SCPA-JP-00234 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00234

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:
SCPA-A-JP-00234は特別な収容が必要です。SCPA-A-JP-00234の保管用のセルは4m×4mの広さが必要であり、床には厚さ5cmの白い線を引くことでSCPA-A-JP-00234を制限範囲内に留めてください。SCPA-A-JP-00234の観察には、常に2名以上の観察員が同時に立ち会うことが必要です。SCPA-A-JP-00234が発動した場合、SCPA-A-JP-00234内の観察員は扉から直ちに後退し、紅い警告灯を点灯させ殺虫スプレーを噴射しなくてはなりません。SCPA-A-JP-00234を保管用のセルから出さないでください。

説明:
SCPA-A-JP-00234は、逆向きに歩く人間の幽霊のような存在です。SCPA-A-JP-00234は触れられず、撮影や録音は一切できません。SCPA-A-JP-00234は、顔が後ろを向いた人間で、通常の歩行速度で歩き続けます。SCPA-A-JP-00234が発見されてから数秒で、SCPA-A-JP-00234の近隣にいる全ての人間が、瞬時に後ろ向きに姿勢を変えるという異常な現象が発生します。SCPA-A-JP-00234は発見時以降、時間帯を問わず歩き続けます。SCPA-A-JP-00234は、十分な幅のある、直線的な道を歩き続けます。SCPA-A-JP-00234が直線的な道にあたらない場合、硬質な壁に当たるまで止まらず突き進みます。SCPA-A-JP-00234を追うことは可能ですが絶対に触れないでください。

追加情報:
SCPA-A-JP-00234に囲まれた環境では、人間が後ろを向いたままになり、場合によっては足を引きずりながら生活するようになる異常が発生します。SCPA研究員の実験によると、SCPA-A-JP-00234が異常現象を示す理由は不明です。SCPA-A-JP-00234は、SCPA-173やSCPA-096などの攻撃的なSCPAと比較して、明確な危険性はありませんが、SCPA-A-JP-00234の逆向きの行動パターンが人間に対する極度のストレスを引き起こすことがあることに注意してください。

参照文献:

• SCPA-A-JP-00234実験ログ
• SCPA-A-JP-00234に関する報告書

機密度のレベル:
機密

注意事項:
SCPA-A-JP-00234の保管セルから出すことは絶対にできません。SCPA-A-JP-00234が幽霊のように見えることによってSCPA-A-JP-00234を軽視してはなりません。SCPA-A-JP-00234の周りには、SCPA-A-JP-00234に囲まれた環境で生活にストレスを感じている被験者がいました。SCPA-A-JP-00234の発見後、被験者へのアドバイスとして、被験者自身が主犯でない限り、SCPA-A-JP-00234に背を向けないようにすることを推奨します。

記録番号:
SCPA-A-JP-00234実験ログ

報告者:
██████████ 博士

承認者:
██████████ 博士