特別収容プロトコル:
SCPA-Ayafushiは、全ての研究員や職員に知らせることなく、警備員によって二重ロックのある特別な観察室の中に保管されます。SCPA-Ayafushiには広々とした部屋が必要ですが、その部屋にはSCPA-Ayafushi以外のものは置いておかないでください。
SCPA-Ayafushiには安全な使用方法は存在しないため、観察室に侵入することが攻撃からSCPA-Ayafushiを守る一手段とされる場合があります。SCPA-Ayafushiの搬送中に破損し、内部から虚像が出現した場合は、直ちに警備員団に報告して、観察室への封鎖を行います。
SCPA-Ayafushiの観察室内の詳細な映像は、SCPA-Ayafushiの分解なしでは解析が不可能なため、観察室内の常時録画を開始してください。 SCPA-Ayafushiの観察は高度なクラスDおよびクラスCスタッフによってグループで行われ、極秘情報として分類されるため、収容違反は厳罰に処されます。

説明:
SCPA-Ayafushiは、直径2メートル程度の円形の鏡のようなオブジェクトです。SCPA-Ayafushiには特殊な能力があり、視覚的なイリュージョンを投影することができます。SCPA-Ayafushiの能力は長時間持続するため、被験者にとっては幻覚を引き起こし、時には聴覚的、触覚的な幻覚まで重ねて現れることがあります。投影された幻覚は非現実的で、部分的に残像が現れたり、朦朧とした模糊した印象を与えます。

SCPA-Ayafushiの視覚的な能力は、それを最初に使用した外部のグループによって初めて発見されました。SCPA-Ayafushiは彼らによって偶然発見され、その後SCPA Foundationによって保護されました。SCPA-Ayafushiは、特殊な磁気イメージングと分光法で分析され、複数の危険な異常性質を発見されました。

投影された幻覚は、細胞に影響を与えるため、被験者に複数の異常な症状を引き起こす可能性があります。SCPA-Ayafushiの能力は、施設に影響を与える恐れがあるため、観察室内で厳密に管理されています。SCPA-Ayafushiを操作する際には、高度な専門技術と極秘情報の保護が必要です。 緊急時にはSCPA-Ayafushiの分解が必要かもしれませんが、これは非常に危険であり、収容違反とされます。

SCPA-Ayafushiの投影された幻覚は、被験者により異なるようですが、一般的に煌めく光のオーラを現れます。投影された光は、被験者の感覚器官に直接作用し、様々な覚醒状態や幻覚を引き起こす可能性があります。SCPA-Ayafushiは、特に精神的な症状に影響を与える可能性があります。深刻な幻覚により、被験者には暴動、攻撃性、または幻覚により自身の身体を損傷することがあるため、SCPA-Ayafushiの使用は危険を孕んでいます。

SCPA-Ayafushiの周囲には、貴重な素材から作られたケージが取り付けられており、その結晶が投射を弱めるために役立っています。 また、SCPA-Ayafushiの中央には強力な磁場が設置され、幻覚の投影を調整しています。SCPA-Ayafushiを使用する際には、複数のクラスCスタッフが常時観察室に配置され、報告書を作成します。報告書には、投影された幻覚や関連する変化について詳細が記載され、これはSCPA Foundationのその後の研究に大きく貢献しています。

SCPA-Ayafushiの所在地や使用方法については、SCPA-Ayafushiを使用する際には、監視カメラによって記録されています。SCPA Foundation内でのSCPA-Ayafushiの管理チームはその使用を厳格に監視しています。 これは、SCPA-Ayafushiが発生する潜在的な危険のため、SCPA Foundationによって厳重に管理され、全てのSCPA観察施設の最高機密の一つになっています。SCPA-Ayafushiの特殊性は、投影されたイリュージョンの持続時間にあります。SCPA-Ayafushiによって引き起こされた幻覚は、通常の幻覚よりも持続時間が長く、場合によってはその影響は数日、数週間にわたって持続することがあります。それに加えて、被験者の個人的な創造性に影響を与える恐れがあるため、SCPA-Ayafushiが投影する幻覚の効果には個人差があるとされています。

SCPA-Ayafushiを操作するために必要なスキルと知識は非常に高度で、専門的な技術と設備が必要です。SCPA-Ayafushiは、その極めて高度なモノサイエンス技術と非公開情報の保管のため、SCPA Foundationで絶対的な機密性が保たれています。

SCPA-Ayafushiが破壊された場合は、その損傷が制御できなくなり、投影された幻覚が被験者の自由意志に依存することがあります。そのため、SCPA-Ayafushiは常に搬送中に破損しないよう、注意を払うようにしてください。SCPA-Ayafushiの故障や損傷が発生した場合は、すぐに収容違反のリスクがあるため、SCPA Foundationに報告するようにしてください。

SCPA-Ayafushiは、実験により多数の変異体が報告されています。SCPA-Ayafushi-1は、目に見えないものを投影することができ、SCPA-Ayafushi-2は、過去の人物や事件を映し出す能力を持ちます。SCPA Foundationは、このような異常な状態を特に管理しています。

SCPA-Ayafushiは、多数のクラスDスタッフとクラスCスタッフによって評価・研究され、報告書により分類・評価されています。SCPA Foundationは引き続きSCPA-Ayafushiの管理および発見に対して厳しい規制を行い、SCPA-Ayafushiの使用事故や怪我事故のリスクを抑えつつ、この不思議なオブジェクトの研究を進めることを目指しています。

補遺:
あるSCPA-Ayafushiの実験により、SCPA-Ayafushiの持続時間および投影されたイリュージョンが、遠隔的に視覚的および聴覚的刺激をもたらすことが報告されました。 これは、SCPA-Ayafushiを使用しなくても、二次の影響を生じる可能性があることを示しています。この報告書には、SCPA-Ayafushiの操作および使用に関するSCPA Foundationのポリシーを 更新する方針が示されています。

SCPA-Ayafushiの操作を適切に行うためには、SCPA Foundationにより指名されたスタッフが、高度なスキルと知識を身につけ、投影されたイリュージョンの影響を成果物に分析する必要があります。SCPA Foundationは引き続き、SCPA-Ayafushiの管理に尽力しており、パーソナルプロテクション装備の使用、禁煙規定の履行といった指針を警察力に徹底させることで、スタッフへの影響を最小限に抑えるよう努めています。

SCPA Foundationは、SCPA-Ayafushiの未解明な要素および病理学的遺伝子の影響を十分に理解しており、今後もSCPA-Ayafushiを支配する広範囲の考え方に取り組むことを決意しています。SCPA-Ayafushiの研究は趣味ではなく、人類にとって危険な存在であることが確実であり、SCPA-Ayafushiを効果的に分析し、可能な限り合理的かつ間違いのない情報を提供するため、SCPA Foundationには高い期待が寄せられています。

注意事項:
SCPA-Ayafushiは非常に危険なオブジェクトであり、接触には高度な専門技術と訓練が必要です。SCPA-Ayafushiを操作する前に、暴露に関する適切な実験と評価を行う必要があります。SCPA-Ayafushiに対する過度の関心は、危険を育み、極めて重大な影響をもたらす可能性があるため、最小限に留めるべきです。

SCPA-Ayafushiには、一般的な鏡とは異なる高度なエネルギー操作が必要です。訓練されていない人が決定に携わる場合は、SCPA-Ayafushiの使用に関する指示に従わないことは厳禁です。SCPA-Ayafushiを無闇に操作しないでください。危険な副作用が現れる可能性があるため、使用制限も大変に厳しいです。

SCPA-Ayafushiを保管する観察室は、SCPA-Ayafushiの避難計画および干渉計画が十分に明確に定義されているように注意深く監視する必要があります。SCPA-Ayafushiを使用する際は、複数の確実な手順に従い、障害、突然の停電、システムレベルの障害などの可能性に対して準備をしてください。

SCPA-Ayafushiの使用には、訓練された研究員による監督が必要です。SCPA-Ayafushiの管理に関するすべての情報は、実際の使用から最高機密まで、適切にラベルが付けられます。 SCPA-Ayafushiの使用に不適切な操作が続く場合は、直ちに上層部に通報して報告してください。

記録番号:
SCPA-JP-00587

報告者:
█████ ██████ 博士

承認者:
█████ ██████ Site Director