特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00386（「クッキングパンドラ」）は、物理的には非常に小さい透明な容器内に収容されるべきです。この容器は、常時保管する際に恒常的に厳密に検査され、外来者をさらに物理的に遮断するため、複数の遮蔽材料の層を有する奥深い地下施設の保管室内に保管されるべきです。SCPA-JP-00386を明らかに破損させる行為、または物理的に操作する試みをした場合は、直ちに特別対応チームに報告しなければならない。

説明:
SCPA-JP-00386は、通常の鍋などと区別することはできない外観を持つ料理用具です。SCPA-JP-00386は、いかなる材料やレシピを使っても、調理される物質が未知の異種生物になることが特徴です。

SCPA-JP-00386で得られた異種生物は、いずれも異常な見た目や性質を有する。病原微生物、抗ディオキシン剤、神経ガス、興奮剤、セロトニン再取り込み阻害剤など、さまざまな種類の化合物や物質を含むことが観測されています。

SCPA-JP-00386が発する放射線エネルギーが、分子の構成を変化させ、他の物質と反応し、化学的および物理的な変化を引き起こす仕組みが解明されています。SCPA-JP-00386を使用すると、通常の調理方法と比較して膨大な数の異常事象を引き起こすため、SCPA財団はSCPA-JP-00386の使用を禁止しています。

SCPA-JP-00386に触れたあらゆる物質は、物理的には観測できない異常な放射線に曝露されるため、SCPA-JP-00386を保有する個人は、常に極めて厳格な安全基準を守らなければならない。SCPA-JP-00386の保有者が、SCPA-JP-00386によって調理された異種生物を不注意に扱うと、自分自身および周囲の人々に対する重大な身体的リスクが存在する。

SCPA-JP-00386の効果は、使用された材料やレシピに不明な要素が含まれている場合でも、不確定性プリンシプルに基づくランダム性を有する。従って、 SCPA-JP-00386によって調理された異種生物は、食べても問題ないものから、直接死に直結するものまであり、その結果特定の味のある食物ができる可能性があるため、SCPA-JP-00386による食事を嗜好品として提唱することは許可されていない。

SCPA-JP-00386の起源は不明です。SCPA財団は、SCPA-JP-00386がいつ開発または製造されたのかを把握できていない。現在、SCPA-JP-00386は、幾つかの未解決の異常現象と関連していると考えられているが、これらの関係はまだ明らかでない。

SCPA財団は、SCPA-JP-00386が誤使用された場合、またはSCPA-JP-00386の放射線放出による影響が周囲の人々または環境に影響を与えた場合、適切な措置を実施することを要求する。SCPA財団は、SCPA-JP-00386が正しく保管され、扱われ、使用されることを監視および維持する。

SCPA-JP-00386の破損を避けるため、SCPA-JP-00386は常時保管する際に恒常的に厳密に検査され、物理的に遮断するため、層を有する地下保管庫の保管室内に保管されることが必要です。さらに、SCPA-JP-00386には特別なラベルを付け、SCPA-JP-00386を特定しなければならない旨が明示されています。SCPA-JP-00386によって調理された異種生物は、異常な条件下での遺伝子突然変異など、異常な変化への耐性を持つことが多く、これらの異種生物は財団の研究分野であるバイオテクノロジー分野において重要な情報源となっています。SCPA財団は、SCPA-JP-00386によって生み出された異種生物を分析し、その中にある特定の生物学的特徴のみを抽出および合成し、特定の治療方法や技術を開発することに成功しています。

SCPA-JP-00386は、未知の種類の異種生物を生成するため、SCPA財団はSCPA-JP-00386の再現性を確保し、既知のバイオテクノロジー技術を用いて異種生物の調理を再現するための試みを継続しています。これまでのところ、SCPA財団はSCPA-JP-00386によって生成された極端な異種生物を再生産するのに成功しており、これらの生物は、SCPA財団の科学研究分野におけるアドバンストテクノロジーの分野に応用されています。

SCPA財団は、SCPA-JP-00386によって生成される製品が耐久性に優れることに気づいており、この特性は、化学や物理学に応用されています。SCPA財団はSCPA-JP-00386を、有害な化学物質や放射性物質を処理するための高強度容器の製造にも活用しています。

SCPA-JP-00386は、不可逆的な異常現象を引き起こす危険があるため、SCPA財団はおおむねSCPA-JP-00386に関する情報公開を制限しています。一部の研究者および財団メンバーのみが SCPA-JP-00386の実験や調査を行い、SCPA財団の目的に基づいた研究目的での使用に限定されています。

補遺:
SCPA-JP-00386の例外的な性質および効果を勘案して、SCPA-JP-00386に関する情報公開は一般的に制限されています。SCPA-JP-00386を取り巻く厳重な規制に従わず、SCPA-JP-00386によって生成された未知の役に立たない異種生物の調理によってSCPA財団にダメージを与えた個人や団体は、重罪に問われる可能性があることに注意しなければならない。

SCPA財団は、SCPA-JP-00386から得られた異種生物の適正な処理や廃棄について地方自治体から承認を得る必要があります。SCPA-JP-00386の操作または持ち運びは、訓練されたSCPA財団メンバーと適切な設備と方法を備えた場所でのみ行われ、SCPA-JP-00386を操作する対象者は、正当な目的のためにのみその権限を付与されることがあります。SCPA財団は、SCPA-JP-00386の保安措置を強化し、SCPA-JP-00386によって生成された異種生物が流出するリスクをさらに軽減するため、新しい技術を取り入れ維持しています。

注意事項:

1. SCPA-JP-00386を調理器具として開封する行為、または異物を投入して作物類を調理する場合など、SCPA-JP-00386の不適切な使用は、悲惨な結果を生み出す恐れがあります。SCPA-JP-00386によって調理された異種生物の取り扱いには、必ず特別な処置を施し、SCPA財団の指示に従うこと。

2. SCPA-JP-00386によって調理された異種生物の消費は、禁止されています。SCPA財団の極めて厳密な検査および取り扱いプロトコルに従い、SCPA-JP-00386によって調理された異種生物の分解・廃棄についても遵守すること。

3. SCPA-JP-00386にアクセスするには、特別承認書による認可が必要であり、SCPA財団の指示に従わなければならない。SCPA-JP-00386を保有する者は、常に厳密な収容プロトコルを遵守し、注意深く監視する必要があります。

4. SCPA-JP-00386によって調理された異種生物の性質が判明する前に、SCPA財団の対策および対処方法が整備されているため、一切の自己判断や個人的な対処を禁止する。SCPA財団から指示を受けた場合にのみ、SCPA-JP-00386に関する業務を行わなければならない。

記録番号:
SCPA-JP-00386

報告者:
SCPA-JP-00386研究チーム、Dr.█████等

承認者:
Site-██ 立ち入り制限地域責任者 Dr.█████