特別収容プロトコル:
SCPA-A-JP-00177「青い…何だっけ」は、特別な保管が必要ありません。日常的な財団施設内において、一般的な保管棚に他の非異常アイテムと同様に保管してください。ただし、アイテムに異常な変化や影響が現れた場合は、直ちに上級職員に報告し、追加の対処が必要となる可能性がございます。保管場所周辺での定期的な監視も実施し、異常な現象の発生が確認された場合は速やかに適切な対処を実施してください。

説明:
SCPA-JP-00177は、一見すると単調でありながら不可解な特性を持つアーティファクトです。アイテムは一般的な見た目の物体であり、その外観は特筆すべきものがない。しかし、人間がこのアイテムを見つけると、しばしば「青い…何だっけ」という言葉を連呼する異常行動を示す。この言葉は被験者全員に共通するものであり、その意味や由来を問われても被験者は答えることができない。さらに、この言葉は繰り返し口に出されることがあり、その際には被験者の口調や表情に変化が見られることもある。

SCPA-JP-00177の効果は個体によって異なり、長期間にわたる接触が異常な影響をもたらす可能性があることが報告されています。被験者はこの言葉を口にするだけでなく、徐々に行動や思考に変調をきたすことがあり、精神的な健康状態にも影響を及ぼすことが懸念される。そのため、このアイテムの影響を受けた個人については定期的な精神健康チェックが必要とされる。また、アイテムの安全性や収容管理についても引き続き検討が必要であると考えられる。

SCPA-JP-00177に関するさらなる調査により、アイテムが人間の記憶に特異な影響を与える可能性が示唆されています。被験者の中には、SCPA-JP-00177を目にした後、青い色や何かを思い出す際に特定の記憶にアクセスしにくくなるとの報告があります。特に、過去にトラウマや心的ストレスを抱えている個体ほど、この影響が顕著に現れる傾向があることが観察されています。

さらに、SCPA-JP-00177の影響下にある個人の脳波活動に異常が見られることが新たな研究により明らかになっています。特に、被験者が「青い…何だっけ」と口にする際に、特定の脳神経活動パターンが観測され、通常の思考や発話とは異なる脳内プロセスが働いていることが示唆されています。

このような新たな情報を踏まえると、SCPA-JP-00177が持つ異常性は従来よりも複雑で深層なものである可能性が高い。今後の研究によって、このアーティファクトの正体や影響メカニズムについて一層深く理解を深める必要があるだろう。SCPA-JP-00177の研究チームは、アイテムが放つ微弱な霊的エネルギーの存在を示唆する現象に遭遇しました。特定の状況下でアイテムが発する青い光が、周囲の空間に微妙な変調をもたらし、被験者や研究員に一種の異様な感覚をもたらすことが確認されています。この青い光は人間の脳波活動にも影響を与え、特定の思考パターンを促す可能性があると考えられています。

さらに、SCPA-JP-00177に対する放射線や電磁波の測定が行われました。驚くべきことに、アイテムは通常の物理法則に照らし合わせては存在しえないような放射線を微弱ながらも発していることが判明しました。この異常な放射線の性質やその影響はまだ解明されていないため、今後の研究が重要とされています。

これらの新たな発見により、SCPA-JP-00177が単なる物質的な存在に留まらず、霊的および異次元的なパラメーターを持つ可能性が高いと判断されています。今後の研究と観察を通じて、アイテムの真の性質を解明し、適切な管理と対処が行われることが期待されています。

補遺:
SCPA-JP-00177の影響を受けた職員が、アイテムに対する恐怖心や強い興味を抱くことが確認されています。特に、SCPA-JP-00177の展示や触れ合いにより、職員が不安感や異常な興奮状態に陥るケースが報告されています。このような影響を受けた職員に対しては、適切なカウンセリングや心理支援を提供することが重要であると考えられます。

また、SCPA-JP-00177には他の異常アーティファクトとの相互作用の可能性が指摘されており、特に異常性が強いアイテムとの接近は深刻な影響をもたらす可能性があることが懸念されています。このため、SCPA-JP-00177が他のアーティファクトと一緒に収容される場合には、慎重な検討と隔離が必要とされます。

最後に、SCPA-JP-00177の研究チームは引き続きアイテムの異常性と潜在的な危険性について詳細に調査を進めています。将来の実験や観察を通じて、SCPA-JP-00177が持つ真の姿とその影響を徹底的に解明することが、財団の安全確保に不可欠であるとされています。

注意事項:
SCPA-JP-00177に接する際は、被験者や関係者の精神状態を適切にモニタリングし、異常な行動や言動の変化を注意深く観察することが重要です。定期的な精神健康チェックの実施や、アイテムの影響を受けた者への支援体制の整備が必要とされます。さらに、SCPA-JP-00177が引き起こす異常な言動に対処するためのプロトコルを熟知し、迅速かつ慎重な対応を取るようにしてください。アイテムの不定要素に留意し、常に警戒を怠らないようにしてください。

記録番号:
SCPA-JP-00177

報告者:
SCPA生産者

承認者:
Site-81 責任者Dr. 夜木