特別収容プロトコル:
SCPA-JP-01383は、収容施設の観測室内に鏡を備えた専用の部屋に保管されます。この部屋は常に清潔かつ絶えず照明が点灯しており、鏡の表面には特殊な加工が施されています。SCPA-JP-01383へのアクセスは財団職員のみが許可され、接触時には特殊装備が必要です。SCPA-JP-01383が示す異常な影響を監視するため、部屋は常時監視カメラで監視され、異常が検出された場合には即座に対処が行われます。

説明:
SCPA-JP-01383は、一見すると普通の円形の鏡のように見えますが、その鏡に映し出される映像は現実とは異なる異常な光景となっています。被験者が鏡に映し出された光景を見ると、鏡の中の世界に引き込まれることが確認されています。引き込まれた被験者は現実世界での自己意識を失い、鏡の中の世界で新たな人生を送ることになります。

さらに、SCPA-JP-01383を通して見ると、過去や未来の出来事が映し出されることがあります。被験者は自分や周囲の人物の未来を窺うことができるが、その情報が現実と一致するかどうかは保証されていません。SCPA-JP-01383は不安定な異常性を持ち、使用することが予測不能な結果を招く可能性があるため、慎重な取り扱いが必要です。

追加情報:
SCPA-JP-01383は、一度鏡に映し出された世界に引き込まれた被験者が、現実世界に戻ることが困難であることが報告されています。引き込まれた被験者は時間の経過に伴い、鏡の中の世界に溶け込んでしまい、その存在が現実世界から消滅します。慎重な管理が必要なことから、SCPA-JP-01383へのアクセスは厳重に制限されています。

また、SCPA-JP-01383を介して覗く世界には、しばしば奇怪な存在や光景が現れるという報告があります。被験者はそれらの存在と接触することができ、その影響を受ける可能性があります。このような未知の異常性に備えるため、SCPA-JP-01383の研究と管理は非常に慎重に行われています。追加情報:
SCPA-JP-01383の影響を受けた被験者から得られた報告によれば、鏡の中の世界では時間の流れが現実世界と異なることが確認されています。被験者が鏡の中にいる間、数時間の滞在が現実世界では数日に相当する時間が経過しているという報告があります。この時間のずれは、鏡の中の世界が現実とは異なる次元や時間軸に存在している可能性を示唆しており、SCPA-JP-01383が持つ異常性の複雑さを浮き彫りにしています。

さらに、SCPA-JP-01383を通して覗かれる世界には、現実世界とは異なる地理構造や未知の存在が確認されています。被験者が鏡の中で体験する光景は、現実の理法には曖昧な点が多く、その世界がどのような原理に基づいて構築されているのかについての研究が今後の重要課題となっています。SCPA-JP-01383の奥深さと異常性は、研究者たちを深い謎に誘う存在であることを示しています。

補遺:
SCPA-JP-01383の鏡の中に映し出される異常な世界についての研究が進行中です。最近の実験により、鏡の中の世界には異なる現実が同時に映し出されるという現象が確認されました。被験者が鏡を覗くと、複数の異なる風景や出来事が同時に映し出され、それらが互いに干渉しあう様子が観測されています。

この異常な現象は研究者たちを驚かせると同時に、SCPA-JP-01383が持つ異常性の深さを示すものとして注目されています。今後の研究により、鏡の中の世界における異なる現実の関係性や影響について詳細を解明し、SCPA-JP-01383が持つ真の性質を解明することが期待されています。

注意事項:
SCPA-JP-01383に接触する際は、必ず適切な保護装備を着用してください。SCPA-JP-01383を通して見た情報には現実との関連性が曖昧な場合があり、その影響を受けることで精神的な負荷が生じる可能性があります。異常な影響を感じた場合には直ちに報告し、精神状態の安定を確保するための措置が取られます。SCPA-JP-01383は慎重に取り扱い、不必要な接触を避けるようにしてください。

記録番号:
SCPA-JP-01383

報告者:
あ

承認者:
Site-81長官、O5評議会