SCPA-JP-00336 報告書

アイテム番号: SCPA-JP-00336

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:
SCPA-JP-00336は、SCPA財団の最も厳格な規定を用いて収容される必要があります。SCPA財団施設の下層階層を通過し、極力休息をとりながら隔離された特定の場所に移送して収容します。SCPA-JP-00336へのアクセスは、認証された職員および警備員によって制限され、防音室での監視下でのみ許可されます。SCPA-JP-00336の空気中の微小粒子（肉眼では見ることができない）を取り込むことができる保護マスクとスーツは必須です。

説明:
SCPA-JP-00336は、見つけた場合に収容するためにSCPA財団によって築かれた最大の構造物です。SCPA-JP-00336は直径16キロメートル、深さ5キロメートルの、侵入のためにほとんど抗しがたい岩盤のような壁によって囲まれています。SCPA-JP-00336の入り口は、壊衝装甲車よりもずっと大きく、門の上にはSCPA財団のエンブレムが描かれています。SCPA財団は、SCPA-JP-00336がいかなる意図を持って建設されたかは知りません。SCPA-JP-00336の機能を理解することもできていません。SCPA財団は、この建造物が建物の内部で特定の現象と関係している可能性が極めて高いと結論付けています。

SCPA-JP-00336内に入ると、誰もが場内の空気にかすかに感じる少しの濁りを感じるでしょう。徐々に、巨大構造物の外部から内部に関係する地震的な振動を感じ取ります。音、振動、構造物内部の空気の揺らぎが、すべての人をSCPA-JP-00336内部に取り込みます。人々の感覚がSCPA-JP-00336に入り込むことで、この構造物は少しずつ彼らの命を削るようです。

SCPA財団スタッフは、SCPA-JP-00336の調査の際、施設の内側に浮遊している異常な物質（肉、血液、人形、破片など）を確認しています。SCPA財団の開発者たちはこれを分析し、SCPA-JP-00336が仮想空間であるという結論だけを導き出しました。しかし、特殊な機器や技術で詳細な測定が行われたとき、その地方の多くの命が、SCPA財団の地球上の所在と、次元に跨った共振によってもたらされた恐ろしい地震によって失われたことを示唆するものがありました。

SCPA財団の報告によれば、SCPA-JP-00336は、力を引き出すために外部生命体の精神を消磁し呼び起こすことができます。原住民や旅行者など、他の存在が無意識にもこれらの力を引き出す要因になっています。SCPA財団はSCPA-JP-00336が含む現象の予知および回避に多大な努力を惜しまずに行っていますが、多くの誘因により、場内に犠牲者をもたらしたと報告されています。

追加情報:
SCPA財団の研究員および技術者は、SCPA-JP-00336を運用するための権限を取得するために多大な努力をしています。SCPA-JP-00336の収容は、その謎を解決し、SCPA財団からそれを分離する取り組みの一環であることを確信しています。SCPA財団は、全ての努力がこの目標に向けられていることを強調されています。

参照文献:

• 【SCPA財団】SCPA-JP-00336 2021年1月号
• SCPA財団2022年度報告書

機密度のレベル:
Top Secret

注意事項:
SCPA-JP-00336の分析、収容、維持管理には、SCPA財団の需要に応じています。SCPA財団職員および技術者は、対応する訓練、資格、文書に応じて、スキルベースの開発に専念しています。SCPA財団職員および技術者は、SCPA財団の機密性に関する要件に従い、指示命令を把握するための上司の指導を受けています。

記録番号:
Incident Report-SCPA-JP-00336-01

報告者:
SCPA財団研究員、██████医学博士

承認者:
SCPA財団施設長、██████博士