA-JP-01207に関するすべての情報は厳重に管理される必要があります。

説明:
SCPA-JP-01207は、通常の迷宮と異なり、内部の構造やパスが時間経過とともに変化する異常現象が確認されています。探検者が進むほどに、自らの記憶が徐々に曖昧になり、迷宮内での経験が現実と融合してしまう危険性があります。また、SCPA-JP-01207内では時間の経過が加速するという観測例も報告されており、迷宮内に閉じ込められた者が長時間外部世界との接触を失うと、重大な精神的影響を受ける可能性があります。迷宮の深部には存在が不明確な実体を持つ存在が潜んでいるとの報告もあり、その正体や目的については不明な点が多数存在します。SCPA-JP-01207についての探索や研究は慎重に行われるべきであり、迷宮への侵入は厳重に制限されるべきです。

追加情報:
SCPA-JP-01207の影響を受けた被験者の報告では、迷宮内部に進入した者が長時間迷宮内で遭遇した状況についての記憶が次第に消失するという特異な現象が観察されています。被験者たちは迷宮内での出来事自体は鮮明に記憶しているように見えますが、迷宮から脱出した後、その記憶がどんどん曖昧になり、最終的にはまるでその経験自体が夢や幻覚だったかのように感じると報告されています。また、SCPA-JP-01207内の時間経過率の不連続性に関する研究が進行中であり、迷宮内部での時間流れが現実世界とどのように異なるかを詳細に調査するための実験が計画されています。SCPA-JP-01207の謎は未だ解明されておらず、この異常現象の原因やメカニズムについての研究が今後ますます重要となることが予想されます。追加情報:
最近の調査により、SCPA-JP-01207内で発生している空間の歪みと時間の非連続性に関する新たな特性が明らかになりました。迷宮内の特定のエリアでは、空間が蜃気楼のようにゆがんでおり、正確な距離や方向を測定することが困難になっています。さらに驚くべきことに、この歪みは迷宮内における時空の歪みにも影響を与えており、時折、迷宮内の特定の場所で未来や過去の出来事が影のように現れるという観測例が報告されています。

また、SCPA-JP-01207の効果に曝された者の間では、共通の幻覚や幻聴が観察されています。これらの幻覚は迷宮内での特定の出来事や存在に関連し、影響を受けた者たちの心理状態に深刻な影響を及ぼすことがあります。このような症状の発現メカニズムや、幻覚が持つ意味や目的についての研究が今後も行われる予定です。SCPA-JP-01207はますます謎深い存在として、研究者たちを困惑させる異常現象を引き起こしています。

補遺:
SCPA-JP-01207の探索や研究に従事している職員は、迷宮内での行動において極めて慎重である必要があります。迷宮内部での記憶消失や幻覚現象のリスクを最小限に抑えるため、探索時には記録装置や記録者を複数配置し、可能な限り客観的なデータ収集を行うことが重要です。また、迷宮内で時間の流れが加速する可能性があるため、探索隊は常に連絡を取り合い、進行状況を把握しておくべきです。

さらに、SCPA-JP-01207が持つ特異な性質により、迷宮内での状況が迷宮外部への影響を及ぼす可能性があるため、迷宮内の情報漏洩を防ぐための対策が必要です。研究チームは迷宮内での発見や観察内容を即座に記録し、機密保持の規定に厳密に従うことが求められます。SCPA-JP-01207に関わる業務の実施にあたっては、万全の注意と慎重さが常に求められることをここに再確認する。

注意事項:
SCPA-JP-01207に接する際は、常に自己記憶の確認を怠らず、迷宮内での出来事と外部世界の現実を区別する努力を怠らないようにしてください。迷宮内の時間経過の異常性に注意し、迷路構造の変化による迷子や記憶の消失のリスクを最小限に抑えるため、計画的かつ短時間の探索を心掛けてください。また、迷宮内での遭遇や観測に関する情報はすべて収容記録に適切に報告することが重要です。

記録番号:
SCPA-JP-01207

報告者:
Dr. ███████

承認者:
O5-██