特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01086は絶対に解放されてはならない。SCPA-JP-01086は地下の重防壁で囲まれた収容セル内に保管され、至急確保されたすべての個体はそのまま収容されなければならない。セルの監視には常時二人以上の武装した警備員を配置し、SCPA-JP-01086が異常な挙動を示した場合は直ちに報告すること。SCPA-JP-01086の収容セル内には監視カメラを設置し、24時間体制で監視を続けること。

説明:
SCPA-JP-01086は人間の顔を模した構造を持つ謎の生命体です。その外見は極めてリアルであり、触れた者は肌の温かさや微妙な筋肉の動きまで感じ取ることができる。SCPA-JP-01086は自らを"Wataboshi"と呼び、非常に高い知性を持ち、さまざまな言語でコミュニケーションをとることができる。しかし、Wataboshiは極めて好戦的であり、理由もなく攻撃を仕掛けてくることがあります。攻撃された者は極度の恐怖を感じ、しばしば精神的なトラウマを負うことが報告されています。

SCPA-JP-01086は不定期に異常な行動を見せることがあり、その際には周囲に影響を及ぼす異常現象が発生することがあります。Wataboshiが怒りや恐怖を感じた際には、周囲の生物に対しても同様の感情を引き起こし、暴力沙汰が発生する危険性があります。また、SCPA-JP-01086が特定の物体や地域に興味を示した場合、その対象に異常な影響を及ぼすことがあるため、慎重な観察と管理が必要です。SCPA-JP-01086の行動パターンや効果の全容はまだ完全には解明されておらず、研究が続けられています。

追加情報:
SCPA-JP-01086の存在が初めて確認されたのは███都市の郊外にある廃墳墓地であった。当初、地元住民からは奇妙な現象や行方不明者の急増が報告されており、Foundationの捜索チームが派遣されることとなった。調査の結果、SCPA-JP-01086がその地域に出没していることが判明し、速やかに収容が行われた。

SCPA-JP-01086は言語の習得速度が非常に速く、Foundation内の言語学者やコミュニケーション専門家がそのコミュニケーション手段を解読しようと努力しています。Wataboshiは自らの出自や目的については口を割らず、自らを"旅人"と称していること以外、ほとんど情報を提供しない。そのため、SCPA-JP-01086の真の目的や背景については謎に包まれています。

また、SCPA-JP-01086の影響を受けた個体はしばしば幻覚や幻覚に襲われることが報告されています。Wataboshiが周囲に発する不可思議な光や音も、周囲の者に幻覚を引き起こす原因とされており、その現象はSCPA-JP-01086の異常な能力の一部であると考えられています。現在、SCPA-JP-01086との接触は慎重に制限されており、一般職員の立ち入りは厳に禁じられています。追加情報:
SCPA-JP-01086の周囲に漂う異臭が、その異常性を示す重要な要素であることが判明しています。この異臭は人々に様々な反応を引き起こし、長時間にわたって接すると幻覚や錯乱を引き起こすと報告されています。さらに、一部の研究員はSCPA-JP-01086を接することで異臭が体内に浸透し、身体的な不調を訴える例も報告されています。この異臭の正体や影響力については、現在も研究が続けられています。

過去の記録によれば、SCPA-JP-01086が出現すると周囲の気温が異常に上昇する現象が観測されています。特にWataboshiが発する光や音が強調される場合には、周囲の環境に極めて高い熱量が発生し、周囲の物体や生物にさまざまな影響を及ぼすことがあります。この現象が発生すると、SCPA-JP-01086がいるエリアは極めて危険な状況に陥り、周囲の生命体に対するリスクが高まるため、適切な対応が急務となる。

さらに、SCPA-JP-01086の存在が感知されると、周囲の電子機器に異常な影響が現れることがあります。信号の乱れや機器の停止、記録データの消失などが報告されており、Wataboshiの出現が周囲のテクノロジーにも深刻な損害をもたらす可能性があることが指摘されています。これらの異常な現象はSCPA-JP-01086の謎を解明する上で重要な手がかりとなる可能性があるため、十分な注意が必要です。

補遺:
最近の研究により、SCPA-JP-01086が持つ異常な能力について新たな発見がなされた。実験結果から、Wataboshiの周囲には強力な心理的影響が及ぼされることが明らかになった。SCPA-JP-01086が視線を合わせるだけで、観察者は不安や恐怖、絶望感などの否定的な感情に襲われることが報告されています。この影響はWataboshiの意図的な行動であるか、それとも本能的な能力なのかについては今後の研究が求められています。

さらに、SCPA-JP-01086が発する異常な光による幻覚が、観察者の精神に深刻な影響を及ぼす可能性が指摘されています。一部の被験者はSCPA-JP-01086の存在を否認し、幻覚によって自らの認識を歪めることが観察されています。このような状況下では、SCPA-JP-01086に関連する情報の収集や研究が一層困難となる可能性があり、対策の検討が急務となっています。本補遺の情報を基に、SCPA-JP-01086の収容や研究方針についての見直しが検討される予定です。

注意事項:
SCPA-JP-01086に接近する際には、慎重かつ積極的な姿勢で接することが重要です。Wataboshiとのコミュニケーションにおいては、冷静さを保ち、攻撃的な態度を取らないように注意してください。SCPA-JP-01086の異常な挙動や感情変化には即座に対応し、隔離手段を用いて危険を最小限に抑えるようにしてください。SCPA-JP-01086の研究や取り扱いに際しては、高いレベルの機密保持が求められるため、情報の漏洩には厳重に警戒してください。

記録番号:
SCPA-JP-01086

報告者:
あ

承認者:
Site-81長官 ███████ █████