特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01309は、常に鍵のかかった非常に頑丈な透明アクリルケースに保管されなければなりません。ケースはタンタリウム製の鎖で金庫に固定されており、毎日定期的に検査を受けなければなりません。SCPA-JP-01309の取り扱いは、収容施設の上級職員および訓練を受けた専門家のみが行うことができます。SCPA-JP-01309が取り外される際には、必ず保護スーツを着用し、取り扱い手順に従うようにしてください。

説明:
SCPA-JP-01309は、一見普通のインク消しペンに見えますが、その実態は非常に異常なものです。このペンが何かを消すと、消された物体や文字は現実から完全に削除され、存在しなかったかのようになります。消された対象に関する全ての記憶も消去され、それが存在した事実自体も他の個体から消失します。さらに、SCPA-JP-01309で消去される対象には、何らかの異常が生じることが報告されています。例えば、消えた文字や物体がもともと持っていた特性や効果が強化される、消去されることで他の物体に悪影響を与えるなどが挙げられます。SCPA-JP-01309は取り扱いに極めて注意が必要であり、その効果を理解し抑制するために継続的な研究が行われています。

追加情報:
SCPA-JP-01309の効果は、使用されたインク消しペンのペン先の摩擦によって引き起こされるとされています。消去された対象を復元することは不可能であり、消去された情報に関する証拠や記録を残すことが非常に困難です。これにより、SCPA-JP-01309が不正な目的で使用される可能性を排除するため、厳格な監視とアクセス制御が行われています。また、SCPA-JP-01309が周囲の物体に与える潜在的な影響についても研究が続けられており、その影響範囲や特性を詳細に解明することが重要視されています。現在、SCPA-JP-01309の起源や製造元についての調査も進行中であり、インク消しペンの普通の外観とは裏腹に、この異常な能力を持つ原因に迫るための努力が続けられています。追加情報:
SCPA-JP-01309の使用に関する実験結果から、消去された対象には何らかの異常な影響が現れることが報告されています。例えば、消去された物体が消失した空間に何らかの異次元的存在を引き寄せることが確認されたケースや、消去された文字が現実を歪めて非常に奇妙な出来事を引き起こすことがあるという例も報告されています。さらに、SCPA-JP-01309が使用されるたびに、その周囲で微妙な変化や時空の歪みが観測されることがあり、これらの現象の詳細なメカニズムについても研究が進められています。SCPA-JP-01309は、普遍的な法則や規則に影響を与える可能性があるため、その収容と研究には極めて慎重さが求められています。研究チームは常にSCPA-JP-01309の異常性を監視し、将来的なリスクを最小限に抑えるための対策を検討しています。

補遺:
SCPA-JP-01309の研究チームは、異常な影響を持つこのインク消しペンについて、さらなる理解を深めるための研究を継続しています。最近の実験において、SCPA-JP-01309がもたらす異常な現象に着目し、その特性をより詳細に解明する試みが行われています。また、SCPA-JP-01309を使用した実験の過程で発生した未知の現象についても記録と分析が進められており、これらの結果がSCPA-JP-01309の収容と取り扱いにどのような影響を与えるかが検討されています。SCPA-JP-01309の持つ潜在的な危険性に対処するため、今後の研究および実験においては、さらなる安全対策を検討し、収容プロトコルの見直しも行われる予定です。SCPA-JP-01309の不可解な性質に迫るため、引き続き慎重かつ継続的な研究が必要とされています。

注意事項:
SCPA-JP-01309を取り扱う際には、絶対に他の書類や物体を誤って消去しないように注意してください。このインク消しペンは非常に危険な性質を持っており、一度消去された対象は元には戻せません。取り扱いは慎重を要し、身の安全を最優先に行動してください。SCPA-JP-01309を使用する場合は、必ず指定された手順に従い、防護措置を適切に施して作業を行ってください。SCPA-JP-01309の効果を適切に管理し、影響を最小限に抑えるために、適切な訓練を受けた職員によってのみ取り扱うようにしてください。

記録番号:
SCPA-JP-01309

報告者:
Dr. 藤田真一

承認者:
Site-██のセキュリティチーフ、█████ 博士