特別収容プロトコル:
SCPA- JP-00420による危険度が切り替わるため、収容プロトコルは以下の通りに定める。
音声機器やマイクロホンなど、音声に扱うもの一切を持ち込めない。
SCPA- JP-00420が危険な状況に陥ったら、即座に収容班を派遣する。
収容プロトコルに違反した場合、厳重な追及と処罰が行われる。

説明:
SCPA- JP-00420は地元住民から「メデューサ焼肉」として知られる焼肉店であり、外観はギリシャ神話の怪物、メデューサの顔を表しています。様々な部位が用意され、そこで提供される肉類は、普通な焼肉店で売られているものと同じです。

SCPA- JP-00420の特殊性質が表れる時があります。その特殊性質を提示するため、職員による客に対して不可解な問いかけや行動が観測され、焼肉店が非常事態に陥り、人命の危険が及ぶ。この特殊性質が現れると、SCPA- JP-00420の危険レベルは「Sagashi(危険)」に切り替わる。

SCPA- JP-00420の影響が見られる客は、会話中に恐ろしい発言をする、焼肉を提供する職員の顔がギリシャ神話の怪物に変化し、SCPA- JP-00420の焼肉は肉の内部から血液が流れ出するなど異常現象が頻発する。更にSCPA- JP-00420に入場した客は、外へ出ることができず座敷に幽閉されてしまうという異常事象が観測されています。

現在、SCPA- JP-00420の特殊性質が表れない日を含め、長時間店内に滞在することは推奨されない。SCPA- JP-00420内での実験に関しては上級職員の承認書が必要とされる。

SCPA- JP-00420への調査中、職員は焼肉店の地下室で、SCPA- JP-00420と一つになっているような状況に直面した。
地下室内に設置されている機械がSCPA- JP-00420の特殊性質発生の要因である可能性があります。職員はSCPA- JP-00420の地下室から多数の機械品を収集し、研究目的のために持ち出した。SCPA- JP-00420を構成する仕組みの詳細に関する研究が必要となる。

SCPA- JP-00420からの異常現象の報告は非常に多岐にわたっており、複数のSCPA- JP-00420の分身が発生するなど異常性も指摘されているため、今後の観察は継続的に行われる。現在、SCPA- JP-00420を安定的に保持するため、監視リストに掲載し、各国調査チームへの注意喚起を行っています。SCPA- JP-00420からの異常事象に気付いた際には、直ちに専門家に連絡し、搬出に役立つ情報を提供することが求められる。SCPA- JP-00420の周辺で目撃される異常現象も報告されています。SCPA- JP-00420の周辺では、強烈な嫌な臭いや異常な緑色の霧が発生することがあります。さらに、地面が揺れる揺れ動きや、不気味な声が聞こえることも観測されており、SCPA- JP-00420の地下室からより多くの重要な情報が得られる必要があります。

SCPA- JP-00420の焼肉の原料となる畜産物は、周辺住民たちから「SCPA- JP-00420の畜産物（SCPA- JP-00420-Livestock）」として知られています。SCPA- JP-00420-Livestockは非常に希少な品種であり、SCPA- JP-00420がつけるラベルが輸送中に取り替えられたり、偽造品が生産されたりすることがあるため、取引は極めて困難です。

SCPA- JP-00420内で観測される異常事象は、肉の内部から流れ出る緑色液体や、焼く前に形を変える怪しい形状を持つ肉があり、健康に悪影響を与える可能性があるため、SCPA- JP-00420に対しては消毒手順や設備の調査が必要です。

SCPA- JP-00420が持つ特殊性質についての研究が進んでいるため、重要な発見があるたびにSCPA Foundation内部で共有されています。今後の研究で、SCPA- JP-00420が表す異常性質、また、SCPA- JP-00420と外部の一方通行関係についてさらに明らかにしていく必要があります。

補遺:
SCPA- JP-00420に関する新たな情報が報告され、SCPA- JP-00420が機能する環境と、その特異的な性質の間に相関関係が有する可能性があることが判明した。特に、SCPA- JP-00420に接する環境における気圧変動がSCPA- JP-00420の特殊性質に何らかの影響を与える可能性があることが明らかになった。

SCPA Foundationは、SCPA- JP-00420の周辺の大気圧の測定装置を設置し、SCPA- JP-00420が特殊性質を発揮する時期とその確率を特定しようと努力しています。これらの情報はSCPA- JP-00420の収容と管理のために必要です。

受け取り側の権限を持つSCPA- JP-00420管理チームが、SCPA- JP-00420の特異的な動作に関する詳細な情報を開示することは油断の元となるため、今後SCPA- JP-00420が起こす異常事象に関しては、より厳確で詳細な観察が必要です。

注意事項:
SCPA- JP-00420に接する場合には以下の点に注意する必要があります。

• SCPA- JP-00420は、少なからず心理的インパクトを与える存在であるため、精神面を抱える職員はSCPA- JP-00420を扱うことは禁止する。
• SCPA- JP-00420内では音声機器やマイクロホン類の使用は許可されていない。
• SCPA- JP-00420内実験を行う場合は、職員の出張許可が必要です。
• SCPA- JP-00420を扱う全ての職員は、常に特殊な心理状態に注意を払い、集中を維持する必要があります。
• SCPA- JP-00420への誘拐・強制死亡が相次いでいるため、 SCPA- JP-00420に入る前には、警備員による入店制限点検が必要になる場合があります。

記録番号:
SCPA-JP-00420

報告者:
SCPA基金調査員: 南雲龍也

承認者:
SCPA財団役員: 安藤正裕